DAT 音源のファイル化

先日の東京出張の際に、実家から送り出した DAT デッキ、SONY DTC-690。帰着日に合わせたので1週間以上も前に届いていたのですが、これから続く作業を今さら面倒に感じてしまって放置していました。

その面倒な奴ら。

でも思えば、お気に入りの曲はとっくの昔にファイル化してあったはず。何となれば CD を買い直せば済む連中を横に置いておくならば、いまいま(買ってから20年以上になるデッキが壊れる前に)処理しておかねばならないテープは案外少ないんじゃねぇの、という考えが頭をよぎりました。

てことで、開梱&セットアップ!

作業性を最優先して、デッキはパソコンのソバ。というか、下。デッキからデジタル光出しで USB オーディオインターフェイス経由で MacBook Pro へ。

USB オーディオインターフェイスは、サブ機として iBook G3 を使っていた頃に買った、M-AUDIO transit USB。もちろん MacOS 9.1 にも対応しています(笑)。幸運にも MBP に積んでいる10.6 に対応(ただし途中まで)していたドライバをダウンロード&インストールして動作確認してみれば、なんかおかしい。どうもサンプリングレートの同期が取れないみたいで、例えば 32bit の曲を MBP に入れると、早回し&バッファ分を二重再生しているような症状。

そういや MBP って光デジ入力もできたよなーっと、MBP と DAT を直で繋いでみたら、あれこれやってもデジタル入力が選べない。なぜだー。

それならばアナログ線でデッキと transit を繋いでやれとケーブルを探してみたのだけれど。どうでもいいケーブルは束であるクセに、肝心の RCA 2PIN – Stereo mini 線が見つからない。それはさておきイイ機会なので、ケーブルを仕分けして、本当にどうでもいいケーブルを捨てることにしました。それから、オーディオケーブルを求めて近くのホームセンターへ出陣。

そしてようやく、作業環境が整ったのです。録音には BIAS Peak Express を使いました。

はじめのうちは、久々に聴く音源に浮かれていたのですけれど、なんせ DAT の標準テープは120分。聞き流している分にはいいのだけど、待とうとすると結構な時間なのであります。あんまりファイルが長尺になるとハンドリングが悪いから、録音を2回に分けることにしました。

録音したファイルは、Peak で1曲ごとにファイルを分割。そして曲の前後の背景ノイズ(なんせ元がエアチェックしたコンパクトカセットだったり、レコードだったりしましたから)を滑らかに処理して、AIFF(無圧縮)保存。

それから処理済みの AIFF を iTunes に読み込んで、各種タグ&ジャケ写を登録。一連の作業で、4時間超。うぅ、やっぱ一筋縄ではいかんなぁ…。「作業」として捉え始めると苦痛になるから、気が向いたときにチマチマ進めておくかな。はっ。そういえば、白黒フィルムのスキャン作業も途中だった!!

…過去のシガラミは、どこかで断ち切っておくべきだったのかもしれぬわえ。

【追記】そして、壊れました

昭和のラジカセ(AIWA CS-W33)を整備、したものの。

4年前に琉大の先生からもらいうけたラジカセ AIWA CS-W33 でしたが、なんせ回すテープがなかったので事務所の片隅でホコリを被ってました。だがしかし、先の出張で実家からカセットを数本持ってきたぜ、鳴らしてみようぜ、ということに相成りました。

いきなりテープをかけてワカメに転ずる事態を避けるべく、まずは清掃から。準備したのは、無水アルコールに接点復活剤に綿棒に、そして実家から持ち帰った TDK のクリーニングカセット(何年前のだ??)。

いざ電源を入れてみると、4年前とは違ってブ〜〜とハム音が盛大に鳴り出しました。水槽で使っているモーターや蛍光灯からのノイズかなーとも思ったのですが、コンセントを変えても同じ状態。さい先悪い予感。

ともあれ、いじっているうちに直る可能性もゼロではないので、整備し易いように分解開始!

