ケアンズ(豪)出発

夜通しカラオケの影響で、出発当日は午後3時頃に起床。飛行機はカンタス航空の21時10分便で、成田のHISカウンターでの集合時間が19時10分だったものだから、余裕を持って最後の荷造り確認。前回の豪州行き同様、今回も50Lのフレームザックにまとめました。メインの気室の上側にデイパックとウェストポーチ、下側に着替え4日分などの衣服類、そしてその下部にダイビング用フィンなどをまとめた防水袋をくくりつけました。なにぶん気候が日本と間逆なので、向こうに着き次第、冬物衣類は上気室のバック類と入れ替えようという算段。

ウチから成田までは、新宿から成田エクスプレスを使って2時間くらいだった記憶があったので、17時に出発。新宿駅で時刻表を眺めていたら、惜しいことにタッチの差で1本出たばかりでした。次便は約40分待ち。その便で何時に着くのか、窓口の人に尋ねようとしました。が。ぐ。声が全然出ない。うわーカラオケの影響だー。起きてから誰とも話してなかったから全然気付かなんだ。改めてやたらとガハゲヘしながら声帯ではなくノドを使いながら無理矢理声を出して尋ねてみたところ、変な顔をしつつも19時40分着であるむね、係員が答えてくれました。間に合わないじゃん。

そうなると只待っていられなくなるが私の性分でして、こうなりゃ上野まで出てスカイライナーで行こう!という気になりました。が。京成上野駅まで辿り着いたものの、スカイライナーの券売機の電源が落ちている。なんだよこれー壊れてるんじゃねぇのー、と思いつつ駅員にシャガレ声で尋ねてみたら、この時間はスカイライナーじゃなくてイブニングライナーになるとのこと。なんだそりゃ。

とにもかくにも成田空港までの切符を買って、ホームの特急券販売機に向かう。列車は到着してて車内清掃中。そばにいた駅員に、一番先に成田に到着する列車を聞いてみたら、フツーの急行電車であると。新宿で成田エクスプレスを待ってた方が早かったのかなーと思いつつ、重い荷物を背負いながら階段をまた上って下りて、ようやく目的地行きの電車に乗り込みました。

成田空港に着いたのは、19時30分。お。成田エクスプレス使うより安く早く着いた♪ そそくさとHISカウンターでチケをもらい、カンタスカウンターでチェックイン。ラッキー♪通路側♪ と思いつつゲートを出ようとしたら、受付してくれたお姉さんがバタバタと駆け寄りながら「お客さま!」と声をかけてきた。はぁ?ダブルブッキングですかぁ? 再度チケを渡して戻ってきたのを眺めてみれば、あらら窓側。少しゴネてみる。お姉さんはワタワタとしながら上役と思しきオバサンに相談しに行った。「なにバカ言ってんの!満席なのよぉー!」というお局様の声が耳に入った。なーんか嫌な予感。

結局、席は変わらず窓際のまま。出国審査を受け、空港内の薬局で買ったノド薬をナメながら出発ロビーに向かうと、そこには満席の原因、学生服を着た高校生の騒がしい群れ。うわー近ごろのガキゃあ卒業旅行でオーストラリアですかぁ?生意気な。つーか、同じ飛行機かよ。うっとうしい。しかしながら。幸い、飛行機の中では集団とは距離があって、騒々しさからは逃れることができました。幸い、窓際席でも2人席で前が壁だったから、あんまり隣に気を使わなくて済みそうで、ほ。

ところが幸いでなかったのが、隣に座った客。どうもアノ集団を引率している教師陣の一員らしい。実は待ち合い室そばのカフェラウンジでたった一つしかないテーブルスタンドでコーヒーを飲んでいたときに、ビール飲みながら他の客(私)を気にせずグチを言い合う数名のオジサン達に囲まれていたのです。隣の客も、そこにいた。生徒が生徒なら教師も教師だったんだなー。しかも他の連中はスーツ姿なのに、そいつだけジャージ姿。うわー、コイツ体育教師だ。俺、体育教師ってイヤなんだよなー。

その体育教師。どーだ俺の身体ってスゴイだろータイプのガタイの良さで、腕が毛むくじゃら。ジっとしているのが気が手らしく、小刻みに身体を揺らす。そのたびにシートがギシギシ。狭いエコノミー席の隣に座る客としては、物理的にエライ迷惑。私ゃカラオケ疲れでメシ食ったら早々に眠りたかったのに、ソイツはランプつけて機内にもちこんだ雑誌の山を延々と読みふけるわ、他の教師としゃべくるは、客室乗務員を何度も呼ぶわで、心理的にもエライ迷惑。だから体育教師ってキライだ。

そんな感じで、二日続けて眠れぬ夜を過ごしながらの夜間飛行となりましたとさ。

|豪州2005:出発前夜出発到着初日
宿:サンシャインタワー宿:インターナショナル・ホステル
乗馬:スプリングマウント・ステーション

ケアンズ(豪)出発前夜

2/19〜28まで、7泊9日でオーストラリアはケアンズに行ってきました。最初は近場でグアムを考えていたのですが、なんせHISに航空券を頼みに行ったのが出発6日前の2/13のこと。世は卒業旅行シーズンの真っ最中で、チケが取れませんでした。代案として相談したのがオアフ島経由のマウイ島、もしくはハワイ島。しかし、2/14に会社にかかってきた電話でこれまたNGであることを聞かされる。もともと気分は「南の島」だったので残念無念意気消沈。なんかもうどうでもいいや!という感じでケアンズを選択した次第です。

