昨日に引き続き、K-S2 + smc A 28mm F2.8 の組合わせで、試験撮影がてらの犬散歩。諸条件は前回と同じ。撮影感覚を呼び覚ます目的で、液晶パネルを裏返しての一発撮影。ロクな写真ではありませんが、こういう晒し方をするのも自らの励みというか鍛錬になるかと…。
えー。「待て」のできない犬を連れてのマニュアルフォーカスには、高いスキルが必要だということが分かりました。しかたないから、午前中(1枚目)は、 f8 まで絞ってパンフォーカス気味に目測撮影。当たり前ですが、ボケが弱いのが気になって、夕方の散歩では f4 にしました。
K-S2 の適正露出値は K10D と同じ傾向。私の好みからすると少しばかり明るめだったので、-0.3EV をデフォルトにすることにしました。液晶画面を物理的に隠して(仮撮影も撮影後確認もしないで)意思でもって撮影枚数に制限を加えると、それはもうフィルムカメラの世界。自宅に戻って写真を見る時に、現像上がりの写真の封をあけるときのドキドキを追体験できました(笑)。失敗の原因も分かり易くなりますから、バリアングル液晶ならではの、そんなMな撮りかたも良いのではないか、と。
A28mm で撮った写真は、やっぱり昔見たことのある馴染み深い雰囲気。色味が淡白で、柔らかくて、でも絞るとソレナリにシャープで。絶対的な性能はイマドキのレンズに及ばないでしょうし、経年劣化もあるでしょうが、足並み揃えて年齢を重ねてきた私にはアリな存在。持ってて良かったレンズ、ですね。







帰宅後、他のレンズも試してみようと A 28mm F2.8 で犬撮影。90年代初頭に中古で買った80年代中期のレンズで、しかも6年くらい使ってなかったものだから状態が心配だったのですが、まだまだ使えそうでヨカッタよかった。しばらくはコレを付けっぱにして、忘れかけていた標準レンズの画角とゆーものを思い出そうかな、と考えております。43mm相当ですけどね。
火曜にポチった K-S2 が本日届きました。ズームキットからキットズームを抜き取られた、ボディのみのアウトレット品です。
K-10D との大きさ比較。
ぜってぇ間違うと思ったのは、シャッターボタン周りのオン/オフスイッチ。K10Dは一番奥が「絞り込みプレビュー(&測光)」なのに対し、K-S2は「ビデオ」。これ、もう少しなんとかできなかったんでしょうかねぇ…。
ボディが小さいだけに、ちっこい DA21mm も K10D に付けたときほど見た目の違和感がありません。また、本体の幅が狭い分、左手の自由度が高いので、フォーカスリングにすっと指がかかります。K10D では指先でリングを探す感じでしたから、これはラッキー。
単玉で一番大きくて重い、Planar T* 1,4/50 ZK。直線基調のカメラ本体と合わせ、なかなかに良い雰囲気です。
一方、ボディが小さいだけに左手にカメラ底部が載る余地がないので、大きいレンズをつけたときの安定感はいまひとつ。
K10D で使っていた、拡大アイカップ(O-ME53)も使用可。ただ、これ付けてると外周部が見づらくなるので、K10D よりファインダーが改善されている K-S2 では要らんかな、と考えております。
ペンタで気に食わないものがあるとすれば、それは充電器。揃いも揃って、みなデカイー。カメラ以外も小型軽量化して欲しいものですわい。