smc PENTAX-A ZOOM 35-105mm F3.5

A 35-105mm F3.5 は、Pentax Forums の情報によると生産期間が1984〜1989年、ザックリ30年前の高性能ズーム。*ist D が発売されて中古MFレンズが品薄になっていた2004年頃、つい購入しちゃったレンズです。以来、十数年でマトモに使用したのは、Super-A と *ist Ds と K10D で各1日ほど。いくらなんでもそりゃモッタイナイ話なので、先日フードを買って気分を盛り上げつつ、ここ3回の週末に犬の散歩がてらパチパチ撮影しておりました。

広角端。なんというか、昭和の安ズームな曖昧描写。
昭和の高性能ズームも、やはり歳には勝てぬ様子。
PENTAX K-S2 / smc A 35-105mm F3.5
35mm, f8, 1/250, ISO100, -0.3EV
中域。日陰のぶん曖昧な写りになるかと思いきや。
ゴチャゴチャさせなきゃフツーに使えそう。
PENTAX K-S2 / smc A 35-105mm F3.5
80mm, f5.6, 1/125, ISO200, -0.3EV
望遠端。ピーカン陽気で絞ってみても、
色が浅めで、ややスッキリしない感じ。
PENTAX K-S2 / smc A 35-105mm F3.5
105mm, f8, 1/320, ISO100, -0.3EV
望遠端。いつものシーサーくん。
柔らかさ加減は 平成の安ズームより好ましい。
PENTAX K-S2 / A 35-105mm F3.5
105mm, f8, 1/250, ISO100, -0.3EV

2年前、K10Dで開放近くで屋内撮影した写真が妙に片ボケしていた記憶があったのですが、今回の屋外写真では取り立てて問題ありませんでした。不思議に思って当時の写真を見直してみたら、症状は片ボケではなくハレーション? なんとなくレンズのクモリが原因ぽい感じ。逆光を避けて絞り気味に撮る分には、まだまだ使えそうです。

なお、犬を連れての MF&回転式ズームによる撮影は、かなり気忙しかったです(QSF対応の直進式ズームとかあれば良いのに)。また、APS-C では標準始まりの中望遠という焦点距離は、やっぱ普段使いではチョイスしづらいなぁ。柔らかーくポートレートで使う分には良いのでしょうけどね。

まぁ、気まぐれに、また使ってみるといたしましょう。

レンズプロテクターと、気まぐれにフードを買う。

先だって購入した DAL 50-200mm にプロテクター・フィルターをつけてやることにしました。その買い物ついでにメタルなフードも合わせポチ。

DAL 50-200mm 用のフィルターは、ケンコーの MC PROTECTOR NEO(49mm)。SP コートされてないレンズを剝き身で使うのに抵抗があったので買うことにしたものの、所詮は中古のキットレンズだから安いのでいーやと(笑)。

フードを逆被せした時、フィルターが突き出てキャップしやすくなる福音つき。

ついで買いしたフードは、ハクバの標準レンズ用メタルレンズフード(67mm)。

smc A 35-105mm F3.5 用に、と。

だがしかし、このフードを取り付けると、もともとレンズに付けていたレンズキャップが使えなくなることに後から気付きました。2種類のキャップを試してみたけど、どっちもダメ。フードの奥側に溝がなく、キャップのツメを受け止められないのです。

教訓:商品説明文には、事前にキチンと目を通しましょう。

やむなく 77mm の純正レンズキャップを追加購入。

K-S2 に取り付けたところ。カタチと質感は悪かないけど、鈍く黒光りする仰々しいレンズが、さらに仰々しくなりました。

いやね。このレンズ、今まで活躍の場がほとんどなかったものですから、たまには連れ出してやろうか、という気になっていたのです。そんな気分に煽られてのフード購入でありましたとさ。

PENTAX K-S2:接写撮影の画角チェック

ひょっとするとWEB用に小物ブツ撮りがあるかもしれないので、手持ちレンズの接写具合を確認しておくことにしました。

いずれも最短距離で、前半は f5.6, ISO800 固定、後半は f4, ISO1600 固定です。画角さえ確認できればよかったので、適正露出であろうがなかろうが、そんなん無視してちゃっちゃか手持ちで撮りました。

なお、レンズ名称下のカッコ内の数字は、レンズ刻印上の最短距離。クルマの台座(自動車消臭剤)の長辺は 11.5cm、変換プラグの全長は 4cm で根元のギザギザ部分の高さは 7mm。ピントはプラグのギザギザ上端に合わせています。

smc A 28mm F2.8
(0.3m)

まぁ、こんなものだよね

smc M 50mm F1.7
(0.45m)

28mm より大きく写るかなと期待してたんだけど、ほぼ同じ

Carl Zeiss Planar T* 1,4/50 ZK
(0.45m)

偶然 M50 と最短撮影距離が同じ
質感は良いけど、サイズ変わらず

smc A 35-105mm F3.5
(マクロ 広角端)

寄れるけど、ちょっとボンヤリ

smc A 35-105mm F3.5
(マクロ 望遠端)

いわゆる、テレマクロ
通常撮影の最短距離は 1.5m もありんす
50mm より気持ち拡大レベルか…

smc DA 17-70mm F4
(0.28m、広角端)

そりゃ、17mm だもん

smc DA 17-70mm F4
(0.28m、望遠端)

結構使えるかも
ここまで寄れるレンズだという認識、あらなんだ

続いて、大学時代、標本撮影用に購入した「接写リングK」を四半世紀ぶりに開封。当時は M50mm と組み合わせて使ってましたが、今回は同じ画角でより性能の良い Planar T* 50mm と合体。

いくら画角確認といっても、前半の設定のままでは手ぶれが激し過ぎたので、ここから f4, ISO1600 に変更。それでもシャッタースピードは 1/15 〜 1/20。息を殺しての手持ち撮影となりました。

接写リングK:リング1
(9.35mm 厚)

おっ

接写リングK:リング2
(19mm 厚)

おおっ

接写リングK:リング3
(28.5mm 厚)

おおおっ
四半世紀の時を超え、使えますね、この子たち。

ちなみに、3つの接写リングは組合わせ使用もできるのですが、面倒くさいからここまで。結論としては、DA 17-70mm と Planar T* 50mm &接写リングでヤリクリする感じかな。新たにマクロレンズを買うほどに、ふだん接写撮影する人でもありませんから。

【追記】
とかいって、数ヶ月後にマクロレンズを買ってしまいました

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