ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 2

梁からポタ餅、観てきました。
劇場で観たのは「アズカバンの囚人」だけで、あとはビデオやテレビでしたからねー。最後くらいはちゃんと足を運んでやろうかと。

3D版だとレイトショーの割引がないから、というセコい理由だけじゃなくて、過去の作品(世界観)を平面で見慣れているからという積極的な理由で2D版を選択。あちこち3Dを意識した画面構成もありましたが、全体のトーンが「スペクタクル映画」というよりも「戦争映画」に近かったので、2D版の方が落ち着いて観られたかなと結果オーライな感じでした。

で。性根の腐ったオトナである私にとっては、ストーリーに意外性が感じられなかったにせよ、面白かったですよ。いろいろ過去作品のネタを拾って、キチンとケリをつけてくれてましたし。たぶん、第1作からハリーと同じ年代で観続けていた人は、没入度が高いのだろうなぁと羨ましく感じるのだけれど、こればっかりは仕方ない。その代わり、私らは「スター・ウォーズ」がリアルタイムだったわけだし!

ちょと可哀想なのは、メガネ親父さんの扱われ方。
影が薄かっただけ、じゃなかったんだー。

もひとつ薄かったといえば、ロンの髪。
時の流れって、残酷。

ブレンパワード

なーんか無性にロボットアニメを見たくなったのです。それもトミノもの(笑)。世代的なこともあって、おおよその富野作品はリアルタイムで見ていたのですが、「ブレンパワード」はWOWOWの番組だったから、見逃していたのですね。

結論から言うと、星3つ中で★★てなトコロでしょうか。先に「overman キングゲイナー」を見ていたので、あのフッきれた感からすると、もの足りないものがありました。Wikiによれば「Vガン」で疲れた富野さんのリハビリ作品らしいので(→link)、その後の「ターンエー」から「キングゲイナー」への流れを思えば腑に落ちる感じです(って、私ゃターンエーは本放送をツマミ見してあとから劇場版をレンタルしたクチですが)。全26話と短いから、かったるさは感じられませんけれど、ストーリー展開は、地味。

もう一度見直す気になるかというと、それはない、かな。

あと、「エウレカセブン」に通じる小ネタがチラホラあるなぁ、と思ったりして。自律的な生体マシンとか、地上の巨大異星体とか、バイタル・グロウブ(=トラパー)とか、ね。

私的な富野アニメランキング
1位:伝説巨神イデオン(当時、劇場版のプレイベントにも行きました)
2位:overman キングゲイナー(尻切れトンボであるけれど出色)
3位:戦闘メカ ザブングル(始めのうちは元気だったのになあ)

ちなみに、Wikiを眺めていたら「イデオン」を富野さんは好んでいないらしく、また、「ザブングル」で私が面白いと感じていたパートは富野さんが余り関与していたかった時期だったらしいので、それを思うとイヤな視聴者なのかもしれませんね。だいたい家族だ親子だとゆー、如何にもトミノ的なテーマが好みでないですし(笑)。ガンダム・シリーズは、余り思い入れがないです(だいたいが同じ展開なので)。

スカイライン -征服-

最後だし、レイトショーでハリポタでも観てやろうかなーと思いつつも、なーんか身体がダルくて3時間の長尺映画はちょとキツイ。したら、やさぐれていた時に見逃した(と、いう言い方も変ですが)「スカイライン」が本日で打ち切りだと。てなわけで、オーラスで観に行ってきました。

ま、最初っからオバカ映画のつもりでおりましたけど、案の定でした。ただし、悲しいかな突き抜けたオバカではない。かつ、ふた昔前の日本のSF映画(「首都消失」とか「さよならジュピター」とか)と同レベルの浪花節まじりの演出がカッタるかったなぁ。「クローバー・フィールド」くらいドライにまとめてれば、まだ良かったのかも。

私的には、前半の白人&黒人コンビが、どうしても「ロッキー」のロッキー&アポロにしか見えなかったあたりと、空に吸い上げられていく人々の光景が、大昔のアーケードゲームの記憶を呼び覚ましたあたりがツボでした。

総じて、名画座の2本立てで本命ついでに観るのが正解な映画。
でっかいテレビでもなければ、レンタルで観るのは疑問符。
(だって、ストーリー、ないもの)

まぁ、犬にでも食われてしまうのが適当な一本でしょう。

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