ブレンパワード

なーんか無性にロボットアニメを見たくなったのです。それもトミノもの(笑)。世代的なこともあって、おおよその富野作品はリアルタイムで見ていたのですが、「ブレンパワード」はWOWOWの番組だったから、見逃していたのですね。

結論から言うと、星3つ中で★★てなトコロでしょうか。先に「overman キングゲイナー」を見ていたので、あのフッきれた感からすると、もの足りないものがありました。Wikiによれば「Vガン」で疲れた富野さんのリハビリ作品らしいので(→link)、その後の「ターンエー」から「キングゲイナー」への流れを思えば腑に落ちる感じです(って、私ゃターンエーは本放送をツマミ見してあとから劇場版をレンタルしたクチですが)。全26話と短いから、かったるさは感じられませんけれど、ストーリー展開は、地味。

もう一度見直す気になるかというと、それはない、かな。

あと、「エウレカセブン」に通じる小ネタがチラホラあるなぁ、と思ったりして。自律的な生体マシンとか、地上の巨大異星体とか、バイタル・グロウブ(=トラパー)とか、ね。

私的な富野アニメランキング
1位:伝説巨神イデオン(当時、劇場版のプレイベントにも行きました)
2位:overman キングゲイナー(尻切れトンボであるけれど出色)
3位:戦闘メカ ザブングル(始めのうちは元気だったのになあ)

ちなみに、Wikiを眺めていたら「イデオン」を富野さんは好んでいないらしく、また、「ザブングル」で私が面白いと感じていたパートは富野さんが余り関与していたかった時期だったらしいので、それを思うとイヤな視聴者なのかもしれませんね。だいたい家族だ親子だとゆー、如何にもトミノ的なテーマが好みでないですし(笑)。ガンダム・シリーズは、余り思い入れがないです(だいたいが同じ展開なので)。

スカイライン -征服-

最後だし、レイトショーでハリポタでも観てやろうかなーと思いつつも、なーんか身体がダルくて3時間の長尺映画はちょとキツイ。したら、やさぐれていた時に見逃した(と、いう言い方も変ですが)「スカイライン」が本日で打ち切りだと。てなわけで、オーラスで観に行ってきました。

ま、最初っからオバカ映画のつもりでおりましたけど、案の定でした。ただし、悲しいかな突き抜けたオバカではない。かつ、ふた昔前の日本のSF映画(「首都消失」とか「さよならジュピター」とか)と同レベルの浪花節まじりの演出がカッタるかったなぁ。「クローバー・フィールド」くらいドライにまとめてれば、まだ良かったのかも。

私的には、前半の白人&黒人コンビが、どうしても「ロッキー」のロッキー&アポロにしか見えなかったあたりと、空に吸い上げられていく人々の光景が、大昔のアーケードゲームの記憶を呼び覚ましたあたりがツボでした。

総じて、名画座の2本立てで本命ついでに観るのが正解な映画。
でっかいテレビでもなければ、レンタルで観るのは疑問符。
(だって、ストーリー、ないもの)

まぁ、犬にでも食われてしまうのが適当な一本でしょう。

SUPER 8

なんとなく、やさぐれていたので、明らかに映像だけスゴクてオバカな映画に違いない「スカインライン」でも見てやろうかと思っていたのですが、たまたま上映開始時間が同じだった「SUPER 8」に方針転換。

ノッけから「Don’t Bring Me Down」が流れたあたり、E.L.O好きの私としてはツカミOK。家に8mm映写機があって、高校時代に8mm映画作りに参加してた私としても、序盤の映画作りシーンも懐かしく思えてOK。小学校4年生という主人公たちの心模様も、あぁそーゆー時もあったよねぇてな感じでOK。なんだけれど。ナゾの正体が分かったあたりから先の展開&ドラマは薄っぺらくも類型的な感じでございました。ノリだけ、みたいな。結構、あっけなく終了。

この映画のタイトル、日本映画だったら「SINGLE 8」ということになるんでしょうね。

・・・大林宣彦っぽい(笑)。

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