平成土器

タバコに火をつけ、パソコンを眺めながらフゥッと一息つけていたところにクライアントから仕事の電話。仕事の話じゃ没頭するから、灰が落ちそうにもなりますわな。

私はパソコンの周りに灰が落ちないように、灰皿を後ろの食卓に置くようにしています。電話しながら、灰皿を手探りしたものの空振り。疑問に思って振り返ったら、丁度反対側の席で食後の一服をしたばかりだったから、灰皿までが遠いではありませんか。

あいにく電話も固定電話にかかってきたから、体を動かせる範囲も限られてしまう。割と込み入った話をしていたものだから、話を切るのもイヤ。と、いう訳で、ケーブルぴ〜ん&中腰のまま上体ヒネリのうえ反らし〜&腕伸ばし〜というマヌケな姿で、声だけは仕事モードのまま灰皿を引き寄せようとしていた訳ですよ。

灰皿のフチに手がかかり、心の中で(おっ!)と歓喜の声をあげたその瞬間、パソコン前に置いてあった飲みかけのコーヒー入りのマグカップに受話器のケーブルがかかって落下。ガッシャン!

「あ”〜〜〜〜っ」と思わず奇声をあげてしまった私。
「どうしたんですか!!」とクライアント様の声。

あ、いや、マグカップを落として割ってしまったのですわ、と説明しながら床にこぼれたコーヒーを拭いつつ破片をまとめつつ、「大丈夫ですから」と、そのまま何事もなかったかのように仕事の話を続けましたとさ。

いやはや。
ビジネストークも大変だわい。

ちなみにタバコは、灰皿のフチに刺してありました。
刺した記憶がない割には、ちゃんと冷静に対応していたのね(笑)。

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