しばらく前のこと。市川交響吹奏楽団コンサートの裏方の手伝いをしていたのですが、このときのアンコール演奏がTV版『サンダーバード』のテーマ曲でありました。世代的にツボなところで、なーんかとっても原曲を聴きたくなってしまった私。
後日、近くのCD屋で商品を見かけたのですが、お値段3,000円。そこまで払うのもなんだかなぁ、と感じたので、Amazon で輸入盤を購入することにしました(¥1,480)。¥1,500以上の利用でないと送料がかかるので、ついでに『スター・ウォーズ』トリロジーBOXを注文したのは、まぁ、余談として。
購入したのは英国CARLTON社から発売されているCDで、作曲者であるBarry Grayのマスターテープからリマスタリングされたバージョンです。1曲目、「5,4,3,2,1, Thunderbirds are Go!」の声を聞いたときは、けっこう感激したりして。『新造人間キャシャーン』とか『サスケ』とか、あるいは『銀河旋風ブライガー』(笑)と同様、印象的なタイトル曲前のナレーションって、改めて聞くとより一層、当時の記憶を呼び覚ますトリガーになるんでしょうね。
さて、『サンダーバード』の音楽というと、やはり2号(つーか各種救助マシン)が発進するときの「ちゃっちゃらら〜ちゃらっちゃちゃっちゃらちゃっちゃっちゃ〜♪」で決まりですよね。ここらへんは5曲目に2バージョン入っているのですが、なーんか短くて物足りない感じです。この曲だけで3分くらいのアレンジだったら嬉しかったのに・・・。
一方、このテーマ曲(の旋律)は、他の曲の中でも盛んに顔を出してきます。なので、CDを通して聞いていると、多少、またかよ、の感があります。また、基本的に記憶にある音は「当時のテレビのスピーカーから流れていた音質」なので、リマスターされたクリアなCDの音質との間に違和感を感じるのも仕方のないところなのでしょうね。なんか迫力が足りないのですわ。まぁ、ここらへんは個人の感覚の世界ですけれど。だいたい映画化されて話題にはなったとはいえ、比較的最近にTV版のリマスター盤を発売してくれただけでも感謝すべきなのかもしれませんしね。
ところで。その映画版は、観てません。公開前は、今の特撮技術による各種メカの再現はもとより、リアルな設定の話(なんか私、同時多発テロのイメージが被っていたのです)を勝手に期待していたので、すごく興味を持っていたのですけどね。お子さま映画ですか。はぁ。同じお子さま映画でも『スパイ・キッズ』は面白かったけど、わざわざ復刻してまで『サンダーバード』でそれやらんでもらいたかったなぁ。2号もフナムシみたいだし。ちぇ。