PENTAX DA 17-70mm F4:レンズ内モーターが弱体化。

しばらく前、気まぐれに DA 17-70mm を使ってやろうかなと、K-S2 に取り付けてみれば AF が作動しない。でも、モーターが回っている音はする。ただし、SDM ならではの静かな作動音ではなくって、ウィーンって唸る感じで。試みにフォーカスリングを指で軽く回してやると、その後はモーターが引き継いでくれる。これは、あれか。パワー・アシスト・フォーカスって新機能だな。

ともあれ、しばらく回していたら、そのうち普通に動くようになりました。なんせ使用機会の低いレンズなので、いささか長いこと防湿庫で横倒し保管していたものだから、モーターから繋がるギアのグリースが偏ったのかな?などと考えてみたり。

結局、その日はこのレンズを持ち出す気が失せてしまったので、改めて数日後に動作確認してみたところ、状態は更に悪化。リコー・イメージング HP の「簡易修理見積もり」によると、「オートフォーカス作動」の不具合で 12,204円なり。その程度で済むのであれば、と、ピックアップ・リペアサービスを利用して修理に出すことにしました。昨日申し込んで、本日集荷。お盆前に戻ってくると良いなー。

今回の件で調べた範囲では、ペンタのモーター付レンズだと DA 16-50mm や DA 50-135mm の初期生産品で SDM に関わる問題があったらしい。のだけれど。DA 17-70mm は、*ist D 時代に発売された DA 17-50mm の後継機だし、発売時期からして対策済みな気がする。それに、そもそものところで、一般論として SDM は一般的なモーターと比較して寿命が短いらしいので、まぁ、SDM とはソンナモノだと思って付き合うことにいたしましょう。静かな AF が喜ばしい状況ってやっぱありますものね。中古品とはいえ無下にはできませんわ。よって、なんであれ壊れる時には壊れるものさ(ふっ)、くらいの心持ちにて。

smc PENTAX-A ZOOM 35-105mm F3.5

A 35-105mm F3.5 は、Pentax Forums の情報によると生産期間が1984〜1989年、ザックリ30年前の高性能ズーム。*ist D が発売されて中古MFレンズが品薄になっていた2004年頃、つい購入しちゃったレンズです。以来、十数年でマトモに使用したのは、Super-A と *ist Ds と K10D で各1日ほど。いくらなんでもそりゃモッタイナイ話なので、先日フードを買って気分を盛り上げつつ、ここ3回の週末に犬の散歩がてらパチパチ撮影しておりました。

広角端。なんというか、昭和の安ズームな曖昧描写。
昭和の高性能ズームも、やはり歳には勝てぬ様子。
PENTAX K-S2 / smc A 35-105mm F3.5
35mm, f8, 1/250, ISO100, -0.3EV
中域。日陰のぶん曖昧な写りになるかと思いきや。
ゴチャゴチャさせなきゃフツーに使えそう。
PENTAX K-S2 / smc A 35-105mm F3.5
80mm, f5.6, 1/125, ISO200, -0.3EV
望遠端。ピーカン陽気で絞ってみても、
色が浅めで、ややスッキリしない感じ。
PENTAX K-S2 / smc A 35-105mm F3.5
105mm, f8, 1/320, ISO100, -0.3EV
望遠端。いつものシーサーくん。
柔らかさ加減は 平成の安ズームより好ましい。
PENTAX K-S2 / A 35-105mm F3.5
105mm, f8, 1/250, ISO100, -0.3EV

2年前、K10Dで開放近くで屋内撮影した写真が妙に片ボケしていた記憶があったのですが、今回の屋外写真では取り立てて問題ありませんでした。不思議に思って当時の写真を見直してみたら、症状は片ボケではなくハレーション? なんとなくレンズのクモリが原因ぽい感じ。逆光を避けて絞り気味に撮る分には、まだまだ使えそうです。

なお、犬を連れての MF&回転式ズームによる撮影は、かなり気忙しかったです(QSF対応の直進式ズームとかあれば良いのに)。また、APS-C では標準始まりの中望遠という焦点距離は、やっぱ普段使いではチョイスしづらいなぁ。柔らかーくポートレートで使う分には良いのでしょうけどね。

まぁ、気まぐれに、また使ってみるといたしましょう。

レンズプロテクターと、気まぐれにフードを買う。

先だって購入した DAL 50-200mm にプロテクター・フィルターをつけてやることにしました。その買い物ついでにメタルなフードも合わせポチ。

DAL 50-200mm 用のフィルターは、ケンコーの MC PROTECTOR NEO(49mm)。SP コートされてないレンズを剝き身で使うのに抵抗があったので買うことにしたものの、所詮は中古のキットレンズだから安いのでいーやと(笑)。

フードを逆被せした時、フィルターが突き出てキャップしやすくなる福音つき。

ついで買いしたフードは、ハクバの標準レンズ用メタルレンズフード(67mm)。

smc A 35-105mm F3.5 用に、と。

だがしかし、このフードを取り付けると、もともとレンズに付けていたレンズキャップが使えなくなることに後から気付きました。2種類のキャップを試してみたけど、どっちもダメ。フードの奥側に溝がなく、キャップのツメを受け止められないのです。

教訓:商品説明文には、事前にキチンと目を通しましょう。

やむなく 77mm の純正レンズキャップを追加購入。

K-S2 に取り付けたところ。カタチと質感は悪かないけど、鈍く黒光りする仰々しいレンズが、さらに仰々しくなりました。

いやね。このレンズ、今まで活躍の場がほとんどなかったものですから、たまには連れ出してやろうか、という気になっていたのです。そんな気分に煽られてのフード購入でありましたとさ。

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