RedWing 8131 (6″Boot) :Vibramが泣いてるぜ

先々週、クルマにワックスがけした勢いでもって、久々にレッドウィングのブーツもオイルアップしておりました。確か購入から5年くらいになると思います。昨秋、沖縄に移住するまでは日常的に履いていたので、いい加減くたびれてきた感が出てきているので、油磨きをサボると、ものすごくみすぼらしい姿に・・・。

東京に居たときは行動範囲内に登山系の店が数件あったので、靴用の油もイロイロ品を替えて試してみましたが、ここ数年はフツーのミンクオイルで済ませてしまっています。今回も、そう。購入から1年あたりの写真と比べてみると、使い込まれてイイ味になってきていると思います。革製品は使い込んでナンボですからねー。

ちょっと残念なのは、さいきん歩行距離がエラく短いこと。前回ソールを張り替えてからもう半年近くになろうというのに、山の角がまだまだカクカクしとります。沖縄の暑さのおかげで冬になるまで履かなかった所為もあるのですが、一番は、クルマが日常の足であるってことですねー。いやほんと、歩かなくなってしまいました。

その点は、深く反省。自然が俺を呼んでるぜ!の精神にて。

(って英語だと全然別の意味になるんだよな・・・面白いっちゃあ面白い表現だが)

RedWing 8131 (6”Boot) + Vibram 132

3年前に張り替えたソールのカカトが偏減りしてきたので、これまた前回と同じ福祿壽にお願いすることにしました。

と、いうのは7月下旬のこと。当時、間の悪いことにソールの在庫が切れていて、アメリカから取り寄せている最中(しかも船便!)ということで、納期まで約1ヶ月半かかると言われ、ちょっと怯みました。なにせ9月中頃には沖縄に移住する予定でしたからね。まぁ、他にアテがあるわけでなし、何となれば郵送してもらえばいっか、ということで預けた次第。結果として、引越しの数日前に受け取れたので万事オーケー。

さて、前回張り替えたときに、ソールに対して靴の剛性が低く感じられたので、今回はミッドソールを1枚追加することにしました。写真の茶色い層がソレで、その下にもう一枚黒いミッドの層があって、ビブラムに続いています。

しばらく歩いてみたところ、前回感じた「トレッドの凸部が足の裏をツボ押しする」ような違和感は消え去りました。また、アッパー側が柔らかい所為ものあるのでしょうが、思いのほかソールが曲がるので歩きづらさもありません。マニュアル車のクラッチ操作も問題なし!

ただし。ソール側の剛性がさらに高まった分、相対的にアッパー側がよりヤワになり、なんだかサンダルを履いているような頼りなさ・・・。クルマでいうなら、足回りを固くしすぎた軽のトールワゴンみたいな感じですかね。オリジナルが柔らかいクレープソールですもの、靴としてのパッケージ自体がヤヤ破綻してきているのかもしれません。ま、そのうち慣れるだろうから、いっか、といったところで履いています。

RedWing 8131 (6”Boot) + Vibram 135

もう何年も前、知人が履いていたのを見て「ナンかえぇなぁ」と思っていた RedWing のブーツ。でも当時は Danner Lite や Gaerne といったブーツを履いていたので、そこであえて大枚はたいて(3万円を超えてましたものね)もう1足を買う気にもなれなかった私。それが2年くらい前から値がこなれてきて購入に前向きになってきたところへ、近所のディスカウント店の特売でその姿を見かけて即買いと相成りました。確か1万8千円くらいだったかな。

買ったのは、赤茶+白いクレープソールの RedWing 定番モデル。さっそく履きならしに入ったのだけれど、微妙にサイズが大きくてフィット感がない。そこで中敷を入れてみたのですが、こんどはキツくなり過ぎという、どっちつかずの状態に。まぁ、馴染めば革が伸びるだろうとそのまま履き続けていたら、ひどい靴ズレに見舞われました。で、結局、中敷を外して慣らし続行。結果として、靴と身体の両方から歩み寄ってイイ感じに収まりました。

このブーツの特徴たる、柔らかいクレープソールの感触は心地よいものでしたが、難点はなんといってもその減り方。私自身がよく歩き回る人間であることを差し引いても、1年くらいでソールの偏減りがひどくなり、ソール交換を考えさせらる靴ってどうなんだろう。決して安くない靴なのに。調べてみると、そもそもクレープソールって、狩猟時に枝にひっかからず、また音をたてずに歩くための靴底なんですね。どっちかというと柔らかく平らな土の地面用なので、そりゃアスファルトじゃ減りも早いわ。

と、いうわけで。購入した店ではソール交換してもらえないので、別の靴屋にもっていったのです。だけど、店頭では受け付けてくれたものの、実はこのブーツが並行輸入品だったらしく、正規の修理サービスの対象外であるとのことでそのまま返ってきてしまいました。んなの、修理で金取るんだから何だっていいじゃない。ケチ。

と、いうわけで。ネットでいろいろ調べているうちに、福禄寿というお店に行き着きました。HPを見てみると、RedWingの純正ではないものの似たようなクレープソールがあるほか、色んなパターンの Vibram ソールに張り替えてくれるらしい。そこで電話で RedWing のソール交換について確認し、尋ねたいこともあったので店頭持ち込みとしました。

翌日、東京・三ノ輪にある店でスタッフに話を聞き、オリジナルのソールと同じくらいの高さで、そのとき履いていた Gaerne のソールと同じような一枚型の軽登山パターン(135)をつけてもらうことにしました。作業料と合わせて全部で11,550円。RedWing の正規店だとクレープソールで13,500円でしたから、気分も変わってちょっと嬉しい♪ってところでしたね。預けた期間は、ゴールデンウィークの影響もあって約1ヶ月。通常は3週間くらいがメドらしいです。

さて。ソール交換はミッドソールも含めたオールソール交換。ソール周りが真っ黒になって、都会派からアウトドア派に見事にイメチェン。歩いた感触は、といえば、ちょっとソールに対して靴の剛性が弱いかな 。ソールの凸部が足の裏に伝わってくる感じ。ミッドソールをもう1枚追加するとバランスが取れそうなので、次回試してみるつもりです(気が早すぎ!)。

まぁ、なんですね。履き馴染んだ靴をソール交換で再生できるのがブーツの楽しみなんですけれど、今度はさらにソールを選ぶ楽しみも発見できて、なかなかいい気分でありまする。

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