自作スピーカー:#6 内部配線の敷設

内装工事と平行して、内部配線の準備も進めておりました。

スピーカーユニットは使い古した「Protone VSP-16」を再利用するとして、そのほかに新たに用意した電装パーツは以下の面々。

吉本キャビネットの「バナナプラグ対応スピーカーターミナル」、エーモン「#3314 平型端子 メスセット(110型・187型)」、熱帯雨林自生のスピーカーケーブル(16ゲージ、1.3mm2)。

スピーカーケーブルをキャビネットに当て、長さの見当を付けて裁断。

電工ペンチを使ってケーブルに平端子を取り付ける。スピーカーターミナル側はプラスもマイナスも110型、スピーカーユニット側はプラスが187型でマイナスが110型。と、思いきや、VSP-16 のプラス端子は187型よりも僅かに幅広で入らないことが後になって判明する。なぜ、ここで嵌合確認しなかったか、オレ。

エンクロージャーの背面には、スピーカーターミナルの端子用の穴(5mm×2点)とボルト凸部用の穴(5mm×2点)、および、付属の固定用タッピングネジ(たぶん3mm)のガイド穴(2mm×2点)を、電動ドリルを使って空けてありました。エンクロージャーの中から通したケーブルをターミナルに接続。

でもって、タッピングネジでスピーカーターミナルを固定。

この時点で、「なんかスピーカーぽくなってきやがったゾ」と内心ほくそ笑んでいたのですが、続く作業でその笑みが消えたのです。

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自作スピーカー:#5 吸音材を貼る

エンクロージャーの塗装から数日後、塗料が乾燥した頃合いに吸音材の貼り付け作業に着手しました。

初心者で具合が良くわからなかったので東京防音の吸音材を2種類準備していたのだけれど、商品説明の吸音グラフをまじまじと眺めた結果、低音域の吸音が弱い、密度の低い方(ESW-430-500)だけで組んでみることにする。

吸音材1枚からスピーカー2台分の部材を切り出す。幅の短いのが底面用、正方形っぽいのが背面用、横に長いのが天面〜側面用という3点構成。

切り出した吸音材をエンクロージャーに詰め込んで、収まり具合を確認しながら固定位置を決める。この吸音材、もの凄く軽いので、ごくごくフツーの両面テープ(ナイスタック)で貼り付けることにする。

固定箇所は必要最小限にしてくれようと、背面の上部と両側面の真ん中あたりに水平に3本敷設。

次回で紹介する配線済みターミナルをエンクロージャーに固定してから、吸音材を貼り付けていく。

で、内張作業、完了。
この吸音材はポリエステル製なのだけれどほとんど布団の中綿じみていて、作業していると細かい毛羽が舞い散ったりエンクロジャーのエッジにこびり付いたりします。ので、最後はちゃんと掃除しようね、と。

続いて、ちょと前後するところもありましたけれど、内部配線の話題へ。

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自作スピーカー:#4 エンクロージャーを塗る

先週末からのできごと。

接着した木材パーツの乾燥を十分に済ませてから、やや隙間が大きいように感じられた箇所と段差の大きな箇所に木工パテを塗り込む。

パテの乾燥に1日置いて、100番の布ヤスリで研磨開始。以降、240番と400番の布ヤスリを使って毎晩少しずつ全体的な研磨を進めていく。

しかし。久々の木工作業で思い出させられたのですけど、柔らかい木材につけた硬いパテを削っていくのって、何気に難しいですよね。ついつい金属パテのノリで「あとは削ればイイよねー」とペタペタ盛ってしまったのが運の尽き。なんかもう面倒臭くなってきたので(今回、そんなんばっかし)、パテ盛り部の平面化を諦たところでこの連休を迎えていたのです。

11/21(土)

エンクロージャーの塗装に着手。いつまでも手元に残っている部材を消費してやろうという裏テーマに準じて、自動車用塗料で塗装してやることにしました。

MDFは吸水性が高いので、シーリング材としてホルツのバンパープライマーを試すことにする。ミッチャクロンに浮気していたせいもあるのだけれど、これ、購入から8年以上経過しているんじゃないかしら。

塗装1回目、ものの見事に板に吸い込まれる。2回目、少しは表面に濡れ跡が残るくらいな感じ。あまり効果に期待できないっぽいので(ちなみに取説には木材には使えない旨の表記あり)、容量半分ほど消費したところで次のステップに進むことにする。

続いて手にしたのは、新品購入したソフト99のプラサフ。1回目、染み込む染み込む。2回目、なんとなく均一に色が乗ったくらいな感じ(写真)。ここで日没サスペンデッド。初めてソフト99のプラサフを使ったのですけれど、同じグレーでもホルツのプラサフより色が暗いですね。

11/22(日)

600番の耐水ペーパーで軽く空研ぎして塗装チリを払ってから、プラサフ3回目。微妙に残ったので、補助的な4回目を実施して使い切る。

1時間ほど乾燥させ、耐水ペーパーで再びチリ払い。ホルツのつや消し黒で、前面・底面・背面を2回塗装。天面・両側面をソフト99の日産車用チタンシルバー(多分これは6年モノくらいだはず)で3回塗装し、その上からホルツのクリアを3回塗装。

11/23(月)、つまり今日、ついさっき

昨日までのスプレー塗装ではマスキングを一切していなかったので、黒色部の一部にシルバーが回り込んでおりました。前面だけ、その銀色を上塗り退治しましたよ、と。ついでに、クリアが若干薄くザラついていた箇所を塗り足してやって、塗装作業、終了。てか、終わったことにする。

自動車用スプレー塗料で木工品を塗ってみて感じたことは。うん。こうした塗り方するくらいなら、カッティングシートを使った方がキレイに仕上がるかな。あるいは、素直にニス塗装した方が味わいが出るよね。…って、全否定じゃん。

まぁ、今回はいつまでも手元に残り続けている塗料を少しでも減らしてやろうという企みがあったればこそ、な、作業ということで。ちなみにスプレーは、1缶追加、3缶廃棄。うち1缶は塗料ではなく10年以上モノのエアダスターだったとはいえ、まぁ少しは目的を果たせたかなと。

さて、残るは内装と配線か

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