自作スピーカー:#7 スピーカーユニットの取り付け(前編)

内部配線の平端子取り付け作業と平行して、スピーカーユニット(Protone VSP-16)の下準備。

なにせドアスピーカーとして数年使い、取り外してから1年間放ったらかにしていたシロモノなので、何は無くともまずは清掃。

濡らしても構わない範囲をアルコールを付けたティッシュで拭き、端子を接点復活スプレーで洗い、紙やすりでサビを擦り落とす。

そしてサビた箇所にはサビキラー塗布。
といったあたり、車から取り外して保管することに決めた時点で済ませておけよ、な、作業ですけれど。

そして、スピーカーユニットをエンクロージャーに取り付ける感動の瞬間を迎えたのですが、コンマ何ミリかの幅違いでプラス端子にケーブルが接続できまっしぇん…。

仕方がないので、ケーブルに取り付けた185型の平端子を剥ぎ取り、手元にあった250型に取り替える。ただそれだとメスが大きくなりすぎて嵌合が緩いので、ペンチを使って良さげな塩梅になるまでメスを潰して対応しました。

そして、ようやく、感動の瞬間。
取り付けには、手元にあった皿タッピングネジ(3x12mm)を使用。バッフルボードには、エンクロージャー組み立て前にドリルで2mmの穴を開けてありました。

だがしかしけれども。2台目で穴位置ズレが発覚。どうやら上下のポンチ打ちの後、左右のポンチを打つ際に当てていたスピーカーを意図せず回してしまった模様。

通常、こんなの作業後の目視確認で一目瞭然なんですけれど、このスピーカーユニットの外周部にはウラから防振用のゴムが貼られていてポンチ穴を直視できなかったんですよね。さりながら、検証不足だったことに変わりありませんが。

新たに開ける穴と誤って開けた穴の位置が近いので、ドリル加工による MDF 材の崩壊を防ぐために古い穴をパテで埋めておくことにする。以前、犬に飲み薬を与える際にもらっていた注入器にパテを詰め、穴の反対側を指先で押さえながらパテ注入。

そして、乾燥まで24時間。
なんだかポカンと手持ち無沙汰な時間が生じてしまう

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自作スピーカー:#6 内部配線の敷設

内装工事と平行して、内部配線の準備も進めておりました。

スピーカーユニットは使い古した「Protone VSP-16」を再利用するとして、そのほかに新たに用意した電装パーツは以下の面々。

吉本キャビネットの「バナナプラグ対応スピーカーターミナル」、エーモン「#3314 平型端子 メスセット(110型・187型)」、熱帯雨林自生のスピーカーケーブル(16ゲージ、1.3mm2)。

スピーカーケーブルをキャビネットに当て、長さの見当を付けて裁断。

電工ペンチを使ってケーブルに平端子を取り付ける。スピーカーターミナル側はプラスもマイナスも110型、スピーカーユニット側はプラスが187型でマイナスが110型。と、思いきや、VSP-16 のプラス端子は187型よりも僅かに幅広で入らないことが後になって判明する。なぜ、ここで嵌合確認しなかったか、オレ。

エンクロージャーの背面には、スピーカーターミナルの端子用の穴(5mm×2点)とボルト凸部用の穴(5mm×2点)、および、付属の固定用タッピングネジ(たぶん3mm)のガイド穴(2mm×2点)を、電動ドリルを使って空けてありました。エンクロージャーの中から通したケーブルをターミナルに接続。

でもって、タッピングネジでスピーカーターミナルを固定。

この時点で、「なんかスピーカーぽくなってきやがったゾ」と内心ほくそ笑んでいたのですが、続く作業でその笑みが消えたのです。

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自作スピーカー:#5 吸音材を貼る

エンクロージャーの塗装から数日後、塗料が乾燥した頃合いに吸音材の貼り付け作業に着手しました。

初心者で具合が良くわからなかったので東京防音の吸音材を2種類準備していたのだけれど、商品説明の吸音グラフをまじまじと眺めた結果、低音域の吸音が弱い、密度の低い方(ESW-430-500)だけで組んでみることにする。

吸音材1枚からスピーカー2台分の部材を切り出す。幅の短いのが底面用、正方形っぽいのが背面用、横に長いのが天面〜側面用という3点構成。

切り出した吸音材をエンクロージャーに詰め込んで、収まり具合を確認しながら固定位置を決める。この吸音材、もの凄く軽いので、ごくごくフツーの両面テープ(ナイスタック)で貼り付けることにする。

固定箇所は必要最小限にしてくれようと、背面の上部と両側面の真ん中あたりに水平に3本敷設。

次回で紹介する配線済みターミナルをエンクロージャーに固定してから、吸音材を貼り付けていく。

で、内張作業、完了。
この吸音材はポリエステル製なのだけれどほとんど布団の中綿じみていて、作業していると細かい毛羽が舞い散ったりエンクロジャーのエッジにこびり付いたりします。ので、最後はちゃんと掃除しようね、と。

続いて、ちょと前後するところもありましたけれど、内部配線の話題へ。

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