筒井康隆:モナドの領域

士農工商SF時代における日本3大SF作家の一人である筒井康隆の本は、学生時代にそのほとんどを読んでいたものの、「パプリカ」が最後になっていたので、ほぼ20年振り。

ちょっとズルいなぁとニヤニヤしつつ、楽しく読み終わりました。
きっと、ニヤニヤしながら執筆してたんじゃなかろうか(笑)。

自称「最高傑作」は言い過ぎだろうと思うものの、言いたい放題書きやがったな感があるので、言い過ぎも許されるのかもね。

ちなみに、個人的には「俗物図鑑」がベストです。
SFじゃなくってエスクラメントォかもしれませんが!

佐野元春「月と専制君主」

昨年は元春のデビュー30周年だったし、その前からNHKの「The Songwriters」で相変わらずな姿を目にしていたものだから、てっきり「Coyote」以来の完全新作が出るモンだと期待していた私。さりながら、発売されたアルバム「月と専制君主」は過去作品のニューアレンジ集ということだったので、買う気を削がれていたのでした。

それから1年。仕事で煮詰まっていたときに Amazon で視聴してみたら案外面白かったので、レコメンドされた特集本とセットでポチッ。

久々にコンポの前に座ってCDを堪能しました。良かったですよ。20世紀に発表された原曲が、21世紀のアルバム「The Sun」から「Coyote」に続く大人びたトーンの中で全く異なる曲に仕上がってました。

でもねぇ。

やっぱ、新作を聴きたいです。はい。

BE-PAL

御用の向きで本屋で買って来たBE-PAL。

・・・まだ売ってたんだなぁ。創刊したときは、なんて素敵な雑誌が出たのだろーと嬉しがったものだけど、だんだん内容が陳腐化してきて買わなくなった雑誌の一つであります。モノ・マガジンも同類項ですね(笑)。最後に(それも久方ぶりに)買ったのは、前世紀の出来事ではないかしらん。

継続は力なりなのか、ギリギリ低空飛行なのかは存じ上げないけれど、久しぶりに懐かしい雑誌とのご対面でありました。

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