バイクの遍歴

およそ2ヶ月の間、郵政カブの整備に休日を費やしたおかげで、すっかり頭がバイク脳になってしまいまして。
なんとなく、これまで乗り継いできた16台のバイクをまとめてみました。

下の画像ではモデル・カラー含めて所有してきた車両を購入順に掲載していますが、ゴメンナサイ「※」のついた写真はネット上の画像を借用させていただきました。

  1. YAMAHA DT50
  2. SUZUKI TS50 ‘Hustler’
  3. KAWASAKI KL250R
  4. SUZUKI GSX250E
  5. SUZUKI GF250
  6. SUZUKI GSX750S (III) ‘KATANA’
  7. SUZUKI DR250S
  8. SUZUKI TS200R
  1. YAMAHA SRX-6 (I)
  2. SUZUKI DR250S
  3. SUZUKI GS400E
  4. SUZUKI VX800
  5. SUZUKI SV650S
  6. SUZUKI TR110 ‘Street Magic II’
  7. SUZUKI DR-Z400S
  8. HONDA MD90 (P)

先日、顔馴染みの理髪店のバイク好きマスターから「マニアックなの乗り継いできましたねぇ」と言われたのですが、該当しそうなのはVXとMD、次点で3型カタナくらい? どちらかというと、DTとSRXを除けばマイナー車両ばかり、というのが実情ではないかと。スズキが12台、ヤマハが2台、ホンダとカワサキが1台ずつという割合からもソコラヘンが窺えるでしょう(笑)。DTからVXまでの12台が10代から20代にかけて購入したバイクで、その多くが格安・割安な中古車。その過程で自分好みのバイクの特徴が明確になり、以降は乗り換え頻度が下がってます。

一連のバイクの中で、面白かったバイクは…

オフ車では、SUZUKI TS200R
コンパクトで軽くて馬力があって吹け上がりも良くてブレーキも良く効き、足もしなやか。峠道でも林道でもクローズドコースでも大変楽しいバイクでした。その快楽と引き換えに、メインで100km走れるかどうかという、極端に航続距離が短い欠点あり。ソコソコ長いこと手元にあったバイクで、新車購入から間もなくして普段使い&長距離ツーリング用の中古バイク(SRX〜VX)との2台運用と相成りました。しかしまぁ。今や2ストバイクなんざ輸入車でしか存在しない世の中になってしまいましたねぇ。

オンだと、SUZUKI GS400E
ハンドリングもパワーの出方も凄く素直で、軽いおかげでブレーキも良く効き、中低速コーナーでクイクイ曲がる。オンロードタイプで初めて「操縦が楽しい!」と思えたバイクでした。空冷2気筒ゆえ絶対的なパワーはなく、高速巡航は苦手。海外仕様の500ccモデルなら、文句なし、だったのかも。日本では不人気なおかげで上玉中古を安く買えて良かったのですが、素性の良さからすると不遇なバイク、でしたね。

バランスが良かったバイクは…

オフ車では、SUZUKI DR-Z400S
下からトルクがあるクセに、上までキレイに回るエンジンが素敵。大柄で重量もソレナリにはあるものの、走り出してさえしまえばパワーとその出方で帳消し。さすがにTSRのような気軽さ・身軽さはありませんが、峠道でも林道でも楽しく、高速も善し、でした。

オン・オフ取り混ぜた4スト単気筒のバイクの印象として、250ccまでは非力、600ccはトルクがありすぎてギア選択の面白味が減り、加えて空冷だと振動がツラいときがあるので、私的には液冷400ccあたりが丁度いい感があります。

オンだと、SUZUKI SV650S
GSの軽快感に、VXで堪能した大排Vツインの心地よさを織り交ぜたような、気持ちいいバイク。シートが薄い割りには、長距離ツーリングでも疲れ知らずでした。ただ、やや前傾強めのライポジにイマイチ乗り方を合わせられなかったので、ちゃんと乗りこなせていたかというと怪しいですがね。ちなみに、このバイクは TSRから買い替えたゲタ車・ストマジと2台運用していました。

4スト2気筒のバイクは、不思議と排気量問わずに楽しめたのですが、パワーからすると400〜650ccあたりが私には適当かな、て感じです。800ccの加速は気分良かったけど、あまり遊んでるとお縄になりそうですし(笑)。そして4気筒のバイクはどうかというと、どの排気量でも気疲れするところがあって、イマイチ私にはシックリきませんでした。

