サバニ試乗会

先日、SUPのショップ「ハッピースタンダップ」のスタッフの方から、「日曜日に名護でサバニとSUPの試乗会があるよー」というメールを受信。「サバニの試乗会とはいったどういうことなのか?」と、やや頭に疑問符を浮かべながらも、一度サバニには乗ってみたかったので、朝も早よから名護の21世紀の森ビーチに向かいました。

サバニというのは、琉球列島の漁業従事者に古くから使われていた漁船の名称。私のイメージは写真の舟そのものだったのですが、実は帆つきのものも、アウトリガーつきのものもあったのですね。

あとから知ったのだけれど、このイベントは「海想」というショップの「サバニ遊び(→site)」。SUPの師匠がサバニのレースに参加したのが縁で、一緒にSUPもできますよー的な感じでイベントに闖入していたらしいです。

最初は独りでフラフラとSUPを乗りまくり。風が強かったものの、それはそれで風下に向いてボケッと立っているだけでススーっと進むのが心地よかったです(もちろんその分、戻りは力が要りますが)。空はピーカンで、11月も終わりだというのに日焼けヒリヒリ。落水すると、ひんやりとした海水がイイ感じ。

一休みしてからサバニ体験。舵取り含めて3名で乗り込み、前から(例えば)右舷担当→左舷担当→右舷担当といった風に櫂を下ろす側を決めます。櫂は斬馬刀のような形をした1mくらいの木製1枚羽。これを舵取りの掛け声に合わせて海面に突っ込んでは引き、突っ込んでは引き、を繰り返していくわけです。漕いで進んでみると、いやぁ、のんびりしますねー。SUP同様(?)、やっぱ小舟は心地よいです。

だがしかし。その後、レースじみたことが始まって、気楽に参加したのがまずかった。もともと安定性の低い乗り物なのに、そこで素人が目一杯漕ぐから直ぐに転覆しそうになる(実際、レース前の体験時間でも何艘か転覆していた)。揺れながら漕ぐから体勢が崩れがちになり、力をかけた割には速度が出ない。また距離が結構長いので、1/3くらい行った所で身体がガス欠。さらに半分くらい進んだ所で、私の後ろに乗ったオジサンが「疲れたー」ゆーて只の重しになったものだから、後半はもう、意地になって漕いでました。

結果、3艘で競ってダントツのビリ。タイムは7分台。いや、別に順位はどうでも良いんだけど、むしろその航行時間を聞いて「7分以上も全力で漕いでたんかい」と少々呆れました。そりゃ腕に力が入らなくもなるわい・・・。

そして4時間が経過した今、まさに疲労の極みでございます。

とはいえ、なかなか面白い体験でございました。
それに、団体競技もたまにはえぇですね。

琉球王朝祭り:旗頭

ここ数週間、那覇/首里界隈はお祭りイベント続き。昨日は「第44回 琉球王朝祭り」ということで、午後の祝賀パレードとやらを見物に行きました。

ただ駐車場探しで手間取って、前半の古式行列には間に合わず。地域の学校やら自治会やら市民団体やらのパレードから。写真はそのうちの「旗頭(はたがしら)」と呼ばれるもの。

飾りのついた長ーい棒が出現したと思ったら・・・

皆でそれを引き上げて・・・

サーサーサーサーっ!
PENTAX K-10D / smc A 20mm F2.8
ƒ/4, 1/200, ISO 100

掛け声に合わせて一人が持ち上げます。 そして持ち上げたまま別の人に受け渡し。これが次々と繰り返されます。 案外ふらつくので、沿道で見てると「ばか、こっちくるな」です。 爆竹もわんさか鳴って、耳がキーン。ここ数日は風が強かったので、ワイヤー4本でバランスを取っている団体がほとんどでした。

でもそれを潔しとしないヤンチャなグループもいる。なんだか捕り物状態。
旗頭を倒すと、翌年まで地元の人々から後ろ指を指されるそうで、結構リスキー。

いや、その前に電線を地中化しとけよ那覇市。 場所によっては、バシバシ当たっていました。

旗頭には子供用の短いバージョンもあり、団体によっては3本立ってたりする。参加団体が多いから、結構、目まぐるしい。

旗頭のほかにも団体ごとに出し物は様々。 エイサーあり、舞踊あり、空手の演舞あり、獅子舞あり。

それにしても沖縄の獅子はすごく動物的。 沖縄でこの毛皮だよ。夏場だったら見ているだけで熱中症。

写真を撮ったのはごく一部の範囲。それでも人がわんさか。道は2キロ近くあるから、かなりの騒ぎですな。

肌寒かったので早めに切り上げてしまいましたが、なおも祭りは続く。
来年は、ちゃんと通して観てみよう。

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