Esbit

タブレット状の固形燃料と燃焼台座のキットです。野営するときや複数人で行動する場合には、もっぱら灯油コンロ(MANASURU 96)を持参するのですが、コンロをザックから取り出して、セッティングして、お湯沸かして、またしまって、というのは案外面倒(特に灯油は!)。そんなわけで、ちょっとコーヒーが飲みたいときとか、ちょっとカップ麺が食いたいときに重宝しています。燃料と台座のセットで¥800、燃料単体で¥400くらい。登山用品屋さんとかで売ってます。

写真は先日陣場山系に行ったときのもの。シェラカップを台座に載せてお湯を沸かし、これからコーヒーとタバコで一服、というシチュエーションですね。台座は2段階に開くので、シェラカップの様に底の狭いものはムの字、小型のコッフェルは全開にしてコの字にして使えます。左にある赤い箱が燃料。未使用時は畳んだ台座の中に収納されますから、携行というかハンドリングが楽です。

燃料タブレットは1×3cmくらいの大きさで、中央で二つに折れるように溝が入ってます。経験上、シェラカップで1個半(寒冷地では2個)、カップ麺レベルの水量で2〜3個、灯油コンロのプレヒートなら半分というところです。一箱20個入りなので、独りでちまちま使っているとナカナカ使いきれないのですが、防湿剤と一緒にしまっておけば、かなりの年数もちます。というか、もってました(笑)。

とにかく便利なグッズなので、キャンプ好きツーリング好きな人にお勧めしたいところ。
私ゃもう十数年使ってまして、しかも2個持ってます(笑)。
競合するのは、いたるところにあるコンビニくらいなものでしょう。

取り返しのつかないモノ

あなたのお気に入りの愛用品は?

お気に入りというか、長年連れ添ってくれている偏屈モノを2点ばかしご紹介します。

○PENTAX Super-A

高校の頃は天文部に在籍していて、バルブ撮影で電力を消費しない ME Super を使っていたのですが、大学の専門課程で望遠レンズを使う必要が出てきたので、シャッター速度優先モードのついた Super A に買い替えました(どちらも中古ですけどね)。以降、バイクのツーリングに同行して日本各地の風景を撮ってくれたばかりか、それだけでは物足りなかったらしく、海外にもお付き合いしてくれました。

このカメラ、私的にサイズもデザインもツボであるのが嬉しいところ。設計思想として今の *ist D に通ずるものがあるような気がします(とうぜん?ソッチも欲しいです!)。もともと露出計すらついていない祖父のカメラ(KONICA FP)を手始めに一眼の世界に足を踏み入れたので、Super A の機能で満足してしまい、その後のAFやら多彩な撮影モードやらに興味を惹かれず(マルチ測光は少し羨ましいけど)、ず〜っと現役人生を送ってもらってます。

しかし。ずいぶん前にメーカーの交換部品が尽きてしまい、もはやオーバーホールすら叶わず、壊れたらそれきりの危機的な状態。いま手元にある銀塩カメラはコレだけなので、壊れたら困るなぁ。レンズもMFばかり5本あるし・・・。一方で、新品銀塩カメラに買い替えるくらいなら、*ist D (か後継機)に予算を回しそうな気分もなくはないですしねぇ。まぁ、がんばってくれよぉ、て感じです。

○SONY DAT Walkman WMD-DT1

デジタル録音機器が世に出た頃、DAT/MD/DCC なんて規格品が一斉に現れました。当時の私は、音を圧縮する録音機というのに生理的な嫌悪感を抱いていたので、迷わず DAT デッキを選びました(DCCを買った人はどうしているんだろう??)。当然ながら、外に音楽を持ち出すのにポータブルも必要となるので、必然的にウォークマンも後日購入。

使いはじめてもう十年くらい経ちますが、いままでトラブル知らず(デッキの方は3回くらい壊れてくれました)。単3二本で4時間くらい再生してくれるので、まぁ、当時の設計としては長寿命な部類ではないでしょうか。さて。知人が同じモノを使ってまして、さいきん壊れて修理に持ち込んだのです。が。これまた交換部品欠品で修理できないそうで・・・。

そんなんばっかやん。

Hi-MD

ソニーからMDの新フォーマット“Hi-MD”対応製品がもうすぐ発売されますね。

ウリとしては、現行ディスクも倍密記録で録音時間が約2倍になり(現行プレイヤーでは再生不可となる)、Hi-MD専用1GBディスクなら約6倍超の長時間録音が可能、さらに無圧縮録音が可能で、んでもってWindows上では音楽&データストレージとして機能する、といったところでしょうか。

いまや絶滅寸前のDATユーザとしては、無圧縮録音が可能な点に魅力を感じるものの、専用ディスクで90分しか録音できない点や、所詮ポータブルでマトモなマイクが接続できない点などを考えると、あまりメリットはないような気がしています。

一方、音楽も再生できる1GBの小型メディアとして考えると魅力的にも思えますが、基本がWindows用だから、少数派のMACユーザーにしてみれば仮に外部ストレージとして機能しても音楽関係(ATRACデータ)が使えない以上、メリット半減。それに接続はドック経由なわけで、本体だけ持ち運んで可搬型の外部ストレージとして使えないのも、いかがなものかと。

PCとの接続がUSB1.1というのも、どうなんでしょう。やはりUSB1.1規格で接続する音楽デジカメEXILIM M20ユーザーの私にしてみれば、150MB程度のMP3データ転送でイライラしているので、1GBなんてやってられないだろうなぁ。せめてダイレクトにデジカメからバックアップが取れるとか、いっそ直接デジカメの外部ストレージとして使えるような仕組みがあれば面白いのにと思います。

ケンウッドやオンキョーあたりからも製品がでそうな気配だけれど、当面(へたすりゃずっと?)ソニーだけかもしれないのもコワイ。新規格を大々的に打ち出して、いつの間にやらフェードアウトしていくのって、ソニーのお家芸ですからねぇ。もっとも、カーステレオの世界で浸透すれば、生き残るような気もするのですけれど。

なんて、ずいぶん否定的ですね(笑)。
でも、まぁ。少なくとも VAIO ユーザーにはウケる製品なんでしょう。

しかし。この製品に限らず、例えばDVDレコーダーあたりの、「コピー速度ん百倍(ただし圧縮率が最高のときだけだけどね!)」って表記、どうにかならないのかな。特定の条件では正しいんだろうけど、全体として紛らわしいというか、なんか大メーカーのクセにウサンくさくてイヤーな印象を感じておりますですはい。

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