琉球王朝祭り:旗頭

ここ数週間、那覇/首里界隈はお祭りイベント続き。昨日は「第44回 琉球王朝祭り」ということで、午後の祝賀パレードとやらを見物に行きました。

ただ駐車場探しで手間取って、前半の古式行列には間に合わず。地域の学校やら自治会やら市民団体やらのパレードから。写真はそのうちの「旗頭(はたがしら)」と呼ばれるもの。

飾りのついた長ーい棒が出現したと思ったら・・・

皆でそれを引き上げて・・・

サーサーサーサーっ!
PENTAX K-10D / smc A 20mm F2.8
ƒ/4, 1/200, ISO 100

掛け声に合わせて一人が持ち上げます。 そして持ち上げたまま別の人に受け渡し。これが次々と繰り返されます。 案外ふらつくので、沿道で見てると「ばか、こっちくるな」です。 爆竹もわんさか鳴って、耳がキーン。ここ数日は風が強かったので、ワイヤー4本でバランスを取っている団体がほとんどでした。

でもそれを潔しとしないヤンチャなグループもいる。なんだか捕り物状態。
旗頭を倒すと、翌年まで地元の人々から後ろ指を指されるそうで、結構リスキー。

いや、その前に電線を地中化しとけよ那覇市。 場所によっては、バシバシ当たっていました。

旗頭には子供用の短いバージョンもあり、団体によっては3本立ってたりする。参加団体が多いから、結構、目まぐるしい。

旗頭のほかにも団体ごとに出し物は様々。 エイサーあり、舞踊あり、空手の演舞あり、獅子舞あり。

それにしても沖縄の獅子はすごく動物的。 沖縄でこの毛皮だよ。夏場だったら見ているだけで熱中症。

写真を撮ったのはごく一部の範囲。それでも人がわんさか。道は2キロ近くあるから、かなりの騒ぎですな。

肌寒かったので早めに切り上げてしまいましたが、なおも祭りは続く。
来年は、ちゃんと通して観てみよう。

ケアンズ(豪):乗馬 スプリングマウント・ステーション

オーストラリアの魅力のひとつとして、だだっ広い自然の下でのアクティビティが挙げられますが、特にケアンズは観光都市として発達しているので、それらのバリエーションが豊富でアクセスが良いのが○。私自身は過去3回、のべ約3週間の滞在で、ヨット・クルーズ&ダイビング、トレッキング&カヌー、ラフティング、そしてホース・ライディングに参加しました。ホース・ライディングは日本ではなかなか体験できないし、できても柵の中がほとんどでしょうから、特にオススメです。

PENTAX Super A / smc A 28mm F2.8

95年はBanyan Rangeの日帰りコース(確かA$37)を2回、05年にはSpringmount Station Horseridingの1泊2日のファームスティ(A$160くらいだったかな)を2回、それぞれ参加しました。Banyanはバックパッカーに嬉しい絶対的な低料金が魅力だったのですが、05年には探し出せず終い。そこで代わりに選んだのがSpringmountのツァーでした。ただし、今回改めて調べてみたら、残念ながらココも最近オーナーの都合でサービスを停止したようです。とはいえ、だいたいこの手のサービス内容は似通っていると思うので、以下のレポートは参考にはなると思います。これまたただし、ですが、基本的に私は国内手配できるクリーンなパッケージ・ツァーよりも、現地手配のラフな体験モノを好む人間ですので、その偏りだけご注意を。

PENTAX Super A / smc A 28mm F2.8

私の場合、アクティビティ選択には宿のフロントに置かれているリーフレットやカードを参考にしています。特にバックパッカー宿では、安くて手頃なサービスから(ホテルに置いてあるような)高めのサービスまで資料が置いてあるので選択の幅が広いです(むろんバックパッカー同士の情報交換も極めて有効)。ホテル宿泊の場合でも、観光案内やバスターミナル(ケアンズではPIER近くにあり)で幅広い資料が入手可能。むろん、いまどきネットで調べるのも手ですけれど、大手サービスに埋もれて安いサービスは探しづらいでしょうね。

アクティビティを選んだら、前日の夕方くらいまでに自分で電話して予約するか(慣れるまではハードル高いですけど、相手も英語圏以外の観光客には慣れているので落ち着けば大丈夫)、あるいは宿のフロントや街の観光案内のスタッフに代行してもらいます(ケアンズなら日本語が通じる店が多そう)。当日は各自の宿泊施設までクルマで巡回送迎してくれるのが一般的ですが、マイナーな宿だと別途集合場所を指定されることもありますし、船を使うアクティビティなどでは現地集合の場合もあります。出発時間とともにピックアップ場所についても確認をお忘れなく。

PENTAX Super A / smc A 28mm F2.8

Springmount Stationは、ケアンズの西南西、マリーバのさらに先。朝8時くらいに出て、9時半くらいに到着。軽食をつまみながらスタッフを交えてしばし歓談。若いスタッフのほとんどはワーキングホリデーの連中で、(Banyanでもそうでしたが)平均して1名くらいは日本人スタッフがいます。雑談後、そのときの体調や気分で選ばれた馬の中からスタッフが客の経験値や体形を考慮して組合わせを決め、そして自分の馬とご対面。鞍をつけたらすぐ様その背中へ。馬って何気に背が高いですから、またがると視点が身長よりもてんで高くて新鮮。ライディング・ポジションはオフロードバイク経験者には馴染み深いものです(つまり多くの人には馴染みがない、と)。

