サビカビ合戦

7月に入って早々、沖縄の長い梅雨が明けまして。中休みが長かったとはいうものの、その前後の雨量が半端なかったものだから、サビ・カビが大量発生。そんな次第で毎週末、アレやコレのメンテナンスに勤しんでおりました。

例えば、黒カビの生えたネイキッドのサンバイザーは、車両から取り外しキッチンペーパーを巻いてカビキラー処理して…

購入から約半年が経過し、サビ増量中の AXIS Treet は、洗車して赤サビ転換剤を塗って注油して…

青カビが生えたヘルメットのインナーは、洗剤で手洗いして日光消毒からの陰干しして…

やはり青カビに覆われた革カバンは、ハケで清掃してアルコールで拭って日光消毒して陰干ししてオイルアップして…

ついでだから黒カビが点在していたカーテンも洗ってしまい…

梅雨入り前に清掃していたエアコンも、念のため再清掃。

てな感じで、先週末あたりには一区切りつけた気になっていたのですけどね。

なに、この、台風に続く梅雨みたいな予報。

カビとサビと梅雨と

沖縄の梅雨って、だいたいスコールが降る頻度が高まるくらいな感じだというのに、今年は1日中雨が降り続く日が続く、なんて内地(てか東京)の梅雨の様相。おかげで期間を通して湿気がヒドく、湿度計には高頻度で「100%」という値が表示されてました。で、そんな湿気を糧に頑張っちゃったのが、サビとカビ。

クルマ(NAKED)とバイク(MD90)については、どちらも年式が古いし青空駐車場保管だから、サビても仕方ないやと達観している(諦めている)んですけど、カビはちょっとね…。浴室トイレのタイルはもとより、革ジャンと革製バッグが白と緑色のふんわり仕上げになっている姿を目の当たりにすると、イヤんバカん、なのです。

そこで、先月末の晴れた日に(梅雨明け宣言が出た日だったかな)、カビ退治を敢行。手段としては、50%くらいに希釈したエタノールによる拭き取りに加え、革製品は陰干ししてからのオイル塗り。カビのひどかったカバンは、さらに防水スプレーでコーティングしておきました。

ところが、梅雨の戻りでその後も雨続きの日々。本日ふとカバンに目を向けてみれば、カビが再発しているじゃあ、ありませんか。てことで、ベランダに持ち出し、キムワイプでカビを払って改めて陰干ししておきました。

それから買い物がてら、梅雨の間ほぼ出番のなかった郵政カブを久々に動かしてやろうかねとヘルメットを手を伸ばしたら、白と緑色でふんわりと仕上げられた革製グローブがメットの横に鎮座しておりましたよ、と。

通気性の良い場所で保管してたから、大丈夫かと思ってたんですけどね。やっぱり壁の近く、それも隅っこではダメだったようで。てか、ほかの革製品がカビていた時点でグローブもチェックしとけよって話なんですけど、暖かくなってからこっち、その存在をすっかり忘れてました(笑)。ということで、こちらもキムワイプでカビを払ってからの陰干しに。週末にでも、アルコール&オイル処理をするつもりです。

あぁ。早いとこ、カラッとした陽気になって欲しいなぁ…。

朽ちたスピーカーを買い替える。

春先、スピーカーの外回りを布巾でフキフキしていたときに、気まぐれにサランネットを外してみたのです。したら、ウーファー外周部がボロッボロ…、その周辺には白いポツポツが大量に…。

どうも、カビに有機物が吸い取られてカピカピに干涸び、朽ちてしまったご様子。経年劣化もあるのだろうけど、特にここ8年半は海チカでしたから、環境要因も大きいのだろうなぁ…。

ユニット構成を入れ替えながらも、90年代半ばから ONKYO INTEC 205 シリーズを使い続けてきた私。朽ちたのは、初期ラインアップで単品販売されていた D-102Aでした。さいきんステレオで音楽を流す頻度が下がっていたし、集合住宅だから音量も控えめにしていたし、そして恐らくはカビによる浸食が徐々に進行していたということもあるのでしょう。ちっとも異変に気づきませんでした!

ということで、スピーカーを買い替えることに。東京に居たときなら、ヨドバシなり秋葉原なりで店頭試聴してから決めていたでしょうけれど、沖縄の家電量販店にはそんな環境がない。かといって街ナカのオーディオショップ(まだ数件生き残ってる)は、専門化がどんどん進んで高額商品しか扱っていなさそうな気がする。よって、不本意ながら通販することにしました。

そうなるとね。私の場合、もう20何年も耳にしていた ONKYO 製品でリプレイスするのが妥当。選ぶ楽しみが限定される反面、音の好みの面でハズレが少ないでしょうから。そこで選んだのが、ネット上で評判が良く、そして都合良く型落ちして安く売られていた D-112EXT でした。

時代も思想も大きく隔たりのある D-112EXT と D-102A ですが、ラインアップの中では同じようなポジション。スタンダードより、ちょっとイイ、みたいな。

仕様を比べてみると…
D-102A: 50Hz~35kHz/Max 80W/6Ω/89dB/w184xh298xd237mm/5.2kg
D-112EXT: 60Hz~100kHz/Max 80W/6Ω/84dB/w162×h267×d271mm/4.8kg

再生周波数帯域がずいぶん上まで伸びてますね。ハイレゾ対応を唱うのも大変だ(笑)。使用頻度を考えると存在感が軽い方が望ましい私にしてみれば、ほんの少しでも小型化されている点が◎。

現在使っているメインユニットは、ONKYO CR-N755。D-112EXT とは同世代で、しかもセット品としても販売されていたくらいなので、相性の心配はナシ。

で、その音は、といえば。過去に使っていた ONKYO のスピーカー(2セット)は、ややメリハリに欠けるけど中音域のツヤが嬉しいような印象を持っていたのですが、今回のは割と音圧の高いズンドコ系に寄ってるような気がします。小型ウーファーで足りない低音域をバスレフでゴッソリ稼いでいるのでしょう。今風の音、とも言えるんでしょうかね。とはいえ、米国ブランド品ほどドコドコしてはいないですし、リーズナブルな価格含め、全体的なバランスとしては良いんじゃないかと。なんて、破れたコーンに気づかなかった私の耳をしての感想ですけど(笑)。

しっかし、これで INTEC 205 関連モデルが手元から完全に消え失せました。 長きに渡りご苦労!であります。

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