HONDA MD90:春の大掃除#8 リアブレーキとリアホイールの整備

5月24日。約1ヶ月に及んだ整備が終わった〜と思いきゃ終わってなかった日から、1ヶ月経過。仕事も一段落し、陽気も良かったので、郵政カブの整備を再開いたしました。課題はリアブレーキからのカツっという異音発生です。

問題は、整備開始の段から外れなかったブレーキロッドの蝶ネジ。これをドウニカしないとドウニモならないので、錆び落とし剤とピカールと真鍮ブラシを組合わせながら、蝶ネジの可動範囲を徐々に広げていきました。そして、蝶ネジが外れたー、ドラムブレーキが外れたー、クララが…(以下自粛)。

後輪ごとブレーキを部屋に持ち込んでカムシャフトを動かしながら現象を確認してみると、カツっという音はブレーキ内部ではなく、パッドがロックした衝撃で外側のカバーがホイールにぶつかって生じているっぽい。なんだ、じゃあ、後輪の締め付け具合の問題っぽいやん。とはいえ、どうせ外したので、もろもろキレイにしてやることにしました。

では、カムシャフトを抜きましょう。

が、てんで抜けやしない。
しかたないから、ハンマーでカンカンカン。

シャフトも穴の表面も、サビがきてました。とはいえ、シブくても回ってはいたので、耐水ペーパーではなくピカールでシコシコ研磨。そしてグリースアップ。

パッド周りも分解し、各部品をブレーキクリーナーで洗浄し、スプリングにグリースを塗って再組み立て。

ホイールもサビサビだったので、#320の耐水ペーパーでザザっと浮きサビを落としてからサビチェンジャーをヌリヌリ。記録として左の写真を撮ったところで終わりにしようかなーと考えていたものの、好奇心から試しにウソくさい色した耐サビ塗料のシルバーをスポークにちょっぴり塗ってみたら、ちょっぴりどころか全て塗りつぶさないと見た目におかしくなってしまったので、面倒くせーと思いつつヌリヌリヌリ…。

そして後輪を車体に戻して、様子を伺いながらナットを締め付けてみると、緩くてもカツっ締め過ぎてもカツっ。なんだそのビミョーなバランス。ということで、ビミョーな締め付け具合なところで割ピンつけて、今度こそ本当に作業完了〜♪です。

まだ大した距離は走ってませんが、整備した効果はバツグン!ではないにせよイイ感じ。まだチェーンの張りが強いせいか、最高速度がちょっと落ちたような気がしますが、それでもイイ感じ(ということにしておこう)。

さて、これでリア&駆動周りは終わったから、今度はフロント周りだな。うん、そのうちだな。そんな気分になったらだな

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HONDA MD90:春の大掃除#7 祝・作業完了!のハズが…

4月20日。思いつきで郵政カブの整備に手をつけてから4週間目。ようやくパーツを組み上げる日がやってまいりました。

後輪を取付けーの、チェーンを巻きーの、ステップを取付けーの、マフラーを固定しーのとまぁ、取付け手順との絡みで当日一括作業でありました。

黒/銀というオフ車っぽい配色にしたマフラーは、我ながらイイ感じ。だったんだけど。耐熱塗料を乾かそうと、なかなかかからぬエンジンをキックしているうちに誤って塗装面にケリ入れ。足跡ペタン。なるほど、塗装ではなくメッキ処理されていたのはこういう理由からかーと、妙に納得いたしました。ちぇ。

磨き上げたスプロケ側のクランクケースはピカピカしててイイ気分。一方で、磨き上げてない部品とのギャップが激しいけれど、メンドークセーからまぁいいかと(笑)。

あと、見事に錆び色に染まっていた鉄製のシリンダーブロックは、真鍮ブラシで表面をザザっと均してからサビチェンジャーを塗りたくっておきました。内部までサビが進行していておかしくはない状態なので、効果のほどは気は心レベルでしょうけどね。

新しくなったリアスプロケとチェーン。えー、フロントのスプロケは簡単には外れてくれなかったので交換しませんでした。まだ手裏剣までにはほど遠かったから、というのは心の内の言い訳であります。

と、いった具合で一通り組み上がったわけなのですが。チェーンの張りを調整している間に発覚したのが、リアブレーキをかけて後輪がキッと止まるとともにカツッ!という音が鳴る現象。4週間もの間、多忙な仕事の合間に整備し続けたオチがこれかい、みたいなネガな気分になってしまったので、あとはプロに任せよう!ということにして仕事に出かけました。その翌週末、近所のバイク屋に持ち込んでみれば、連休との絡みで手一杯だしメーカーも休みで部品発注できないから今は受け入れられない、と。そうかぁ、世間は連休だったんだ。すっかり忘れてた。てなことで、すごすご帰って出勤しました。

そして5月に入ってすぐ、沖縄は梅雨入り。
組み上げられたカブは、駐車場の片隅で埃を被ることになったのです。

次は、もう自分で何とかする、の巻。

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HONDA MD90:春の大掃除#6 スプロケ側クランクケースを磨く

ガッサガサのブックブクだったクランクケース。ブックブクだった範囲はアルミ自体が粉を吹きまくっていたので、塗面をザックリ剥がしてから耐熱シルバーを塗って誤摩化してやることにしました。そこで#240相当のサビ取りスポンジやボンスターでゴシゴシしていたのだけれど、塗装が簡単に剝がれたのは粉を吹いていた箇所だけ。それ以外は、実に頑強。

気分を変えて#320の耐水ペーパーでこすっているうちに、金属面が磨き上げられてなんかイイ感じに。これは塗装なんかしない方が美しいかなーと思い始めたら、もう、サルにラッキョウ状態。

ところどころピカールを挟んで、#320→#600→#1000→#2000と磨き上げました。磨いてから間を空けるとくすんでくるし、いやもう、磨き上げ作業って止め時を図りづらくてキリがなくなるので、粉を吹いていた箇所が凡そ分からなくなった位でオシマイにしました。それでも一週間ほどの間、寝る前に毎日30分は磨いてましたかね(笑)。

ただまぁ、もともとが粉を吹いていたパーツですから、キレイに磨いたところで、どうせすぐ傷んでくるのは明白。そこで試験的に最後に磨いてからZero Waterを塗り込んでおきました。既に作業から1ヶ月くらい経っていますが、いまのところ状態を維持していてくれています。もっとも、コーティングだっていつまでももつものではないので、適当なタイミングで重ね塗りする必要はありましょうが、ね。

次は、祝・作業完了!のハズが…の巻。

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