Exilim EX-M20

簡単なレクチャーを受けたら、さっそくスタート。1回のツァーはだいたい90分。草原あり、荒れ地あり、森あり、起伏あり、渡河あり、湖あり、と、コースによって路面も景観も様々です。常歩(なみあし)でポコポコとただ歩くだけではなく、尻が痛くなるトロット(速足、トットットッ)のほか、暴れん坊将軍気分のキャンター(駈歩、パカランパカラン)まではたいてい体験できます。どこか余所のサービスでは、ギャロップ(襲歩、競馬でおなじみ)を体験できるらしいと日本人スタッフが話していましたが、まぁ、私ゃキャンターで十分に爽快。

さて、文化の違いで西洋人参加者の多くが過去に乗馬経験があるのに対し、当然のことながら東洋人旅行客には初心者が多い(だいたい2度も3度もやろうという人が少ない)。従って、東洋人が多いツァーはキャンターが割愛されるなどして全般に動きが大人しくなり、余り面白くありません(西洋人は露骨につまらなそーな顔をする)。そもそも観光客は馬に馴れてなくても、馬は観光客を乗せることに慣れているうえにルートや歩法の変更ポイントを知っているので、初めてでもオドオドしないで馬の動きに身を任せちゃうべきでしょう(動物に馬鹿にされると増々言う事を聞かなくなる)。やがて制御できるようになってくると、すんごく面白くなってきますよ!

Exilim EX-M20

午前のツァーから帰ると、昼ご飯を食べてひと休み。その間に、ブーメラン投げをしたり、近くの川でひと泳ぎしたり(あんまりキレイな川ではなかったけど!)するも善し。95年のBanyanは、やさぐれたオヤジたちが空いた土地を利用して観光客相手に小遣い稼ぎを企んでいるような所でしたけれど(そういった雰囲気は嫌いじゃないので2回行った)、Springmountは農場経営の一環で観光サービスをしているような、そんな余裕が感じられる所でした。メインのホストはお歳を召した奥さん。旦那の方はクルマの送迎と買い物くらいしかしてなさそーな雰囲気(笑)。農場だけに色んな動物がいて楽しい場所でした。写真のカンガルーは餌付けしてたら居着いちゃったらしい。

Exilim EX-M20

午後のツァーから戻ったら、日帰りツァーの参加者はクルマが出るまで一休み。写真は「ヤギの赤ちゃんに授乳してみない?」というオバチャンの声に反応した人たちの図。口車に乗せられた無償奉仕とも言う。ワーキングホリデーで来ている人は、こうしたツァーに参加して、気が乗ればその場で労働条件などを雇用者と話しはじめたりします。

PENTAX Super A / smc A 28mm F2.8

宿泊客向けの寝床はバックパッカー宿のノリ。Banyanはただのテントでしたから、その面では雲泥の差。そこらへんがサービスの提供価格に大いに反映されているのでしょう。ちなみに、Springmountの料金も、相対的には安い方です。昼ご飯はステーキか魚のグリルという割としっかりとしたものでしたが、晩ご飯は2回ともパスタ。朝ご飯はもっとあっさりしてトーストとコーンフレーク。最初は「え、これだけ?」と感じましたが、まぁ、1日を通せばバランスは良いのかな。素晴らしいのは草の香りと夜空の星(でもやっぱり地平線まで開けたウブド(エアーズロック)の星空が一番凄い)。早朝の農場の散歩も気持ちよかったです。そしてまた、新たな日帰り客と共に、お馬さんパカパカ。

ここなぁ。良かったのになぁ。閉鎖とは残念。

|豪州2005:出発前夜出発到着初日
宿:サンシャインタワー宿:インターナショナル・ホステル
乗馬:スプリングマウント・ステーション

PEPSI Azuki

その存在を知ってはいたものの打ち捨てていた「ペプシ・あずき」。昨夜、スーパーで98円で叩き売られているのを見て、出来心ウズウズ。

さっそくグイッと一口。

はじめのうち得体の知れない味に舌が混乱するものの、
後味が、なるほど、あずきだ。


味覚としては、ファンタ・フルーツパンチとチェリーコークを混ぜて、
酸味と甘味を控えめにした感じ。

あるいは、フレーバーを抑え気味にしたドクターペッパーに
片栗粉を混ぜて、後味の粉っぽさを演出した感じ。

不味くはないけど、うーん・・・。

キューリに蜂蜜をかけたらメロンになる、くらい騙された気分。

あずきの味をコーラで再現しようと不眠不休の努力をしたというより、
調合してたら、なんとなく小豆みたいな味になったから取っておこう、
そんなヌルい開発姿勢が感じられる一品でした。

さてはて。

ここ数年、企画モノというかゲテモノ作りに勤しんでいるペプシ。
随分と昔に「コーラ戦争に勝った!」などとブチ上げてたけれど、
今や国破れてサンガリアをライバル視しているのかしらん。

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