60cm水槽:静音エアーポンプ、あれこれ。

年明けあたりから、海水魚水槽のスキマーに繋いでいるエアーポンプの動作音が急に五月蠅くなってきました。使っていたのはニチドウのノンノイズ S200 で、それまでは十分に静かだったので同一商品でリプレイス。だがしかし、残念ながらブ〜〜〜っと五月蝿いハズレ個体でした。

どこぞのスイーパーの仕事道具じゃないけれど、どんな名工も及ばないワン・オブ・サウザンドがあるように、負のワン・オブ・サウザンドもありますやね。量産品、それも安価な大量生産品の品質ムラはヤムナシとはいえ、ハズレを引くと凹みますな。

仕方ないので、より低振動・静音性を強調している GEX のサイレントフォース 2000S を追加購入しました。位相の異なる2つのダイヤフラムで振動を打ち消しているそうです。いわば、水平対向2気筒エンジン搭載機かしら。

ただなんか、思ってたより、図体がデカい。
設置面積はノンノイズ S200 の倍以上です。

無事、水槽台の中に収まったから、デカさはオッケー。
セットして電源を入れてみると、宣伝文句通り、静かでオッケーでした。

ただ、エアの送出が弱い感じ。吐出量ダイヤルを弱めに絞った状態でスキマーに繋いでいたノンノイズ S200 と入れ替えたら、スキマー内の泡が排出口にぜんぜん届かないのです。

カタログ数値では、ノンノイズ S200 の吐出量が 0.5〜2.0L/分であるのに対し、サイレントフォース 2000S は 2.0L/分。最大値は同じだというのに、こはいかに。届けられたサイレントフォース 2000S が虚弱個体なのか、それとも、ノンノイズ S200 が五月蠅かったぶんだけ活発な個体だったのか、どっちだろう(どっちもだったら、ヤだな)。

ともあれ。スキマーの設置位置を調整すれば実用上問題ないですし、静けさは正義なので、これにて一件落着。

水槽用エアポンプ(寿工芸 SA-1500S)のモーター交換

60cm水槽に装着したマメスキマーを駆動していたエアポンプの騒音が余りに酷くなり、手元にあった予備の静音ポンプと交換したのです。が、しかし。平穏だったのは2日くらい。早々に騒音ポンプと化しました。

振り返ってみれば、予備化した原因は相対的に五月蝿かったからで、しかもコレ、購入から6年以上経過した一品だった訳で。まぁ、無理もなし。

考えてみたら、今までポンプが五月蝿くなったら本体ごと新品交換してきたので、部品交換をしたことがありませんでした。だったら試してみようかい、と思い立ったわけです。

作業対象は、コトブキのサイレントエア SA-1500S というモデル。交換部品は「サイレントカートリッジ K-167」約460円也。本体が千円ちょいくらいですから、これで症状が改善されるのであれば、大いにお得なのであります。

本体をひっくり返し、裏面のネジ5本をプラスドライバーで抜くと、上側のカバーがカポッと外れます。

カートリッジを固定している2本のネジを外し、裏面からL字型の排出ノズルを引き抜いてカートリッジを摘出。

写真左のカートリッジが劣化品。ヴーヴー五月蝿かったクセに、両方並べたままトイレに行って帰ってきたら、どっちが新品か分からなくなりそうなくらい、キレイな外観をしとりました。トイレは我慢して、さっさと交換してしまいましょう。

交換後の姿。さっそく電源を入れてみたら、明らかに静か。
これは良い買い物をしたとほくそ笑みながら、バラした部品を逆の手順で組み付けたら、作業完了!

そして、本来あるべき場所に戻してチューブを繋いでみれば、当社比-75%くらいの静粛化。

写真の通り、エアポンプはエーハイムの外部フィルターと共に、壁面近くに設置した木製水槽台に収納しています。よって、ポンプの状態によっては、その振動と音で水槽台が箱鳴りしやすく、さらに壁面で音が反射しまくるという、見事なくらいに悪条件の重なり具合なのですね。

でもねぇ。いまのレイアウトだとココしか水槽と水槽備品の置き場所がないんだよなあ。
そんな訳で、ノイズの発生源でコントロールしてくしかないじゃん、なのでした。

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