スカイライン -征服-

最後だし、レイトショーでハリポタでも観てやろうかなーと思いつつも、なーんか身体がダルくて3時間の長尺映画はちょとキツイ。したら、やさぐれていた時に見逃した(と、いう言い方も変ですが)「スカイライン」が本日で打ち切りだと。てなわけで、オーラスで観に行ってきました。

ま、最初っからオバカ映画のつもりでおりましたけど、案の定でした。ただし、悲しいかな突き抜けたオバカではない。かつ、ふた昔前の日本のSF映画(「首都消失」とか「さよならジュピター」とか)と同レベルの浪花節まじりの演出がカッタるかったなぁ。「クローバー・フィールド」くらいドライにまとめてれば、まだ良かったのかも。

私的には、前半の白人&黒人コンビが、どうしても「ロッキー」のロッキー&アポロにしか見えなかったあたりと、空に吸い上げられていく人々の光景が、大昔のアーケードゲームの記憶を呼び覚ましたあたりがツボでした。

総じて、名画座の2本立てで本命ついでに観るのが正解な映画。
でっかいテレビでもなければ、レンタルで観るのは疑問符。
(だって、ストーリー、ないもの)

まぁ、犬にでも食われてしまうのが適当な一本でしょう。

SUPER 8

なんとなく、やさぐれていたので、明らかに映像だけスゴクてオバカな映画に違いない「スカインライン」でも見てやろうかと思っていたのですが、たまたま上映開始時間が同じだった「SUPER 8」に方針転換。

ノッけから「Don’t Bring Me Down」が流れたあたり、E.L.O好きの私としてはツカミOK。家に8mm映写機があって、高校時代に8mm映画作りに参加してた私としても、序盤の映画作りシーンも懐かしく思えてOK。小学校4年生という主人公たちの心模様も、あぁそーゆー時もあったよねぇてな感じでOK。なんだけれど。ナゾの正体が分かったあたりから先の展開&ドラマは薄っぺらくも類型的な感じでございました。ノリだけ、みたいな。結構、あっけなく終了。

この映画のタイトル、日本映画だったら「SINGLE 8」ということになるんでしょうね。

・・・大林宣彦っぽい(笑)。

ウォール・ストリート

久しぶりの快晴!
SANYO SA002

ないちゃー的には5月くらいの陽気に誘われて、浜辺で一服してから薄暗い映画館に向かいました。観に行ったのは「ウォール・ストリート」。前作「ウォール街」は、学生時代に名画座に落ちてから、或はビデオになってから見たのかなぁ(私の場合、オリバー・ストーンの映画はこのパターンが多い)。いずれにせよ遥か昔の話ですね。

その朧げな記憶を手繰ってみるに、話は前作の流れをキレイに受けて作られてました。サブプライム問題やらリーマンショックやら、ソコラへんの背景事情はナカナカ面白かったです。ただ、前作にあったサスペンス的というかゲーム的な要素がほとんど皆無で、キャラクターの存在がもの凄く薄い。特に終盤にかけて面白くできそうなパートをスパッと省略してしまったあたり、映画としてはチト物足りない。

まぁ、ソコんところを省略しなかったら、アリキタリに盛り上がるソコラの映画と同列になってしまうのかもしれませんが。それに2時間超の映画をストレスなく見れてしまったあたりも踏まえると、結局は上手く作られた映画、とも言えるのでしょうね。でも、あのエンディングはいただけないなぁ・・・。納得するかね、アノ連中が。

総じて、世界的な金融危機という滅多にはない現象の中で、その発端であるアメリカに居合わせたオリバーさんが、ゴードンというキャラクターを使ってその時間を記録しておきたかったんかねぇ、という印象でありました。

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