隙間収納に機材をまとめる

隙間収納を作ってから1週間が経過した今日、機材と配線を整理してやりました。
天面に NAS(QNAP TS-431P)と AirMac Express、底面左に ONU を据え…

縦板の右側面に有線 LAN ハブ、底面右に外付 3.5″ HDD(NAS のバックアップ用)、そして背面にテーブルタップを固定。

ビフォー/アフターで比べると、効果テキメン、すっきり爽快な感じ。

しかしながら、見えないところは相も変わらずスパゲッティ。本当は、こういうところこそスッキリさせたいのだけれど。まぁ、いいか。見えないところだし。

以上、隙間収納の話題おしまい! NAS のフル稼働中に妙な共振を起こさないことを願いつつ、トコロテン式作業の第2弾となるオーディオラックの手直しに向けて駒を進めますか。

隙間収納を作る

先日、オーディオ機器を新調したのを機に、オーディオラック周辺を整理してやることにしました。トコロテン式作業の一発目は、ラックの片隅を占めるネットワーク関連機器を束ね直す家具作りから。

先週末、ざっくり引いた図面を片手に、さくもと(DIY ショップ)で部材を物色。

パイン集成材(12mm厚、W300×L900mm)1枚と、図面の細板から転じたバスウッド丸棒(直径20mm、L900mm)3本、計二千円ちょいお買い上げ。スピーカーを自作したときと同様、店内で裁断してもらう。

部屋に戻り、切断面を紙やすりで均す。それからビス留め位置と脚取り付け位置などを罫書きして、ドリルで穴あけ。

してからに、木工用ボンドと木ネジでもって、そそくさと組み上げ。壁面なし構造ということもあって、当初は剛性を増す目的で柱(丸棒)6本のつもりでいたのだけれど、いざ組んでみると収納物の邪魔でしかなさそうなので四隅4本に変更。

そして、紙やすりで全体的に磨きを入れた段で作業に飽きてしまって、なんかもう、このままで良いかな?という気持ちになる。だがしかし。カビが大量発生した今年の梅雨を思い返して、ちゃんと表面処理してやることに。

近所のダイソーで、水性ニス(けやき)と万能ハケを購入。

ざざっとハケ塗り。思ってたより、黄色味が強い感じ。やすりがけが甘くて表面がザラザラなんだけど、ぱっと見はちゃんとしてそうに見えるから、まぁ、良いか。

あらかたニスが乾いてから、アジャスター機能付きの脚を取り付け。太いドリルの持ち合わせがなかったので、台座は本来の向きとは逆にネジ留め。どのみち、高床式にして床下にケーブルを這わせるつもりだったので、そこらへんはテキトーであります。

そして1週間後、機材を収納してやりました。

DENON RCD-M41:ごくごく真っ当。

昨年末、ONKYO CR-N775 で CDトレイの動作不良が生じてからというもの、ブルーレイ再生機で代替してみたり、DACヘッドホンアンプを挟んでみたりしながら、次の手立てを考えているうち、DENON か TEAC のコンパクトなCDデッキと、FX-AUDIO- の DAC とパワーアンプを組み合わせた CD 再生に特化した構成もいいかな、という心持ちになりつつありました。

だがしかし。いやちょと待てよ、そもそも俺、ゴチャゴチャするのが嫌になってフルサイズコンポからハーフサイズの INTEC 205 を経て CR シリーズまでダウンサイジングしてきたのに、また配線をのたくらせるのか?なんて疑問も頭に浮かんできて、いささか腹を決めかねていたのです。

そんな折、目前に迫ってきたのが、半導体不足に伴う値上げの第二波。アレコレ考えるのに飽きてきたこともあって、先月末、DENON RCD-M41SP をポチっとな。

RCD-M41 にしたのは、CR-N775 がイマドキのネットワーク機能を実装した代償に、基本的な音楽再生機能がコストダウンされてしまった気配を感じていた(先代 755 と比べて明らかに音が悪くなった)ので、わしゃもう余計な機能は要らんもんね、CD が心地よく聴ければイイんだもんね、という気持ちから。

左:ONKYO CR-N775 右:DENON RCD-M41

CR-N775 とは、基本的なスペックが近いです。
【775】W215 × H117 × D295 mm、2.7kg、実用最大出力 40W+40W(4Ω)
【M41】W210 × H115 × D309 mm、4.2kg、実用最大出力 30W+30W(6Ω)

両者の違いは、根本的なところでデジタル・アンプの 775 に対し、M41 はアナログ・アンプであること。また 775 と比較して M41 には、RCA アナログ出力がない、同軸デジタル入力がない(その代わり光入力が2系統ある)、USB がない、LAN がない、ネットワーク利用の再生機能(DLNA、Chromecast、AirPlay、各種サブスク等)がない、あたり。

ともあれ、設置。ほぼ同サイズなので、置き換えに余計な苦労なし。ONKYO 製スピーカー(D112-EXT)を繋ぎ、そそくさと各種設定を済ませ、早々に CD をかけてみれば…。

※音質関連の設定例
 Source Direct: ON, Super Dynamic Bass: OFF, Bluetooth: OFF, セットスピーカー最適化: OFF

音の輪郭がクッキリしてて、メリハリもある。ただ、なんか、ドライというか無機質な感じ。CD デッキに直接ヘッドホンを繋いで聴いた時の音色に近いんだけど、どうしたってスピーカーから出せる現実的な音量ではヘッドホンほどの迫力には至らないので、なにやら冷静に音楽をモニターしてるよな心地になりました。さらに言うと、男女ともにヴォーカルが弱目で、ちょっと奥に引っこんで聞こえる印象あり。

775 同様、M41 付属リモコン(写真 右)にも CD イジェクトボタンなし。
私ゃソコソコ使う人だったので、なんでなくすかって感じ。

某価格比較サイトでは、CR-N755 から買い換えた人が 755 ほどではないやとボヤいてましたけれど、その気持ちは分からんでもないです。以前の ONKYO 製品って、ウォーム&シットリ派が好みそうな音してたんだけど、この M41 は明らかにクール&ドライ派ですもの。両者のギャップは大きいですな。

じゃ、CR-N755 から 775 を経て M41 に至った私はどうかというと。二歩下がっていたところから一歩進めた気分になれたので、全然オッケーっす。音に対するメーカー間の方向性の違いなんざ、今の音に耳が慣れてしまえば忘れてしまうだろうし、問題なしっすよ。

総じて。音がすんばらしい!ほどではないものの、コストパフォーマンスが素敵な製品ではありましょう(今月から値上がりましたけどね)。きっと、高校生の頃の私にプレゼントしたら、素直に喜んでくれるんじゃないかな。LINE OUT がないじゃん、録音できないじゃん、って後から文句言われそうですが。

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