大丈夫かどうか知らんけど、ヘッドクリーナー代わりの無水アルコールをプラモの塗料皿に移し、綿棒を使ってヘッドやピンチローラー等々をフキフキ。昭和の汚れを落としていきます。

音量スライダーがガリっていたので、手が届く様にカセット部を取り外し。スライダーの溝に接点復活剤を一拭きし、スライダーをガシガシ動かしてから、ティッシュをドライバーで突っ込んでフキフキ。ついでに各部の接点に復活剤を少量塗布。

そして電源を入れてみたら…
ラジオと外部入力で盛大にブー!
カセットの再生ボタンを押すと控えめにブー!

このハム音は、音量スライダーの位置には関わらず、一定の音量で存在していました。ヘッドホンで聞いても同様。私は電気のヒトではないので何とも言えませんが、アンプ部のコンデンサーが壊れてるんではなかろうか、という印象。

ともあれ、せっかくテープを持ってきたわけですし、ヘッドクリーナーを回してから「FLASH! Ah Ah—!!」。ワカメにもならず、無事 Queen が歌い始めましたとさ。幸いテープ再生では音量を上げるとハム音が音楽に隠れがちになったので、離れて聴く分には耐えられました。

ちなみにこのテープは、中1の頃に同級生が買った LP レコードをダビングさせてもらったもの。XLI-S は、当時のマクセルでノーマルテープの最上位グレード(その昔ケースが割れたらしく、DENONのケースに入ってますな)。いや、このラジカセがノーマルしか対応していないから、クロームやフェリクロームやメタルは持ち帰らなかったんですけどね。って、今回の投稿、カセットテープを知らん世代には何のことやらだろうなぁ(笑)。

ともあれ。このラジカセが使い物になるかというと、なりませんな。もっとも、カセット録音の主立ったところは DAT にダビングしていたハズなので、実害なし(いや、未コピーを残していたような記憶もあるぞ)。いずれにしたって、今回のトライは「古いモノが使えるものなら使ってみようかい」レベルのノスタルジーでありますゆえ、ま、使えないなら、それはそれでイタシカタナシであります。

TAMIYA: 1/48 TIGER I & VW STAFF CAR (MAT Ver.)

おおよそ出来上がった TIGER I を MAT(Monster Attack Team)仕様にするにあたり、イロイロ頭にアイデアが浮かんだものの、一方でイロイロ面倒になっていたので(笑)、ごくごくシンプルな表現に留めることにいたしました。

何にしたって外すことができないマットチームのロゴは、エレコムのタトゥーシール(透明)を利用することに。Adobe Illustrator で元絵を作ってからミラー反転、そして顔料インクのプリンター(EPSON PM-4000PX)で印刷ベースシートに出力。

粘着剤シートを重ねて圧着し、形状に応じて切り抜いたらモデルに仮当て。そして水で軽く濡らし、頃合いになったらシートをズラして取れば完成。

テストしたり間違えたりで、本番までに印刷から貼り付けまで3回繰り返したところで分かったことが何点か。まず、出力後に粘着剤シートを圧着する際に角のあるモノで強くこすると、粘着剤ごとインクが動いて滲んだ様になることあり。そして、仮当ての際に押し当ててから微調整しようとすると、これまた滲みます。そこらへん、ご注意を。

他の怪獣退治の専門家チームにしなかったのは、もちろんミリタリーちっくな世界観に MAT が一番似合っているということもあるのだけれど、ユニフォームのシンプルさも後押し。過去に組み立てたスタッフカー付属のドライバー3体と、タイガー付属の戦車長1体を塗装。3体のドライバーのうち、デキが良い1体をオモテに出すことしました。

スタッフカーのドライバーは、座席に接着しやすいように背中から尻にかけてボコっと穴が開いています。そこで外に出した隊員の背中には、タイガーの余った部品で無線付きの背嚢(ぽいもの)を組み立てて背負わせておきました。

これにて、一件落着。
なんかもう、一生分のプラモを作った気分(笑)。

マットタイガー1号とマットビートル
後ろに見えるは 1/48 新マンの足首
PENTAX K-S2 / HD DA 35mm F2.8 Macro Limited
f5.6, 1/80, ISO200, -0.3EV
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