本の椅子(不二貿易 リラックスチェア スリム)

小さな頃から本好きだった私ではありましたが、眼力に陰りが見え始めたここ1〜2年、めっきり読書量が減ってきてしまいました。眼鏡は作ったんですけどね。視力が良かった期間が余りにも長かったものだから、その存在になかなか馴染めないでいるのですわ。そのくせ、習慣で本は買ってしまうので、読みかけが溜まる一方。

こらなんとかせにゃと、しばし考えてみる。リラックスした姿勢を保ちつつ、目のピントを合わせやすい位置で本(肘)を保持できれば、大分違うような気がする。そこで、近所の家具屋でアレコレ座ってエア読書しながら、良さげなイスを物色してきたわけです。

そして選んだのは、不二貿易「リラックスチェア スリム」。お値打ち価格のセール品ゆえに色は黒のみ。ま、ショッキングピンクとかでなきゃ、何色だろうが構いやしません。

ユーザー組立品なので、まずは開梱して部品チェック。

たまたま目にしたネットの評では、梱包材と勘違いして面パッドをカッターで切り開いてしまった人の声がチラホラ。確かに見間違うのも無理ないようなミテクレでしたが、組み立て後に隠れてしまう部品なんて、だいたいソンナモノかと。ユーザー組立品の例ではないのだけれど、ダイハツ ネイキッドのサンバイザーの心材なんて、紙段ボールでしたもの。

すわっ木部フレームにヒビが??と思ったら、合板の部材の色で一安心。

いや、このイス、点数の少ない部品ほぼ全てでシートにかかった荷重を分散して支える構造をしているものだから、どこかに応力が集中すると一気に崩壊しそうな雰囲気を醸し出しているんですよね(許容重量は80キロ迄だったかな)。

部品確認後、軽く清掃。そして、説明書に従って組み立て開始。
部品が少ないおかげで、ちゃっちゃか作業。

そして組み上がり!
小型ソファーも選択肢にあったのだけれど、これくらい存在感が軽い方が邪魔にならんですやね。

なお、このイスは全体がバネのようにしなるので、仮締め→本締め後、イス全体を揺らしたり座ったりしてからネジの締まり具合を再確認するが吉。増締めが必要なネジが、思いのほか生じました。この分だと、しばらく使い込んでから改めてネジの弛みを確認した方が良さそうですな(と、説明書にも記されてましたが)。

あとに残されたゴミ。
事務用イスやデスクのような重量物と違い、梱包材が少なくって後始末も楽ってもんですわい。

AQUOS R compact

そして、久々に読書にふける
そして、当然が如く犬が寝る

朽ちたスピーカーを買い替える。

春先、スピーカーの外回りを布巾でフキフキしていたときに、気まぐれにサランネットを外してみたのです。したら、ウーファー外周部がボロッボロ…、その周辺には白いポツポツが大量に…。

どうも、カビに有機物が吸い取られてカピカピに干涸び、朽ちてしまったご様子。経年劣化もあるのだろうけど、特にここ8年半は海チカでしたから、環境要因も大きいのだろうなぁ…。

ユニット構成を入れ替えながらも、90年代半ばから ONKYO INTEC 205 シリーズを使い続けてきた私。朽ちたのは、初期ラインアップで単品販売されていた D-102Aでした。さいきんステレオで音楽を流す頻度が下がっていたし、集合住宅だから音量も控えめにしていたし、そして恐らくはカビによる浸食が徐々に進行していたということもあるのでしょう。ちっとも異変に気づきませんでした!

ということで、スピーカーを買い替えることに。東京に居たときなら、ヨドバシなり秋葉原なりで店頭試聴してから決めていたでしょうけれど、沖縄の家電量販店にはそんな環境がない。かといって街ナカのオーディオショップ(まだ数件生き残ってる)は、専門化がどんどん進んで高額商品しか扱っていなさそうな気がする。よって、不本意ながら通販することにしました。

そうなるとね。私の場合、もう20何年も耳にしていた ONKYO 製品でリプレイスするのが妥当。選ぶ楽しみが限定される反面、音の好みの面でハズレが少ないでしょうから。そこで選んだのが、ネット上で評判が良く、そして都合良く型落ちして安く売られていた D-112EXT でした。

