RedWing 8131 (6”Boot) + Vibram 132

3年前に張り替えたソールのカカトが偏減りしてきたので、これまた前回と同じ福祿壽にお願いすることにしました。

と、いうのは7月下旬のこと。当時、間の悪いことにソールの在庫が切れていて、アメリカから取り寄せている最中(しかも船便!)ということで、納期まで約1ヶ月半かかると言われ、ちょっと怯みました。なにせ9月中頃には沖縄に移住する予定でしたからね。まぁ、他にアテがあるわけでなし、何となれば郵送してもらえばいっか、ということで預けた次第。結果として、引越しの数日前に受け取れたので万事オーケー。

さて、前回張り替えたときに、ソールに対して靴の剛性が低く感じられたので、今回はミッドソールを1枚追加することにしました。写真の茶色い層がソレで、その下にもう一枚黒いミッドの層があって、ビブラムに続いています。

しばらく歩いてみたところ、前回感じた「トレッドの凸部が足の裏をツボ押しする」ような違和感は消え去りました。また、アッパー側が柔らかい所為ものあるのでしょうが、思いのほかソールが曲がるので歩きづらさもありません。マニュアル車のクラッチ操作も問題なし!

ただし。ソール側の剛性がさらに高まった分、相対的にアッパー側がよりヤワになり、なんだかサンダルを履いているような頼りなさ・・・。クルマでいうなら、足回りを固くしすぎた軽のトールワゴンみたいな感じですかね。オリジナルが柔らかいクレープソールですもの、靴としてのパッケージ自体がヤヤ破綻してきているのかもしれません。ま、そのうち慣れるだろうから、いっか、といったところで履いています。

RedWing 8131 (6”Boot) + Vibram 135

もう何年も前、知人が履いていたのを見て「ナンかえぇなぁ」と思っていた RedWing のブーツ。でも当時は Danner Lite や Gaerne といったブーツを履いていたので、そこであえて大枚はたいて(3万円を超えてましたものね)もう1足を買う気にもなれなかった私。それが2年くらい前から値がこなれてきて購入に前向きになってきたところへ、近所のディスカウント店の特売でその姿を見かけて即買いと相成りました。確か1万8千円くらいだったかな。

買ったのは、赤茶+白いクレープソールの RedWing 定番モデル。さっそく履きならしに入ったのだけれど、微妙にサイズが大きくてフィット感がない。そこで中敷を入れてみたのですが、こんどはキツくなり過ぎという、どっちつかずの状態に。まぁ、馴染めば革が伸びるだろうとそのまま履き続けていたら、ひどい靴ズレに見舞われました。で、結局、中敷を外して慣らし続行。結果として、靴と身体の両方から歩み寄ってイイ感じに収まりました。

このブーツの特徴たる、柔らかいクレープソールの感触は心地よいものでしたが、難点はなんといってもその減り方。私自身がよく歩き回る人間であることを差し引いても、1年くらいでソールの偏減りがひどくなり、ソール交換を考えさせらる靴ってどうなんだろう。決して安くない靴なのに。調べてみると、そもそもクレープソールって、狩猟時に枝にひっかからず、また音をたてずに歩くための靴底なんですね。どっちかというと柔らかく平らな土の地面用なので、そりゃアスファルトじゃ減りも早いわ。

と、いうわけで。購入した店ではソール交換してもらえないので、別の靴屋にもっていったのです。だけど、店頭では受け付けてくれたものの、実はこのブーツが並行輸入品だったらしく、正規の修理サービスの対象外であるとのことでそのまま返ってきてしまいました。んなの、修理で金取るんだから何だっていいじゃない。ケチ。

と、いうわけで。ネットでいろいろ調べているうちに、福禄寿というお店に行き着きました。HPを見てみると、RedWingの純正ではないものの似たようなクレープソールがあるほか、色んなパターンの Vibram ソールに張り替えてくれるらしい。そこで電話で RedWing のソール交換について確認し、尋ねたいこともあったので店頭持ち込みとしました。

翌日、東京・三ノ輪にある店でスタッフに話を聞き、オリジナルのソールと同じくらいの高さで、そのとき履いていた Gaerne のソールと同じような一枚型の軽登山パターン(135)をつけてもらうことにしました。作業料と合わせて全部で11,550円。RedWing の正規店だとクレープソールで13,500円でしたから、気分も変わってちょっと嬉しい♪ってところでしたね。預けた期間は、ゴールデンウィークの影響もあって約1ヶ月。通常は3週間くらいがメドらしいです。

