山あり谷ありディスクなし。

夏ごろから不調の続く我が家のマックたち。

G3DTはOS再インストール、iBookは修理に出し、QuickSilverはHD交換。これで一通り復調。ほっとしたところで、QSに入れた新しいHDから怪しい音が・・・。

QSには夏場から3回HDを交換してたりします。1回はマスター、2回はスレーブ。怪しい音というのは、起動中にもかかわらず、HDの電源が一度切れて再投入されてスピンアップしているような音なのです。ひどいときは5分に1回くらいヒュイ〜ンヒュイ〜ンと鳴くのですね。

この音がしているときには、システム全体も瞬間的にフリーズ。おまけに、先日は起動時に「システムが見つかりまへん」画面でストップ。ノートンCDで起動したら、2台のHDがマウントしておらなんだ。で、もっかい再起動したら、マウント。ノートンに診察してもらったら、問題なし。以降はフツーにHDから起動できたかと思ったら、いきなりフリーズ。どうやらマウントしていたHDが何故かマウント解除されたらしい。また再起動して、その後は特に異常なく使えてます。相変わらず、HDのうめき声はしているのですが。

いままでは、たまたまHDの不調が重なっただけかなぁ〜と思っていたのですが、こりゃマザーボードもしくはIDEコントローラーがくたばってきているのではないかという気がしております。んな訳で、修理に出すかなーと思いたって、昨日Appleのサポートに電話。説明したり待たされたりして、なんだかなんだで1時間以上電話の前におりました。

結局、出荷時の状態でないと確認してもらえないとのこと。私は初期搭載メモリは別のマシンで使ってて、純正HDも買って2ヶ月もしない間に壊れて外してあるものだから、メモリもHDも外した状態で送ることになりそうです。今回の場合、スレーブを外したら案外フツーに動いちゃったりしそうで、再現性があるのやらないのやら、いささか不安だったりもするのですが。どうせ、1台のマシンに、それほど時間を割いてくれるとも思えないし。

しかし、なんですね。ノートやiMacと違いPowerMacって、「筐体内部へのアクセスを容易にして、ユーザによる機器の増設をしやすくしてある」マシンなのに、初期状態のハード環境でしかチェックしてくれないなんて、なんだかとっても不親切ですよね・・・。

Bryan Adams “Room Service”

ブライアン・アダムス(以下、BA)の6年ぶりの新譜。

私がBAを初めて聴いたのは、FMから流れてきた ‘Run to You’。”Reckless (1984)” はどの曲取っても素敵なアルバムでしたものね。以降、アルバムが出る度に(あるいは過去のアルバムに遡って)聴き続けてきました。そんな中でも本作はかなり良質な部類。すごく、嬉しい♪

“Waking Up The Neighbours (1991)” からしばらくのBAって、映画主題歌な人みたいなイメージになってしまって、歌い方も「お前はロッド・スチュワートか!」というツッコミを入れたくなるような曲が多かったのですが、本作は「今のストレートな気分のブライアン・アダムスが作ったロックアルバム」といった印象です。

アルバム解説では、純粋なロックアルバム、無駄のない曲構成といったところで、”Reckless” を引き合いに出していますが、私的には “Cuts Like A Knife (1983)” に近い素朴さを感じています。同じ解説の中で “Waking Up The Neighbours” を名盤扱いしてるんですけど、これって私的には一曲一曲には聞くべきものがあるんだけど、様々なバリエーションの曲を大量に羅列した挙げ句、全体としてチグハグになってしまったモひとつなアルバムだったりします(佐野元春の “Fluites” と同じですな)。

そこらへん、本作は曲も曲構成もイイ感じ。休日の昼下がりに車を運転しながら聴きたくなるようなアルバムです。実際に実行して、路肩駐車でフェンダーをコスってしまったことはともかくとして(さいきんバイクばかりで車に乗るの数年ぶりだったんです・・・)。それでも、ま、いっか、くらいな気分だったのが不幸中の幸い(笑)。

そんな訳で。その昔、BAの曲を聴いていた人には、ぜひともオススメ(佐野元春の “The Sun” のときと同じようなことを書いてますな)。というか、世代を無視しても、割と受け入れやすいアルバムなんじゃないかと思っています。

最後に、私的BAオリジナルアルバムベスト5。

  1. Reckless (1984): これはもう名盤でしょう。
  2. Into The Fire (1987): いろいろ思い悩んで模索しているところに共感。
  3. Room Service (2004): 本作
  4. 18 Till I Die (1996): 10年悩んでフッ切れた脳天気さが素敵。
  5. Cuts Like A Knife (1983): 青臭くてシンプルだけど、そこがまた(笑)。

Maki Ohguro & Friends『Copy Band Generation Vol.1』

大黒摩季をボーカルに据えた、80年代の日本のヒットソングをカバーした企画ものアルバム、なんでしょか(ちょっと投稿するタイミングを逸した話題ではありますが)。

大黒摩季は以前から聴いていて、結構好きなアーティストのひとりです。でも前作『O』を聴いたときに煮詰まり感を覚えまして、更にここ数年の昔の曲のカバー流行りに乗っかってしまったあたりで、そろそろ買うのやめようかな、と思いはじめたアーティストでもあったりします。

そんなわけで、このアルバムは再就職祝いに(笑)たまたまプレゼントされた代物。コンセプトとしては、学園祭ノリでバンド演奏を楽しもうじゃん!といったところでしょうか。実際、私的にも学園祭なるものに接していたころの選曲になっているので(年がバレますな)、そこらへんを改めて聴けるのは嬉しい、のですが・・・。

最近の大黒摩季の声質って、私的にはハスキーになり過ぎてパンチに欠けているように聴こえているので、学園祭ノリって割りにはパワーが足りない感じです。とどのつまり、学園祭ノリで雑いアレンジ&演奏の、ただのカバーアルバムという印象が強いですね。

収録曲の中で一番ピンときたのは、中村あゆみの「翼の折れたエンジェル」なのですが、これって単に声質が似ているからってだけの気がしないでもありません。山下久美子の「バスルームから愛を込めて」も同様。佐野元春好きな私にとっては「SOMEDAY」を入れてくれたことは嬉しいとはいえ、なんかカラオケで上手い人の歌を聴いているって感じでした。『The Hearts』の中で山下久美子が歌った元春プロデュースの「So Young」と比べてしまうと、同じカバーでもその出来に雲泥の差がありますもの。

なので、せっかくもらったものの、あんまり聴かなくなってしまいましたとさ。

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