Jeff Lynne’s ELO : Alone in the Universe

ELO としては、前作「Zoom」から15年の時を経て発表された今回の「Alone in the Universe」。その「Zoom」は「Balance of Power」から14年のブランクがあったわけで、まぁ、なんとも気まぐれな出し方しやがるな、ジェフ、であります。

ジェフ・リンのソロアルバムやプロデュース作って(先日買ったブライアン・アダムスの「GET UP」もそうでしたが)、アナログで多重録音を繰り返して音が飽和しちゃったような圧迫感があって、そうした傾向が既に「Zoom」で現れてました。曲のトーンもあって「Zoom」は ELO なのかジェフ・リンなのかどっちつかずの印象を受けていたのですが、今回のアルバムには ELO らしい音の広がりが感じ取れました。もっとも、それだけが ELO らしさというわけでもないのだけれど、現在のジェフが過去の ELO を振り返った上で再構築したのかな、というような印象。

時系列をさておいて、脳内で ELO のアルバムを座標化してみると、今回のアルバムは「Eldorado」寄りの「Secret Messages」あたりに位置するかなぁ。もはやエレクトリックでもオーケストラでもないですけれど、ちゃんとライトは残ってました(笑)。全盛期のノリの良いキャッチーな曲はありませんが、しっとりとした、いい雰囲気のアルバムですよ。買って直ぐってこともありますが、目下ヘビロテ再生中です。

Bryan Adams / GET UP↑

先日、オンラインストアを彷徨っていたときに目に留まったのが、ブライアン・アダムスの7年ぶりのオリジナルアルバム「GET UP」。昔から聴き続けてるお方なので、ろくすっぽ内容を読まずにポチッ。その CD が本日届きました。

仕事中のBGMとして聴いていたらナカナカ良かったので、帰りの車中でも流しておりました。カーステに CD を挿入したのって、たぶん5年ぶりくらい。出て来なくなったらどうしようとドキドキしつつ(笑)。

はじめて1曲目を耳にしたときから、なーんかジェフ・リン臭いなぁと思っていたのだけれど、自宅で解説読んだら、やっぱりジェフ・リンのプロデュースだったんね。それもアルバムごと。昔、トム・ペティのソロだけではなくバンド名義のアルバムまでプロデュースしたときも意外さを感じましたが、BAとか年下のロックなヒトとのコラボってのは面白いなぁ。

そのジェフ・リン、14年ぶりに ELO 名義のアルバムを出すらしいですね。BAのアルバムをポチるときにセットで予約を入れてしまいましたとさ。

ジュラシック・ワールド

視覚効果的にエポックだったオリジナルから20年。1作目は爽やかな作品でしたが、その後は混迷というか鬱々とした展開。4作目の本作は明るめなトーンになったとはいえ、爽快感があったのは主演女優さんくらいかな…。オリジナル版に係るネタはいい具合に溶け込んでましたが、追加要素が定番ネタの組合わせに過ぎず物語としての新機軸がなかったのがイマイチな感じでした。もちろん視覚効果は良かったですけどね。

総じて「ID4」あたりとドッコイな存在のような気がしました。さいきんでいうと「ゼログラビティ」同様、疑似体験モノと割り切って、ストーリーはさておいてデッカいスクリーンで映像世界に没入すべき映画かと。

なお、間違えて字幕版ではなく吹き替え版のチケットを買ってしまった私。声のキャスティングが適切かどうか以前に、吹き替えられた声とその他の音の質感の違いが気になって、最後まで作品世界に入り込めませんでした。そこらへんの音の馴染ませ方ってのは、技術的にどうにかして欲しいなぁ。

映画観賞後の夕暮れハロー
PENTAX K-S2 / smc DA 21mm F3.2 Ltd.
f3.2, 1/6000, ISO200, -0.7EV
(絞り開放なのはタダのポカ)

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