4度目の車検の間、借りていたのはダイハツ・タント(初代)。いまさら何の感慨もございませんが、我がネイキッドよりも新しく、そしてまた当然が如くオートマ車でありました。
初代タントは2003年に発売されていたようなので、1999年発売のネイキッドよりも1世代は新しいといえますでしょう。以前、事務所の部屋探しで不動産屋タントの後席に乗った時の第一印象は「うわっ、広っ!」でしたが、自分で運転してみたら「うわっ、重っ!」。
エンジンはネイキッドと同じ自然吸気の EF-VE なのだけれど、図体がでかいし、大人1人分は重いし、しかもAT(ちなみに4速でした)でパワー伝達ロスは大きいし、無理もないや。そんな次第で、乗り味は全般にモッサリ・ユッサリ。何の快楽もございませぬ。
天井の高さからして意外だったのが、床と座面の近さ。上体は立ち気味だというのに、足を前に投げ出さなくてはならなくて、ちょーっと不自然というか、腰に優しくない感じでした。小柄な人や関節が柔らかい人なら問題ないんでしょうけどね。
この座面の低さには、同乗犬(チワワ)が気軽に床へ飛び降りて足元を這いずり回りやがる、という弊害もございました。まぁ、そこはクラッチペダルのない AT 車のおかげで、MT 車ほど足の動きを邪魔されずに済んだ感はありましたが…。
以上、もとより関心があったクルマでもなく、ふーん、そういうヒトだったのね、レベルの感想まで。満タンで代車を返そうとしたものの給油口の開閉ノブを探し出せず、電話して質問することになった恥ずかしい思い出だけが残りました(フツーあの場所にあんな感じであるのはボンネットかトランクのオープナーでしょお…)。