2020年8月に仕切り直した60cm海水魚水槽。その後、取り立てて不具合もなく推移していたのですけれど…
2021年10月、イソギンチャクのパワーヘッド吸い込み事故が発生。イソギンともどもパワーヘッドまで他界。事故に気づいた時には水質が悪化の一途を辿っていて、取り急ぎ、水換えとスキマーの動作強化で凌ぎ、追っかけパワーヘッドを新調したのです。
やがて冬が過ぎて春になり、水質安定の証ともいうべき石灰藻がイヤになるくらい繁茂。だがしかし。この間に肩を痛めてしまい、水槽の大掃除は肩の回復待ちになっておりました。そしてまた時が流れ、先週日曜日の昼下がり。なぜか突然やる気になってしまったのです。
まず、生体とライブロックの避難環境を準備。保管していたスリム水槽、外部フィルター(EHEIM Classic 2211)とスキマーをセットし、60cm 水槽の海水を半分くらい移しておく。
続いて 60cm 水槽の外部フィルター(EHEIM Classic 2215)を取り外して清掃。ろ材はバケツにあけ、海水で手もみ洗い。さらにホースの内部をブラシで擦り洗いしたら、グレープフルーツの実をほぐしたような赤っぽい藻類がワサワサ出てきて、キモチワルヨカッタです。
洗ったろ材の一部は避難水槽用の外部フィルターに詰めて使用(両水槽の水質ギャップを可能な限り抑える思惑)。60cm 水槽内のライブロックは一つ一つ取り出しては、はびこった藻類を指先で摘んで落とし、さらにハサミで丸刈りにし、海水で軽くゆすいでから避難水槽へ移植。その作業の途中で、生体も都度移植。最後に新鮮な人工海水を足してやって、避難水槽側の作業、完了。
してからに、60cm 水槽に敷かれた底砂を、スコップで掬いつつ水槽内でゆすぎ、バケツへと移していく。そこそこバケツに溜まったら、人工海水で手揉み洗いし、別の容器へ移して海水に浸しておく。これの繰り返し。
何せ結構な量の砂を撒いていたので(水槽2基分をまとめていた)、夕方になっても作業が終わらず。砂粒で爪の奥が切れ、砂に紛れた有象無象に刺されて手の甲がポツポツと腫れ、気分はもう賽の河原。
幸い、気持ちがポッキリと折れる前に砂出し作業は完了。流しで水槽を水洗いし、石灰藻にサンポールを撒いて(換気に注意!)カーボン製スクレーパーでガコガコゴシゴシ削ってみたのだけれど、なかなか落ちてくれない。
そこで、水槽を横倒しにし、下面のガラスを覆い尽くすくらいサンポールを撒いて、しばらく漬け置き。したら、いい感じにふやけて、スクレーパーで落としやすくなってくれましたよ、と。
そんな具合に各面の石灰藻をひとしきり落としたら、中性洗剤で水洗い。
さて、次は部材の詰め直しじゃ。