Billy Joel : Streetlife Serenade 50周年記念盤

50周年記念デラックス・エディション CD(完全生産限定盤/2CD)

私が洋楽を聴き始めたのは、ビリー・ジョエルのアルバムで言うと Songs in the Attic (1981) あたり、やたらラジオからライブ版の Say Goodbye to Hollywood (さよならハリウッド)が流れていた頃でした。

以来、ビリー・ジョエルの新曲はリアルタイムで追っかけていたものの、70年代の曲はベスト盤収録曲止まり。アルバム単位で掘り起こすようになったのは、割と最近になってからで、通算5作目 The Stranger (1977) までは遡ってました。

そして昨年末、アルバムとして聴いたことのなかった3作目 Streetlife Serenade (1974) の 50 周年記念盤が出るよという記事を目にして、年明けにライブ盤付 CD を予約しておいたのです。それが、つい先ほど着荷。

ごく普通の CD アルバム(5作目 The Stranger)との比較

ピンポーン!とメール便じゃなくて宅配便で届いたから、なんでだろうと不思議に思ったら、一般的な CD のパッケージじゃなかったよ。デカかったよ。記憶の中のドーナッツ盤レコードサイズだよ。こりゃまた置き場所に困るなぁ…。

ともあれ、拝聴。声が若いです。空気が 70 年代です。Songs in the Attic や Greatest Hits Volume I(ビリー・ザ・ベスト 1枚目)収録曲が混ざってて、全く馴染みのない曲ばかりでないあたり、アルバム通して聴きやすかったです。ライブ盤も楽しげでヨカッタ。

ま、しばらくヘビロテしながら、同梱資料を堪能するといたしましょうか。

Mac mini (2024) 、現るる。

昨日、オクで落とした PENTAX super A の到着から間もなく、物騒な雰囲気の箱が届きました。近頃不調の Mac mini (2018) に置き換えるべく Apple ストアでポチった、Mac mini (2024) 参上です 。

外箱を開封。毎度、紙箱の折り方にひと工夫ある会社だこと。開封用のベロを破かずに開けようと試みましたが、無理でした。

化粧箱を開封。説明書の類は一切ありません。林檎シールのオマケもなし。

M4 Pro / 24GB / SSD 512GB / Gigabit Ethernet モデル

そして手に取る。事前に具体的な本体寸法を把握していなかったのだけれど、噂で聞いて勝手に想像していたよりは大きかったです(そういえば現物を見ないでポチってた)。手元の Mac mini (2018) と比べてフットプリントは明らかに小さいのですが、厚みがあるので容積的には 2/3 くらいの印象。重量感はありあり。

似たようなタイミングで届いた PENTAX super A との比較。横幅はほぼ同じ。グリップがある分 super A の方が持ちやすい。両者の間には 40 年近くの時間経過があることを考えると、こうして隣り合っているのが不思議な感じ。

噂の電源ボタン。確かにこりゃ、押しづらそうだわ。私は1日の終わりに電源を落とすタイプの人だから、ちょっと対策を考えなくては、かも。

さてさて。セットアップは、週末にでも

PENTAX super A:壊れて増える。

以前、ふと手にした時にシャッター速度設定ボタンが無反応になっていたことに気づかされた super A。それから5年が経過し、またしてもふと思い出して手に取ってみたのです。

工業デザインとしてはペンタの一眼で一番好き。次点で K-7、その次は意外と SFXかも。

もちろん、5年間放置している間に壊れたボタンが自然治癒しているはずもなく。手にしたついでになんとなく空打ちしていたら、ボタンの動作不良で 1/2000 に固定されているシャッター音と、シンクロ 1/125 のシャッター音が同じように聞こえる。あれ?なんか遅くね?速度に差がなくね?などと思いながら何度か空打ちしているうちに、今度は巻き上げレバーが動かなくなってしまいましたよ、と。

左が落札品。ミラーが上がりっぱ。

ここまで至ると、分解して内部の様子を見てみたい気にもなるのだけれど、さすがに30年以上傍らにいる個体をいきなりバラすことには抵抗が。そこで構造解析用にヤフオクでジャンク品を落札してきたのです。

落札品に電池を入れて動作確認。液晶、OK。

落札品が届いたところで、電池を入れて状態確認。通電、OK。外装部品の状態は、海やら山やら海外やらに連れ回していた自分の個体よりも、良し。液晶表示、良し。ミラーが上がりっぱでシャッター速度変更等の操作を受け付けないため、ボタンや巻き上げレバーの動作は検証不可。ダイヤル系は動くけど渋い。総じて、良いジャンク、かな。腐食等のダメージが小さいので、分解や部品取り用途には適当そうです。

銀のクランプ(私の個体)と黒のクランプ(落札品)

さて、両機を観察していて初めて知ったのが、super A にもバージョン違いがあったこと。7桁の製造番号のうち、先頭3桁が私の個体では「105」、落札品は「155」始まりの差があったのですが、巻き戻しクランプと、底部の巻き戻しボタンの配色が異なってました(銀と黒)。へぇーて感じ。

80年代に描かれた未来は、2019年の年末で終わる

また、落札品にはデータパック「DIGITAL DATA M」が装着されてました。フィルムへの日付/時刻焼き付けユニットですね。過去の所有者がオプション装着したのではなく、当時データパック付モデルとして販売されていたのだとしたら、これが先の色違いに繋がっているのかも(昔からカラバリ好きなペンタのことですから)。

このデータパック、電源がカメラ本体と同じ LR44 だったので、試しに電池を入れてみたら生きてました。初期値で「80年1月」ぽく液晶表示(80-1)され、おやっと思って、設定を試みたら、ボタンがちゃんと反応するじゃない。おやおやっと思って、カレンダー設定を進めていたら「19年12月31日」が最大で、「19年」から先は「80年」に戻るのでした。なにやらバック・トゥ・ザ・フューチャーぽい回帰だこと。てか、割と最近まで実用だったのね。

ちなみに、時刻も問題なく設定できたので、たとえば「05年を25年と見なす」とか「令和だと言い張る」つもりでいれば、あと十数年ヤリクリできなくもないのかな(うるう年が厄介だけど)。もっとも、実際にフィルムへ焼き付けるところまで機能しているかどうかは、現状では検証のしようがありませんが。

ともあれ。ヤフオクで何度か入札するも不守備に終わり、ようやく落札できたブツが届いたところで満足感に浸ってしまっているので、分解は、気が向いたら、そのうち、いつの日にか。

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