SUPER 8

なんとなく、やさぐれていたので、明らかに映像だけスゴクてオバカな映画に違いない「スカインライン」でも見てやろうかと思っていたのですが、たまたま上映開始時間が同じだった「SUPER 8」に方針転換。

ノッけから「Don’t Bring Me Down」が流れたあたり、E.L.O好きの私としてはツカミOK。家に8mm映写機があって、高校時代に8mm映画作りに参加してた私としても、序盤の映画作りシーンも懐かしく思えてOK。小学校4年生という主人公たちの心模様も、あぁそーゆー時もあったよねぇてな感じでOK。なんだけれど。ナゾの正体が分かったあたりから先の展開&ドラマは薄っぺらくも類型的な感じでございました。ノリだけ、みたいな。結構、あっけなく終了。

この映画のタイトル、日本映画だったら「SINGLE 8」ということになるんでしょうね。

・・・大林宣彦っぽい(笑)。

ウォール・ストリート

久しぶりの快晴!
SANYO SA002

ないちゃー的には5月くらいの陽気に誘われて、浜辺で一服してから薄暗い映画館に向かいました。観に行ったのは「ウォール・ストリート」。前作「ウォール街」は、学生時代に名画座に落ちてから、或はビデオになってから見たのかなぁ(私の場合、オリバー・ストーンの映画はこのパターンが多い)。いずれにせよ遥か昔の話ですね。

その朧げな記憶を手繰ってみるに、話は前作の流れをキレイに受けて作られてました。サブプライム問題やらリーマンショックやら、ソコラへんの背景事情はナカナカ面白かったです。ただ、前作にあったサスペンス的というかゲーム的な要素がほとんど皆無で、キャラクターの存在がもの凄く薄い。特に終盤にかけて面白くできそうなパートをスパッと省略してしまったあたり、映画としてはチト物足りない。

まぁ、ソコんところを省略しなかったら、アリキタリに盛り上がるソコラの映画と同列になってしまうのかもしれませんが。それに2時間超の映画をストレスなく見れてしまったあたりも踏まえると、結局は上手く作られた映画、とも言えるのでしょうね。でも、あのエンディングはいただけないなぁ・・・。納得するかね、アノ連中が。

総じて、世界的な金融危機という滅多にはない現象の中で、その発端であるアメリカに居合わせたオリバーさんが、ゴードンというキャラクターを使ってその時間を記録しておきたかったんかねぇ、という印象でありました。

EXPENDABLES

土曜日だというのに朝っぱらから「キキーッ! バコン!」と派手な音で起こされて、ベランダに出て表を眺めてみれば道行くクルマが事故った様子。これでスッカリ目が覚めてしまって、久々のルチャ不在の貴重な惰眠時間はどこへやら。ということで、「スタローンの映画にしては」という前置き付きで巷の評判が良かった「エクスペンダブルズ」の初回上映に向かうことを決意。

この映画、「ソルト」を観に行ったとき予告編で存在を知ったのですが、その冒頭で「EXPENDABLES」というロゴが現れた瞬間、その昔好きだったSF小説(「コンラッド消耗部隊」シリーズ)が映画化されるんだ!と一気に期待してしまいました。で、スタローンが出てきてガックリきたのだけれど、共演の顔ぶれを見て、ひょっとして「デモリションマン」くらいオバカで楽しくできているのかも!と期待感が持ち直していたのです(特攻野郎の予告編も流れてましたしねー)。

で、観てみたら、うーん。そーかー。
捻れた老中年たちによる、明るい「ランボー4」?

以上。

予告編でいえば、今日は「TRON」が流れてましたねー。オリジナルの持っていたセンスのカケラもない、ただのSF青春活劇になってそうな予感。たぶん、こちらの予感は外さないような気がいたしますですはい。

・・・あぁ、そうそう。写真は我が家のエクスペンダブルズ。

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