4月の終わりに郵政カブの前輪周りをメンテナンスした際に、バッテリーが寿命を終えつつあることが分かりました。そこで交換のために購入したのが、「Pro Select」とゆーブランドの YT4L-BS 互換バッテリー「PT4L-BS」。通販で約3,000円の廉価品です。どこのプロがセレクトしているのやら聞いたことのないメーカーでしたが、ちゃんとホームページで商品情報を公開するくらいの良識がありましたし、それに始動セルのないキックスタート オンリーのMDのことですから、まぁ、ソコソコの信頼性が期待できればそれで良いかという判断。

ブツは液別のメンテナンスフリータイプ。バッテリー液の入った容器をケースに刺してもなかなか入ってくれないので、ほとんど手でゆすって入れることになりました。

それでも1区画だけ入りきらなかったので、付属の画鋲で空気抜き。そこらへんが、プロに選ばれる=素人お断りの商品なのかしら(笑)。なんとなーく、むかし上野にあったコーリンのPB商品を思い出しましたわい。

ともあれ、注入が終わってから、指示書通り20分ほど放置して密封。そして充電器を使ってフル充電。

いままでは台湾ユアサのバッテリーを使ってました。ちょうど3年前に交換してましたから、まぁ、頃合いではありますね。ロクに走らせてなかったことは、さておいても。

そして、パイルダーじゃなかったイグニッション・オン! おぉ、アイドル状態でもウィンカーが力強く点滅する。ウィンカー音もすんげぇ元気。
(どちらも当たり前)
と、動作確認したところで、乗り出すこともなく部屋に戻りました。
だって、梅雨なんだもん。
昭和の日に引き続き、平成一桁の郵政カブの整備の話。前回、
フロントブレーキのレバーを引いた時の渋さは、どこかに主原因があるわけではなく、いろんな場所に散らばっている原因の相乗効果なんじゃないかという気配。そこでブレーキレバーとブレーキワイヤーを車体から取り外して、個々に整備することにしました。ワイヤーは内部にWD40を軽く注入してから、手で線をキコキコさせて馴染ませました。レバー周りは古い油を落としてコンパウンド磨き。そしてできるだけワイヤーに抵抗がかからない経路で再装着してみれば、まぁ、許せる範囲まで改善しておりましたとさ。
前回、作業前のたしなみとして軽く洗車してはいたものの、改めてワックス入りシャンプーで洗車。そして注油。
かくして、終わったーと思っていたら、ヘッドランプが仮止めのままでした。光軸合わせと増す締めを済ませ、終わったーと思ったら、前輪車軸のナットに割ピンをつけるのを忘れてました。で、今度こそ、終わったー。
前回
なんだけど、前輪とスピードケーブルの止めネジが完全に固着してしまっていて、ドライバーはおろかインパクトドライバーでも外れず。しかたないのでケーブルはメーター側を外すことにしました。んでもってようやく前輪を外したところで、今度はその衝撃でセンタースタンドで固定していた車体が前倒しに…。独りでは置き上がらせることができず、近所に住んでいる知人に電話でヘルプ。二人掛かりで車体を起こして、リアに重しとしてネイキッドのスペアタイアを載せて姿勢を維持することになりました。やれやれ。
外した前輪を部屋に持ち込み、まずはブレーキ周りをばらして、主立ったパーツのサビ落としとピカール磨き。動きに直接係らない範囲は錆び止め塗料の銀色を塗りたくってやりました。
ドラムブレーキの動きが悪いときって、大抵カムシャフトのサビや汚れが原因なんですけれど、今回はそんなこともなく。一方で、ブレーキアームと中のコマが完全に固着していたので、コイツが怪しいとばかりにハンマーでブチ抜いて磨き上げました(ブレーキケーブルも怪しいけどね)。