DAIHATSU NAKED:シートバックトレイをスベラーズ

しばらく前のこと。たまたま後部座席のドアを開け閉めする機会が多い日があって、そのバンッ!!という五月蝿くも安っぽい音が気になったことがございました。これはいっちょ静音テープでも貼付けてやるか!とAmazonで調べていたら、エーモンの「2650 風切り音防止テープ」が安く売られていたので、ついつい2セット買ってしまったわけです。

なんだけど。ブツが届いてから、只でさえ閉まりにくい後席ドアに付けると厄介かなぁ、という考えが芽生えてしまった結果、放置。

それから十数日後。何気なく商品を取り出して観察していたら、ゴム素材だし、クッション性あるし、荷物置き場となるシートバックトレイの滑り止めに使えそうな気配を感じました。

ネイキッドのシートバックトレイって硬い平面を作ってくれるのはイイんだけど、ただのプラ成型品だから、重量物を載せると走行中にズルズル滑ってヤなんですよね。一応、メッシュ状の滑り止めシートはクルマに積んでいるとはいえ、いちいち敷いたりなんだり気を使わなくて済む方がイイに決まってます。

作業するなら、塗装から間もなく塗面が新鮮な今のうちでしょう!
てことで、トレイを取り外して、作業開始。

トレイの稜線に沿って、やや引っぱり加減でテープを貼付けていきます。テープ自体が柔らかいので、作業は容易(今日は暖かかったし)。念のためコーナー部はドライヤーで加熱しながら曲げてみました。とはいえ、どちらかというと、キレイに曲げることよりも、直線部で歪ませないで真っすぐに貼る方に集中力が必要かも。

私ゃ圧着ローラーなんて気の利いたモノを持っていないので、テープを貼付けてから風邪薬のガラス瓶を転がしながら圧着。それから工具箱を上に載せ、リアハッチの作業が終わるまで小一時間放置。

トレイ3点、全景。

まぁ、割とキレイに貼れた、かなぁ。ただ、助手席の一番上の横一本張りが、いかにも取ってつけたように見えるのが、どうも・・・。ここが一番出っ張ってるから仕方がないとはいえ、一番目につく箇所だけに見苦しい。助手席まで倒すような荷物なんて、そうそう積まないもんなぁ。ここはゴムシート対応でも良かったかなぁ。などと悔やみつつも、圧着後にムリに剥がすと塗面を傷める可能性が高いので現状維持!

シートに取付けたところ。

試しに小型のカメラ用アルミケースを載せてみたところ、滑り止め効果はイイ感じです。気がかりなのが、ゴム製ゆえの温度変化による伸び縮み。接着面が汚らしくならなきゃいいけれど。こればっかりは、経過を見守るしかありませんね。

ちなみに、トレイ3枚で1本使って約10cm余りました。
(商品は4.3mのテープが2本入り)

DAIHATSU NAKED:シートバックトレイを染めQ

ネイキッドの運転席を除く座席には、背もたれを倒すとテーブル代わりになるプラスチックのシートバックトレイがついています。これが登録13年目で沖縄の日差しに3年以上曝されると、表面がパサパサに劣化するわ、退色が進んで貧乏臭いわ。いずれどうにかしてくれよう、と考え始めたのは随分前ですが、昨日スプレーを使ったことがキッカケになって、塗っちゃえ塗っちゃえモードに突入しました。

てことで座席から外したトレイ。本来の色を保っている裏面と比べてみると、助手席(写真・右)はほとんど色が残っていない。後部座席(写真・左)はグラデーション状に退色。

それに、背もたれを倒すということは荷物を積むこととイコールであるので、表面は傷だらけでございます。

材質が塗料ののりづらいポリプロピレン(PP)で、表面が劣化して傷だらけで色が揃ってなくて、とお手軽塗装には向かないシロモノ。本来なら、パテ等での表面補正→プライマー→ベースコート→カラー→クリアといった具合に多段階に進めるべきなんでしょうが、どうせまた傷つく部品だし面倒くさいし金かかるしなー。

