DAIHATSU NAKED:リアスピーカー設置(配線)

先日、ネイキッドのCピラーに設置したボックススピーカー(Protone VSP-04R)の配線作業を本日済ませました。以下、簡単にまとめておきます(お約束事ですが、紹介例は私の環境の場合であり、各自の作業は自己責任にて!)。なお、作業に当たっては、次の2サイトを参考にさせていただきました。作者の方々には感謝!です。

NAKED! NAKED!
Nuts About NAKED

私のネイキッドは初期型(平成12年)です。参考サイトによると、リアスピーカー周りの配線は運転席側のCピラーにあるということなので、まずは作業しやすいように右後部座席とスペアタイアを取り外します。

続いて荷室のシートをめくり、内張を外します。いずれもプラスチックのピンを抜いて行くだけ。ただし、緑の矢印で記した外観が◎のピンは特殊なので(名称を忘れてしまいました・・・)無理に引き抜かないように。心棒を押し込んでやると抜けます。ただし、私の場合はピンが劣化していたので、心棒を抜いても中のカカリが戻りませんでした。また、私のネイキッドはピンが数カ所欠損しているため、矢印の箇所以外にも◎ピンが存在するかもしれません。

ピンを抜いたら、内張を外します。

写真の通り、内張は内側二ヵ所のピンで車体に固定されていました。

内張りを外した後の運転席側Cピラー基部の図。

矢印の位置に、リア側のスピーカーとルームライトの接点をまとめたカプラが固定されていました。私は、まずこの段階でカプラを外し、参考サイトに記されたケーブル色(右+/右ー/左+/左ー)の情報を元に、カーステで音楽を流しながら、指でスピーカーケーブルの芯を接点に当てつつ繋ぐべきケーブルの確認を行いました。

続いて天井の内張りを外します。

私は先にライトグレーのピン(緑の矢印)の3ヵ所を外し、それからルームライトを外しましたが、構造上は逆の手順の方が無難かもしれません。

ルームライトのカバーはレバー側から手でパカッと外せます。本体は2ヵ所のネジで固定されていますので、これらをプラスドライバーで外します。やや浅めのビットの方がフィットしそうです(私が使用したドライバーでは相対的に尖りすぎて、山を舐めそうになった)。

ネジとピンを外すと、内張が外れます。ただし両側面、ドア開口部の上は内側からテープで固定されているので注意。私はできるだけそのテープを剝がさない範囲で内張を落とし、狭い隙間の中で手さぐり作業を続けることにしました。

次は天井からCピラーの内側越しにスピーカーケーブルを通すという一番厄介な作業です。

私のネイキッドでは、ルームランプの配線が車体の天井にテープ止めされてました。まずは参考サイトと同じように、ワッシャー2個(ステーを固定するために購入したM6)をくくりつけた凧糸をガイド索として右Cピラー近くにある天井の隙間から、ルームランプの配線に沿って隙間に投げ込みました。

だがしかし。凧糸をツンツンしながら動かしているうちに、何かに噛まれビクともしなくなってしまいました。しばらくの間、どうにかして外そうと試行錯誤したのですが、にっちもさっちも行かない。仕方がないので諦めて、もう一回り小さいワッシャー2個(ステーにスピーカーを固定するために購入したM5)で再試行。だがしかし。しばらくツンツンしているうちに、カシャーン♪という涼やかな音が。そう、途中で結び目がほどけてワッシャーが落ちたのです。そのワッシャーの行方をいくら探しても、見つからず。自動販売機にコインを吸い込まれたときと同じような口惜しさ。

仕方がないので再び諦めて、今度はリアゲートに取り付けるつもりで購入した「ステン丸カンボルトM5×15」でトライしました。結果オーライ。が、写真のようスピーカーケーブルに結び目をつけて凧糸を引っ張ったら、途中で詰まりました(そりゃワッシャーが詰まるくらいですもの)。そこで抵抗の少ないようにビニールテープで固定しなおして再牽引。無事クリア。

なお、当然ながらスピーカーケーブルの通し作業は左右で2回あります。従って、2回目の作業で二度手間せぬような工夫が必要。私は、ピラーに通した凧糸に戻し用の凧糸を結びつけておきました。

スピーカーケーブルのCピラー通しという難関を超えたら、結線作業に進みます。

本来ならば、既存のカプラーに合うような端子を買ってくるのがキレイだし素直なのですが、そのひと手間を加える気もなかったので(どうせ年季の入った中古車だし)、ここは気持ちよくクルマ側のリアスピーカー配線ケーブルをニッパで切断しました。

※くれぐれも事前に同ケーブルの正体を実証確認しておくこと!

各ケーブルにギボシを取り付けます。

スピーカー(Protone VSP-04R)本体から直出しされているケーブルは、もの凄く芯の細い、貧弱なものでした。本当ならハンダで太らせてからギボシに固定してあげたいところでしたが、道具が手元にないし(実家に置き去り)、このためだけに買うのもアホらしい。そこでギボシづけは、ごく慎重に行いました。

このスピーカーケーブルでややこしいのは「線(赤)」の入った方が「+」であり、車体側の「線(黒)」とは極性が「逆」である点。さらに、左右で区別がない点(初期状態で露出していた芯線の長さが違ってはいたが明瞭ではない)。なので、いろいろとお間違いなく!

結線が済んだら、ステレオをつけて再生確認。左右が間違っていないか、接触不良で音量に差が生じていないか、といったあたりをチェックします。

再生してみて問題なければ、配線を整えます。

空中配線は出来るだけ避けたかったので、ギボシ周りは既存の太い配線群にタイラップ(結束バンド)で固定し、余剰ケーブルは車体にテープで固定しました。

あとは取り外した内張などを逆の手順で装着していくのみ。なお、天井内張には、純正リアスピーカーのケーブルを通す切り込みが左右にあったので、ありがたく使わせて頂きました。

以上、作業完了!

装着イメージは、過去記事をご参照ください。
スピーカー「Protone VSP-04R」のインプレは、後日レポートします。

また、スピーカーケーブルを通す際に車体内に残った4枚のワッシャーが出てきたら、後日レポートします。
って、これはいらん情報ですな・・・(くすん)。

|リアスピーカー設置:ステー作成組み付け配線プロトーン VSP-04R

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