さて。ソール交換はミッドソールも含めたオールソール交換。ソール周りが真っ黒になって、都会派からアウトドア派に見事にイメチェン。歩いた感触は、といえば、ちょっとソールに対して靴の剛性が弱いかな 。ソールの凸部が足の裏に伝わってくる感じ。ミッドソールをもう1枚追加するとバランスが取れそうなので、次回試してみるつもりです(気が早すぎ!)。

まぁ、なんですね。履き馴染んだ靴をソール交換で再生できるのがブーツの楽しみなんですけれど、今度はさらにソールを選ぶ楽しみも発見できて、なかなかいい気分でありまする。

GAERNE No.145祖先型→FUGA

SUZUKI TS200Rに乗り始めたときだから1994年でしょうか。当時愛用していたDanner Liteの損傷が激しくなってきたので(7年使用して2度ソールを張り替えていた)、上野のバイク街までアウトドアでも使えるようなバイク用ブーツを探しに行くことにしました。そこで購入したのが写真左のガエルネのブーツ(その頃の上野バイク街は賑わっていましたね。その後コーリンだらけになったかと思えば、今はすっかり寂れちゃってまぁ・・・)。

このブーツ、モデル名は分からないのですが、今のガエルネのラインナップでいけば「No.145」に相当するものだと思います。3万円後半くらいだったかなー。価格で躊躇したのですが、やはり価格面で悩んだあげくに購入したDanner Liteに結果として十分満足していたこともあり、まぁ、長い目で見れば損はないだろうと思いきりました。実際、その後十年以上履くことになったわけですから、おつりもらってますね。

現行モデル同様、日本人用の足型で作られたブーツだったと記憶しています。私自身の足の形は多少平均からズレている感があるのですが(例えば当時妙に流行っていたリーガルの革靴は甲がキツくて買えなかった)、このブーツはジャストフィットでした。ただ、足首回りは厚い靴下を履いても緩かった点は残念。しかも右の靴では(縫製不良だと思うのですが)靴紐を締めあげる前に左右の革があたってしまいキッチリ締め上げきれない代物でした(その影響で靴紐までほどけ易かった)。

そこらへんの事実を認識したのは、購入から半年たって靴下が薄くなってから。中敷で調節しても上手くおさまらなくって、かなりガックリしました。が、そこは幸い給料をもらっている身分なので、この靴は林道と冬場のライディング専用!と割り切り、別の靴を買って使い分けることにしました。まぁ、正直、革のブーツなんぞ夏場にゃ蒸れて履きたくなかった、という理由もありましたが(笑)。

そんな訳でこのブーツでは余り歩き回りませんでしたが(結局1度もソール交換してない)、オフロード用のライディングブーツとしては結構気に入っています。作りがガッシリしていて足首周りの包まれ感が適度にあり、かつソールも固くて厚いので林道に行っても安心感があるのですね。このブーツ購入前はモトクロス・ブーツを履いて走り回っていたのですが、その後はコレ一辺倒です。

そんなブーツも、さすがに十年も使っているとあちこちガタが出てきました。中底も壊れたようで、歩くとキュッキュッという音を放ちはじめたのです。歩く度に音が鳴るなんて、なんだかタラちゃんじみて恥ずかしくなってきたので、買い換えを決めました。ちょうど今ラフ&ロードでセール中なので、それに合わせて。

私は茶系の靴が好きなので、案外その時点で対象商品が限られてしまいます。最初は2万円くらいで出ていたラフロのオリジナルブーツに手が伸びたのですが、履いてみると足に合わなかったので却下(幅が広すぎ)。ガエルネのNo.145は大体見当がついていたので、続いてFUGAを試し履きしてみたら、あぁ、コレよコレ、この履き心地。十年も同じ靴を履いてて、すっかりガエルネの足型に染まっているんでしょうねぇ(笑)。という訳で、FUGAお買い上げ〜。

このFUGA、紐の編み方がちょっと変わってて、外観上はそこがなんだか気に入ってます(写真・右)。昨日買ったばかりでまだ外で履いてないです(天気悪いですし)。今度は歩き回る気になる靴だとといいなぁ。当たり前のことなんですけどね(笑)。

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