一連の郵政カブの整備で一番厄介だったのが、ネジのサビが原因のスプロケ取り外し。ブレーキロッドの末端がサビで膨れ上がって蝶ネジが抜けなかったのでドラムブレーキを外せず、結果後輪を車体に残したまま腕力でハブを取り外すことになりましたし、そのハブに固定されているスプロケは4本あるナットのうち1本だけがビクともしなかったのです。
それからというもの、インパクトレンチで叩いては潤滑油を塗りこむというのが毎朝出勤前の日課に・・・。そして、4月9日。ナットが回ったー、スプロケが外れたー、クララが立ったー♪
スプロケが外れて最初に手を付けたのが、ハブのベアリングの洗浄と注油。分解はしなかったので、外側からできる範囲で済ませましたけどね。
私のMDには、フロント14T、リア37Tのスプロケがついていました。いい機会だからギア比を変えてやろうかなとも思ったのですが、なんだかスプロケの取り外しを筆頭に、イロイロ溜まりまくっていた作業に嫌気を感じ始めていた頃合いだったので、そのままでイイジャン、ということにしてしまいました。
スプロケはN.T.Bの安価なMD90専用モデル、チェーンはD.I.Dの 428HD を用意。
チェーンが切れさえすれば道具は何でも良かったので、南海部品の一番安い Mini Chain Cutter を買ってきました。店で実物を見た時には、余りの小ささに不安を感じて一回り大きいのにしようか迷ったのですが、まぁ、今回だけの使い切りくらいの勢いで。しっかし、那覇のナンブに入ったの、大学以来で妙に懐かしかったり(笑)。
4月19日。案の定、錆び付いたチェーンを切るのに苦労いたしました。でもまぁ、切れたから、いーんです。
一方、新品チェーンは100コマだったので、2コマ抜いた98コマ(標準)で取付けました。
次は、クランクケースを磨く、の巻。