時代も思想も大きく隔たりのある D-112EXT と D-102A ですが、ラインアップの中では同じようなポジション。スタンダードより、ちょっとイイ、みたいな。

仕様を比べてみると…
D-102A: 50Hz~35kHz/Max 80W/6Ω/89dB/w184xh298xd237mm/5.2kg
D-112EXT: 60Hz~100kHz/Max 80W/6Ω/84dB/w162×h267×d271mm/4.8kg

再生周波数帯域がずいぶん上まで伸びてますね。ハイレゾ対応を唱うのも大変だ(笑)。使用頻度を考えると存在感が軽い方が望ましい私にしてみれば、ほんの少しでも小型化されている点が◎。

現在使っているメインユニットは、ONKYO CR-N755。D-112EXT とは同世代で、しかもセット品としても販売されていたくらいなので、相性の心配はナシ。

で、その音は、といえば。過去に使っていた ONKYO のスピーカー(2セット)は、ややメリハリに欠けるけど中音域のツヤが嬉しいような印象を持っていたのですが、今回のは割と音圧の高いズンドコ系に寄ってるような気がします。小型ウーファーで足りない低音域をバスレフでゴッソリ稼いでいるのでしょう。今風の音、とも言えるんでしょうかね。とはいえ、米国ブランド品ほどドコドコしてはいないですし、リーズナブルな価格含め、全体的なバランスとしては良いんじゃないかと。なんて、破れたコーンに気づかなかった私の耳をしての感想ですけど(笑)。

しっかし、これで INTEC 205 関連モデルが手元から完全に消え失せました。 長きに渡りご苦労!であります。

LOGOS:SURMOUNT 30

ん十年ぶりにザックを新調しました。と言っても、タバコの景品で当てたのですが(笑)。それが、ロゴスのサーマウント30。18リットルのデイパックに収まりきらないとき用として手頃な容量(30L)だったので、ロクすっぽ調べもせずにポチポチ応募ボタンを押していた次第。で、ブツが届いたから確認しよう、そうしよう、と。

後から調べてみたら通販で1万円強という、この手の商品の中では安価な部類らしい。さりながら、割り切った感はあれど、素材や縫製に安っぽさは(余り)感じませんでした。なんせ景品としてラインナップされるくらいの商品だったので、そこらへんに不安を感じていたのですけれど、ぜんぜん許容範囲。

見て触った範囲では「軽く・動きやすく・手頃な価格で」が優先されている風。背負った感触は良好で、本体が細身なだけに腕・肩の自由度が高いです。

メインは1気室でアクセスは上方からのみ(つまり、ただの袋)。それ以外にもポケットはあれど、最小限かつ作りがいささかチャチなので、とりあえず小物を入れられる場所はなくはない、程度。ボディ外側に重量物をくくれるような構造物は何もなし。天蓋のロックがベルト2本なら何かしら(私の場合は主に寝袋の)固定のしようもあるのだけれど、短めの幅広ベルト1本止めのため、それも不可。よって、本体内だけで荷造りを完結させなくてはならない。超コンパクトな寝袋ユーザーでもない限り、「デッカいデイパック(日帰り専用ザック)」という存在かしら。

あとは、小枝に引っかけやすいメッシュ地の多用が気になるものの、細身だから避けやすそうな(不意打ちが少なそうな)気配はあります。いまどき装備としては、スマホのヘッドフォンの通し穴やら、パッキングした水筒からの給水ホース通し穴やらがあり(私ゃ使わんけど)。そうそう、底に収納されているレインカバーは意外なほどしっかりした生地が使われてました。

総じて。日帰りハイキングなら、全然オッケーな商品じゃねぇかな、と。背負う派ならオフ車の連泊ツーリングにも向いてそう(テント泊じゃなければね)。ただし、この手のアイテムは「高いモノほど良い」のが通例で、かつ、ユーザーによる後付けの工夫を受け入れてくれる度量もないので、価格なりのある種の割り切りは必要になろうかと。私自身は「タダでもらった、デッカいディパック」としてありがたく使わさせていただきます。

Copyright ©2024 新たまねぎ小屋 All Rights Reserved.