そんな感じで悩んだ挙げ句、スプレーはPPに強そうな「染めQ」を選択。色のツキを良くする「プライマー」と、現状の助手席側パーツの色に近くて傷が増えても目立ちにくそうな「ロイヤルグレー」の264ml缶を選びました。

前日に中性洗剤による脱脂&乾燥をすませたトレイを事務所のベランダに並べ、まずはプライマーを2度塗り。40分くらい乾燥させてから、ロイヤルグレーを40分間隔で3度塗り。粒子が細かい所為もあるのでしょうが、すごく塗り易かったです。しかも匂いが非常に弱かったですし。高いだけのことはあるわい。

しっとりとしたイイ感じにできあがり! しっかりシボも活きてます。ただ、色合いは見本色よりも薄い(明るい)印象。

今回はグレーの素材にグレーの塗料を重ねたわけですが、それでも傷や劣化で白化した箇所は完全に覆い隠すことはできませんでした。シボが十分に残るほど粒子が細かい分、塗膜が薄くて下が透け易いのでしょうね。そこらへんを気にされる方は、ベースコートで下地の色を均一化する必要あり。ちなみに今回の作業で、プライマーは約半分、カラーは3/4くらい使いました。

続いて塗面保護目的のクリアスプレー。

特売品に弱い私が選んだのは、398円のシャーシークリア(笑)。フツーは、摩擦に強いウレタン系クリアを使うべきなんでしょうけどねー。どーせ何やったって傷つくんだから、いーんです。安いので、いーんです(私はね)。

染めQ塗装から1時間ほどあけて、クリアをたっぷり3度塗り。シックだった表面が、実にチャッちいテカリ具合になりました。しっかも、すんげぇシンナー臭・・・。

さりながら。今回の塗装は、パーツの目に見える劣化と日焼け跡が消え、その状態を維持してくれそうな出来上がりであればオーケーなのであります。

座席に取付けたところ。

周囲が黒いので写真では白く浮き出ていますが、割とイイ感じに収まりました。少なくとも、ひと手間かけた部品には見えますし(笑)。

あー。でもやっぱ狭い車内にシンナー臭が充満…。しばらくは積極的に窓を開けるといたしましょう。

DAIHATSU NAKED:ボンネット・ステーのクランプ交換

サビついたドア内張り固定フレームのスプレー塗料が乾くまでの間、ボンネット内部の様子を診てやろうかいと思ったら、ボンネット・ステーの先っちょが落ちている。あれれ?と思ってクランプにかけようとしたら、カタン!

クランプが割れていたー。

こちらはドアのネジとは違って、幸いにも在庫がありました。

部品の固定側は矢尻状になっていて、差し込むだけの簡単装着。てことは、抜きたい時はフェンダーを外さなアカンことを意味します。なんだけど、たかがチッこいプラ部品のためだけに、あんな面倒なことやってられるか〜。と、いうことで。カッターで部品の根本を切断することにしました。

しかしながら、狭い所だけにカッターに力が入れづらい。おまけに車両の金属面に傷をつけないように気を使いながらの作業になって、極めて効率が悪い。なにやらスプーンで独房のカベに穴をあけている気分。切断に励んでいた箇所の肉厚は2mmくらいあるのですが、感覚値で0.5mmくらい掘り進んだところで業を煮やしてニッパを持ち出しました。ボディ・フレームを変形させないように試行錯誤を繰り返して、どうにか切断することに成功!

なんだかんだで車体に傷をつけてしまったので、サビ防止でシャーシーブラックをプシュっとな。見えないところなのでテキトーです(今日の作業はそんなんばっか)。

塗料が乾いてから、クランプをカチ!と嵌め込んで、終了〜。

ボディのフレームとフェンダーの間に落ちたクランプの片割れの行方は、気にしない気にしない、っと。

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