昨年の秋口に導入したカワラフサトサカ。春先にタマイタダキイソギンチャクの片割れが水槽内を泳ぎ回った結果、二つのタマイタに挟み込まれて互いに触手を触れ合う仲になってしまいました。
それはいかにも不健康そうなので、トサカをストレーナー近くの空きスペースに置いたものの、そこでは水流が弱いせいか、なんとなくグンニャリとした姿をさらしていたのです。
そして梅雨入りからしばらく、水温30℃近くを維持するようになってから、さらにグンニャリ度が増してまいりました。そこで再び元の場所に戻したのですが・・・。
数日後、ふと水槽を眺めてみたら、トサカが居ない! タマイタみたいに動き回るハズはないだろうとよくよく眺めてみたら、居ました。溶けて縮んでいるトサカがちゃんと・・・。スキマーのボトルも、いつになく茶色い廃液が多く取れてたし・・・。
そしてまた数日後。本体から切り離された先端の一部を残して、姿を完全に消しました。よっぽど熱に弱かったのねん。それと時を同じくして、ミスジリュウキュウスズメダイにいじめられていたデバスズメも姿を消し、ほどなくタマイタの近くで骨片が発見されました。
ぼちぼち部屋のクーラーを使いはじめたので、これからはもう少し平均水温が下がるとは思うのだけれど、それはさておいても、ウチの事務所の水槽は、個体を選ぶ厳しい環境なんだろうなぁ。唯一夏を迎えたことのないイシガキカエルウオの調子は悪くなさそうなので、残った連中は無難に暮らしていってくれるんじゃないかと、期待しているところでありんす。