そんなこんながあって…

再び沖縄に越してきてからは、HONDA MD90
「もっとパワーを!もっと速く!もっと軽く!もっとブレーキ効いて!」なんて邪念を「だってカブなんだから、しょうがないじゃん」の一言で吹き払ってしまう、仏のようなバイクです。カブは、カブですね。何者とも違います。肩の力を抜いて走りましょうよ、と。3速しかないギアは気に入らんけどさ。

昔から「バイクはカブに始まりカブに終わる」なんて格言じみた言葉がありますが、こないだまでさんざんイジっていて何となく腑に落ちた感があります。でも、これで終わってしまうのは、なんか癪だなぁ。

じゃあ、最近のバイクの中から選ぶならナニカといえば。YAMAHA XSR900 のデザインには惹かれるし、SUZUKI V-strom 650XT は趣味嗜好ド真ん中だけど、どちらも普段使いにはデカイし高値。となると SUZUKI SV650 ABS か YAMAHA MT-03 あたりが良さげかな。遊び道具として割り切れるなら、YAMAHA トリッカーや APRILIA RX125 も楽しそう。ま、何にしたって、買い替え欲求が高まればの話ですけどね。

ワインレッドの心

SV650S と共に所有しているストマジ110。

数年前に街乗り用に購入したのですが、取り出しにくい場所に保管しているので、ついついSVの方にまたがってしまっています。でもこれからのシーズンは、サンダル履きの半キャップというラフな格好で乗り回すのにもってこい。ということで、先週末に久しぶりに洗車しながら各部メンテを行いました。

まずは、しばらく前からフロントブレーキの効きが渋くなっていたのと、ブレーキフルードが赤ワイン色に転じていたのが気になっていたので、フルードの交換作業。しかし、そんなことするの6年ぶりで、すっかり手順とコツを忘れてしまっていた私。ちょっと油断したすきに、洗面台からゴボゴボと排水されるがごとくマスタータンク側からフルードが流れきってしまいました。

ディスクブレーキはですね、マスターから繋がるホース、さらにその先の実際にブレーキパッドを動かすピストンが入っているブレーキキャリパーまで、空気が入ってはいけないのです。と、いうか、エアが混ざるとレバーを握っても圧が気泡で吸収されてしまってブレーキが効かなくなる。つまり、このゴボゴボは、面倒のタネ以外の何者でもないのですな。

そういったわけで、ひたすらブレーキレバーを何度も握って加圧して、キャリパーのエア抜き口を緩めて古いフルードと気泡を逃がしていくという作業を延々と繰り返すハメになりました。ところが一向に、レバーに手ごたえが戻らない。知人に電話して、うすらボケた記憶とコツを再確認して、再挑戦。でも、ダメ。午後も早くから始めたのに、とうとう陽が傾いてきてしまいました。

やはりマスター側のどっかにエアがたまっているんだろうと、ドライバーのウシロでトントン叩いても気泡は出てこない。そこでエンジンをかけて振動を加えてやると、プクッ。お、これいいじゃん、とばかりにそれを繰り返していたのですが、エンドレス。日が暮れてきた頃、たまたま遊びにきたバイク乗りの知人のアドバイスで、マスターに繋がるホースを瞬間ゆるめてみたら、ブシュー!! いきおいよくエアが抜けていき、数回後には、念願の手ごたえが。ようやく、作業が終わりましたとさ。あげくの果てにはスクワット後のような筋肉痛。腰もイタタタ。

やっぱり、日頃からバイクをいじってないと、コツをどんどん忘れてしまうものですねぇ。かなり反省。次はSVのフルード交換だ。今度は大丈夫だろう。でも両輪ディスクでフロントはダブル。あー、考えただけでメンドーくさー。・・・いや、それがイカンのですな。

多摩湖(東京)

日曜日、午後から晴れてきたのでストマジに乗ってふらついてきました。

多摩湖の別名は村山貯水池。ひがっしむらやぁまぁ〜音頭で特定の世代には知名度の高い地域にあります。ギリギリ東京都。西武ドームと西武園とユネスコ村のそばですな。湖の周囲は、都心から近いわりに緑の多い郊外的な風景が広がる気持ちの良いところです。

以前ここにバイクで来たのは原付免許を取ってすぐ、DT50に乗ってたときだから、実に17年ぶり。いまは周回道路はバイク通行禁止なんですね。当時は湖畔をグルグル回れた気がしてたんですが、これって単にルートを勘違いしてるだけかな。

写真は多摩湖の南側の堤を外側に降りた所。増水時の放水エリアなんかな。実際に見ると、妙な違和感のある、ちょっと面白い風景でした。

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