Protone VSP-16 ドア・スピーカー

正月のバーゲンで購入した「Protone VSP-16」。同価格帯の「FUSION FSN-160T」と置き替えることにしました。ちなみに、ネイキッドにはリアスピーカーの「VSP-04R」とセパレートツイーターの「VSP-03T」を取り付けてありますから、これで音の出はProtoneブランドで統一されることになります(メインユニットはカロの「DEH-P640」)。

・スピーカー形式:同軸2way
・インピーダンス:4Ω
・定格入力/瞬間最大入力:12W/60W
・出力音圧レベル:90dB
・再生周波数帯域:40〜20,000Hz

低音側がFSN-160Tより10Hz低い点が購入動機のひとつ。信号の入力値は純正品並みで、リアにつけたVSP-04Rと似たり寄ったりです。

FSN-160Tと並べたところ。

FUSIONシリーズは見た目の派手さを売りにしている気配が濃厚なので比較するのもアレですが、VSP-16は地味ながらも艶やかなコーンの質感が少し嬉しい感じです。値段が値段ですから、特に。

ウラ側の比較。ドライバー部は、VSP-16の方が直径で1cm程度・大。手に持った感触でも、VSP-16の方が少し重たい感じ。「スピーカーは重いモノを買え」という言い伝えが、イマのスピーカーの、それも箱なしの状態でどれほど有効かは知りませんが、なんとなく好印象。

ちなみに。FSN-160Tのウラに貼られたシールには「10cm COAXIAL MOUNT SPEAKER」と記されています。そう言われて眺めてみると、正面の赤く塗られたコーンを黒い部分で無理矢理延長して16cm対応させているように思えてしまう。どうせ中国産の低価格商品ですから単なる誤植の可能性が大きいとはいえ、装着したときに何となく引っかかっていたポイントでした。なお、VSP-16も中国産です。

付属のケーブルと、前面用のクッション。

スピーカー・ケーブルは、たまたま端子の形状と極性がFSN-160Tと同じだったので既設品を流用することにしましたが(だって面倒なんだもの)、VSP-04RやVSP-03Tに付属していたケーブルよりもしっかりとした、真っ当な代物でした。チラシでは新商品扱いされていたので、新ラインアップからオートバックスが気を利かせた可能性はあるとはいえ、単に短い分だけ良いものを使っているだけの可能性も否定できませんね(笑)。

付属のパッキンを背面に取付けたところ。このパッキンも真っ当な代物でした。

ドアとの締結箇所3点にカッターで切り込みを加えてやります。

ドアに取付けたところ。今回はドア側に追加処理を施すことにしていたため、左側を取り替えた段階で左右の異なるスピーカーを同条件で聞き比べてみました(ただし、VSP-04RとVSP-03Tもアクティブな状態)。

中音域が薄く低音部がやや強めでメリハリのあるFSN-160Tに対し、VSP-16は中低音の出方は良いものの少しボンヤリとした感じ。ビート主軸でロックを聴くならFSN-160T、ボーカル主軸でR&Bなどを聴くならVSP-16、といったところでしょうか。私は後者の比率がやや高目なので、結果オーライです。

いずれにせよ(どちらも)安価なスピーカーなので、費用対効果は十分。所詮、軽自動車、所詮、ネイキッドで流す音楽ですから。

さて、使わなかったクッション・テープは、ハンドル下のカバーの緩衝剤として利用。購入時点から信号待ちなどでアイドリングしているときにガタガタしていた箇所です。以前は3割くらいの発生頻度だったので余り気にしていなかったのですが、最近では8割くらいの高頻度。さすがに鬱陶しく感じておりました。

効果はテキメン。ただし、厚みが増えてフックのカカリが強くなってしまった分、カバーが外しにくくなってしまいました。まぁ、そうそう脱着する機会もありませんから、これまた結果オーライです。

Remix:FUSION FSN-160T

NAKED のフロント左スピーカーが壊れたので、代替品を探しに近所のオートバックスとDIY屋を覗いてきました。

私のネイキッドには、壊れたドアスピーカーの他に Protone のセパレート・ツイーター(VSP-03T)とボックス・スピーカー(VSP-04R)を付けているので、どうせなら同じシリーズで揃えようかねとオートバックスに向かったものの、17cmはあるけど16cmスピーカーは存在せず。その他には、まっとうな商品しかなかったので(!)、ひとまず値段だけ確認してから近所のDIY屋へ。

そこで目にしたのが、FUSION FSN-160T (2,980円)でした。

ブランド品に拘っていた一昔前の私なら手に取ることもなかった商品ですけど(ヤなヤツ!)、エンジン音/走行音が大きいネイキッドでは「音楽が音楽として聞こえればイイや」という風に割り切っておりまする。

・スピーカー形式:同軸2way
・インピーダンス:4Ω
・定格入力/瞬間最大入力:30W/130W
・出力音圧レベル:92dB
・再生周波数帯域:50〜30,000Hz

セパレート・ツィーターを付けているから、本当はフルレンジが欲しかったんですけどね。今の流行りはコアキシアルのようで。実のところ同じコアキシアル2wayのカロッツェリアTS-F1620(6,980円)にも惹かれておりました。が、ソレを付けるとなると安いセパレート・ツィーターを外したくなるはずで、そうなるとケーブルの取り回しからやり直さなくてはならなくなる。それは面倒くさいなぁ、と。

外箱にはネイキッド対応は謳われておりませんでしたが、当ててみたら問題なし。てことで、早速取付け作業開始。

商品には捻り込み式のケーブルの結線パーツがついておりましたが、いかにも信頼を置けそうになかったので、きっちりとギボシづけしてやりました。

しっかし、Protoneのスピーカー同様、安いスピーカーのケーブルは異様に芯が細い。もう一回り太いのつけたって、そう極端にコストに響くとも思えないんだけどなぁ。手元に代わりになるモノがなかったのでそのまま使いましたが、もう少し、何とかならないものかしら。

結線後、音の出を確認してから、クッション剤の貼付。

ネイキッドの場合金属のドアパネルに金属のスピーカーのフレームを直づけする上に、ドア側の固定ネジの受けが出っ張っているので、そのまま付けたら如何にもイヤな共振が生じそう。ということで、説明図ではスピーカーの外側(クルマのカバー側)に付けるためのクッションを、ドアパネルとの接触面に取付けることにしました。まぁ、気は心、レベルにせよ。

が、このクッション、両面テープの保護膜がなかなか剥がれない。
すごく、イライラ。

ドアに取付けられた図。

車体色と相まって、なにやらメリーさんがクリスマスな感じ。

メタリック×メタリックの組合わせは案外悪くないかなー。

カバーを取付けた図。仰々しさが薄れ、まぁ、ワンポイントのアクセントにはなっているのかしらん。

さて、肝心の音は。止まって聞いている限りでは、中低音は薄いけど意外にメリハリのある感じ。そんなに悪くはない。のだけれど、走行中では薄い中低音が走行音で相殺されて高音ばかり耳について、なんだかな・・・という音でありました。

もっとも、Protone のセパレート・ツィーター自体が薄っぺらい高音を奏でるスピーカーでしたから、ひょっとしたら単体で鳴らした方が音のバランスは良いのかもしれません。

でも、またケーブルで苦労するの、ヤだし。
ひとまず音質調整でどうにかしようかと。そして耳が慣れてしまうのを待とうかと。

・・・生理的に受け付けられないようなら、ちゃんとしたモノに買い替えるとして。

※2013年1月、(安物とはいえ)同じブランドで揃えた方が車内の音が整うだろうと考え、「Protone VSP-16」に置き換えました。

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