オーストラリアには95年に出かけて、バスで一月半かけて大陸の東半分を回ってきました。ケアンズにも1週間くらい滞在したのかな。ケアンズの街自体にはそれほど興味を引くものがあったわけでもなく、町外れのバックパッカー宿を拠点にして、色んな体感モノツァーに出かけていました。まぁ、今回もそのノリでもいっかぁという腹もありましたがね。

とにかく目的地が決まったものの、出発まで日数がない。2/15にHISには航空券とビザ、それに担当者お任せで最初の3泊の宿の手配を頼んで、私は私で服だの潜水道具だのカメラだのの準備と買い出しとパッキング、そして換金(A$400 + TC A$400)。そんなんでドタバタと時間が過ぎて、肝心の「今」のケアンズの情報収集をする暇がござりませんでした。まぁ、もともと行き当たりばったりな旅行だし、この際なんでもいーかーという気分。

そして出発の前日。出社したもののなんだかノドの調子がよろしくない。インフルエンザっぽい症状をした同僚がいたりしていたので、これはマズイゾとばかりにイソジンうがい薬を買ってきて、ガラガラ消毒しておりました。折も折り、この日は会社の送別会。夕刻、中華料理屋で宴会が始まり、そのままカラオケに突入。ケアンズ便は夜出発でしたし、私自身、歌うのはキライではないので(笑)、夜明けまでマイク握りしめガナっておりました。

早朝の渋谷駅に向かえば、そこは雪景色。寒ぃ〜。眠ぃ〜。のどガラガラ〜。
とても亜熱帯への出発当日の雰囲気ではありませんでしたとさ。

|豪州2005:出発前夜出発到着初日
宿:サンシャインタワー宿:インターナショナル・ホステル
乗馬:スプリングマウント・ステーション

すねたバイク

ここ半年くらい、ドタバタな毎日を送っていたら、トンとバイクに乗らずにいたことに気付いたのが2月中旬のこと。久々にSV650Sのカバーを外してセルを回そうとしたら、回りませんでした。底のついたメンテナンスフリー・バッテリーにどの程度再充電が有効か分かりませんでしたが、とりあえずウチの充電器で8割方チャージ! これでひと安心。その後、衝動的にオーストラリアはケアンズに1週間ほど行ってきたりしたものですから、バイクの方は昨日までおあずけ状態でした。

さて、その昨日。天気が良ろしいということで、奥多摩の先、山梨県は丹波山村にある「のめこい湯」まで行くことにしました。この温泉については以前にも書きましたが、結構お気にな所なのです。朝、スターターを押すと、エンジン一発始動。充電した甲斐があったというものです。山手通りから青梅街道に出て、たったらーと走っていたら、環八を過ぎたあたりの信号でエンスト一発。あちゃー情けねーと思いながら、再始動。が。セルが回ってくれませんねん。

しかたがないのでバッテリーの気が満ちるまで、歩道でタバコを一服。再出発。再充電から半月でもう放電しちゃったのかぁ、と無念に思いつつも、低いギアで回転高めの充電走行を心がけました。そして奥多摩町まで無事到着。燃料警告灯がついたので、最初のスタンドで給油。久々に回すので、エンジン内のゴミを落としますぜハイオクを入れて、再始動! ・・・できまへん。しゃあないので、スタンドの兄ちゃんに頼んでトラック用のバッテリーからブースト始動。

エンジンさえ回っていれば、電気系でナニカがおかしいような様子もないので、これはバッテリーが寿命を迎えたのだろうなぁ、と思いつつ、エンジンとめてもしばらく待てばセルが回るくらい回復するのだから、バイク停めて温泉につかるくらい大丈夫だろう、などと呑気な気持ちで奥多摩周遊道路へ。とはいえ途中で止まるのもやはり恐いですから、奥多摩湖では一服せずに、そのまま温泉に直行!

のめこい湯には約半年ぶり。のんびり温泉に浸って、アイス食って、とろろ食って、すっかりくつろいだところで帰路につく。これだけのんびりすれば、バイクも一発始動。が。気が緩んだのか奥多摩町のはずれの信号でまたもエンスト。例によってタバコ充電。再始動。こりゃ気をつけにゃあかんなぁ、と気を引き締め、ダダッと青梅街道をひた走りました。

そして家から歩いて7分くらいの踏切で停車中に、ふぅと一息ついたような感じでエンジンが止まりました。うぇー、こんな近所でかい。タバコ1本充電。ダメ。さらにタバコ1本+缶コーヒー充電。ダメ。うわわー、こりゃ完全に干上がってる・・・。よーし、こうなりゃ数年ぶりのエンジン押しがけじゃー!とガンバってみたのですが、疲れただけで効果なし・・・。

確かにココはウチの近所なんですが、ウチの近所は坂だらけでして、とてもバイクを押して帰りたくなるような場所ではないのですね。しゃあないから、バイクを近くの幹線道路までの上り坂を押して歩いたところで、人間もバッテリー切れ。そこでバイクを置いて、家で1時間くらい休憩。回るかな?という思いも空しくセルもカチカチなるだけ。そこから歩いて10分くらいのところにある近所のバイク屋まで、ひたすら30分押して、バッテリーを交換いたしましたとさ。

温泉効果は、マイナス収支ですな。

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