前回までに、ウェザーストリップ固定部の車内側の構造(底面と堤防)は復旧したので、本日はドア縁の壁を再建することにしました。この壁には半円柱状の中空構造が横に走っていて、ウェザーストリップの縦方向の動きを制限する(固定する)機能を果たしている模様。
サビで崩壊したこの半円柱をどうやって復元するか。いろいろ考えた挙げ句、DIY屋で目にした真鍮パイプ(φ3mm)を用いることにしました。
まずは中途半端に残っていた半円柱の残骸を、金ヤスリで切除。真鍮パイプを適当な長さに切断し、パテの食いつきを良くするために表面を耐水ペーパーで荒らす。してからに、真鍮パイプを渡らせる範囲のドア側に金属パテを盛り、真鍮パイプを押し付けて固定。真鍮パイプの下側にはウェザーストリップ下側が潜り込むので、溢れたパテをヘラで除去&成形。
真鍮パイプの両端と、ドア側の半円柱の破断面を金属パテで繋ぐ。でもって、サビを除去して薄くなっていた、半円柱よりも上部分の壁を金属パテで補修。ついでに、前々回のパテ補修のアラを金属パテで潰していきましたよ、と。
いやあ、セメダインの金属パテって、夏場は混合してからあっちゅう間に硬くなっていくので、パテ盛りが気ぜわしいわ、作業がチマチマ断片化するわで結構大変でした。
作業を終え、ドアを締めるためにウェザーストリップを嵌めたところ、明らかに固定時のシッカリ感が増してました。これで、あとは研磨&塗装で作業完了の見込み。
ちなみに、パテが乾燥するまでの時間、前回剥がした右後部ドア部の続きで左後部ドア部に貼っていた風切り音防止テープを剥がしてました。したら、下の方の2カ所、結構な面積で塗装が剥がれる始末(涙)。
剥がれたのはボディ色の塗料のみで、プライマーが顔を出してました。周辺の塗装には結構な量の気泡が見られたので、元々の塗装が悪かった上に(おいこらダイハツ)、経年劣化で塗料の密着力が低下していたのでしょう。うーん、余計な仕事を増やしてしまった…。