Aurex CDラジオ TY-AN2

充電に難を抱える Anker SoundCore 2 の後継に選んだのは、東芝の Bluetooth 対応 CD ラジオ、Aurex TY-AN2。

SoundCore は、そこそこ音が良いし、邪魔にならないし、ひょいっと動かせるしで、BGM 再生用途なら室内でも全然オッケーだったんですけどね。最近あれやこれやのバッテリー劣化が続いていたこともあり、屋内利用なら壁電源直結で良いじゃない、という気分になっていたのでした。

TY-AN2 にしたのは、たまたまヤケに値引きされていた白モデルに出くわしたから。ラジオは不要だけど(どうせ電波が通らない)、SoundCore 3 より少し値が張るくらいで CD まで聴けるならお買い得かな、と。おまけに、私的には adres ユニット以来となる、あれ懐かしや Aurex ブランド品でもありましたしね。

音はクリアで、歯切れ良くエネルギッシュ。ちゃんと音楽を聴かせようという意欲が感じられます。ただ、如何せんツイータークラスの小径スピーカーだけに、低音はドコドコ言うだけで音に厚みなし。そこら辺、パッシブ・ラジエーター搭載の SoundCore の方が数段バランス良い音してますね。

また、どうしたって指向性の強い高音に寄りがちで、しかも元気いっぱいに鳴るものだから、「私はここよ!ここにおりましてよ!」と主張が強くって、背後で「なんとなく」流れていて欲しい BGM 再生装置として使うには少々耳障りでした。

そこで、本体を倒し、スピーカー上向きで使うことに。
これで問題はおおかたクリア。あとは上からフェルト布でも被せておこうかな、と考えているところ。

一方で、音が左右逆転し、天面の小さなボタン表記が上下ひっくり返って判読しづらくなる弊害があるのだけれど、どうせ BGM 再生ばかりで込み入った使い方はしないだろうし、それに CD 部のドアを開いた時の雰囲気が昔のレコードプレーヤー一体型コンポを思い出させて、少しほっこりできるメリットもあって、いっかな、と。

総じて。モノとして、あるいは用途面で満足できたか?と言われれば微妙なんですけれど、なんせ安価な製品ですもの。なんらかの妥協や工夫も必要よ、な一品と受け止めております。

Anker SoundCore 2:充電が滞る。

作業集中時のヘッドフォン着用は別として、通常勤務時の BGM は、モバイル・スピーカー Anker SoundCore 2 で iPad のライブラリを流しています。

その SoundCore 2、購入から3年を超えたあたりから、いくら充電しても満充電を示さず赤ランプ点きっぱなしになりまして。実際、再生時間が短くなってきた感があるものだから、そろそろバッテリーがお年をめしてきたのかな、と考えているところ。

左:SoundCore(初代) 右:SoundCore 2

思えば、SoundCore 2 を購入したのも初代 SoundCore 購入から3年目、同じように動作時間に疑問符がつき始めた時でした。ほぼ毎日利用だと、そのあたりが製品寿命なのかな。目下、充電中に変な加熱が生じたりしているわけでないけれど、機能劣化した充電モノは怖いので、ボチボチ買い替えようかな、と思うようになりましたとさ。

そんな次第で、ポチっとな

AKG K240 Studio

先月からDAT プレイヤーを聴きながら作業に集中する日々が続いていたのですが、あいにく私の所有するヘッドフォン/イヤフォンは密閉型ばかり。宅配兄さんの鳴らしたドアベルを聴き逃し、事務所犬の吠え声で異変に気づくことが2度ほど続いたので、開放系のヘッドフォンを買い足すことにしました。

さりながら、どうしても開放型では音の迫力に欠けるからってんで、密閉型一筋になった経緯がありまして。それじゃ、間をとって半開放型から探してみるかなという結論に達したのであります。

そして選ばれたのが、安価だけどネットで音の評価が良かった AKG K240。過去モデルの再発版らしく、パッケージに印刷された規格ロゴの顔ぶれが、実に懐かしい。DAT と MD と MP3 が並んでいるってことは、2000年あたりに発売された商品なのかな。

パッケージに従って、DAT で聴いてみる。
音は、評判通りに良いです。密閉型ふうのメリハリと迫力を感じられるんだけど、開放型のような抜けがあって鼓膜が楽。そして、思いのほか環境音を透過します。ドアベルも聞き漏らさなくなりました。イヤーパッドは大きめで耳が包まれる感じだけど、さほど蒸れることもなく、全体が軽いこともあって着け心地は悪くないです。

左:AKG K240 右:audio-technica ATH-PRO05Mk3

反面、モノとしての質感は悪いです。通販だったので開封時に初めて現物を目の当たりにしたのですけれど、第一印象は「ハズレ引いたかな?」でした。商品写真よりも2段くらい安っぽくて、プラスチック!でビニール!でナンカ歪んでる!でケーブルへなへな!です。見た目は3千円クラスの国産ブランド品にも負けてるんじゃなかろうか。でも、音は立派。だから、許しちゃうんだからもう。

そして、K240 のおかげで救われたのが、数年前に購入していた東芝製のポータブルCDプレイヤー。もともと「語学研修用なんだからね!」宣誓商品だから仕方ないかもしれないけれど、音楽再生用としてはひどいシロモノです。音はこもり、複数の雑音(電源系のサ〜〜〜、回転系のプフュルルルー、曲間のブチ!)が入り混じり、おまけに音が途切れることしばしば。

これを密閉型ヘッドフォンで形成された静かな空間で耳元で聴かされた日にゃ、ゴミ箱に捨てたろかい!という気になるのだけれど、密閉型よりも音の出元が遠くあるように感じられ、しかも音が籠りづらい半開放型で、さらに環境音とミックスされると、意外に気にならなくなったのです(音切れは運次第ですけど)。

よって、近頃は CD を聴きながら仕事してます。
めでたしめでたし。

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