このごろ流行りの女の子、じゃなくてデッドニングは、もともと騒音の大きいネイキッド乗りである私には余り興味をそそられないものでした。
さりながら。ドアスピーカーが低音を再生した時にドアパネルがビビる点だけは以前から気持ち悪く思っていたので、ドアスピーカーを入れ替えるついでに部分的な吸音を目的とした施工を行うことにしました。
使用したのは、エーモン「音楽計画」シリーズの「2365 スピーカー背面制振吸音材」と「2420 アルミガラスクロステープ」。
まずはドアスピーカーの取り外し。そしてスピーカー装着面と、吸音材を貼付けるドアパネルのウラ側を、ブレーキクリーナーを使ってウェスでキレイキレイ。
ドアパネル底部には水抜き穴があって、そこに至る溝にはサビとゴミが溜まってイヤな感じでした。吸音材が吸水材にならなきゃいいけど・・・。
吸音材の大きさは縦横19.5cm。対するスピーカーは16cmで穴は二回り小さいですから、そのままではスンナリと入ってくれない様子。
そこで、二つに切断して、内部で合体させることにしました。
二枚並べて貼付けたところ。
気をつけてないと上から目線のまま作業しがちになります。結果、最初に貼付けた助手席側は本来あるべき位置よりも下に行き過ぎて上が開いてしまいました。運転席側は、これを教訓にして正しい位置へ貼付け。
引き続き、アルミクロステープの出番。
ネイキッドのスピーカー取付けネジの受けはプラスチック製で、金属面よりもやや出っ張っています。この段差をなるべくなくすように、外周部にテープをペタペタ2枚重ね。
主旨としては、隙間からの直接的な音漏れ防止による定位向上と、開口部周辺の強度向上と、スピーカーに取付けたパッキンが均等な圧力で密着することによる制震性の向上。
なんですけど、気休めです。正直。
ドア全体の剛性/対震性を上げない限り、きっと意味ないですもの。
スピーカーを取付けて、出来上がり!
ドアを振るわすMaroon5の「Little Of Your Time」で効果を確認したところ、ドア自体の振動はやはり収まらず。しかしながら、ビビリは低減。あと、誰かが指で外板を叩いているような直接的な振動が抑えられていました。足音の響く2階の板の間にカーペットを敷いたら、1階で天井から聞こえる音が柔らかくなった、くらいな印象。まぁ、善しとするかな、です。
なお、スピーカーもセットで変えてしまったので、音質面への貢献度は、さっぱり判りません!