明けましてイソギンチャクでございます。

昨年というか昨日、事務所水槽に投入したサンゴイソギンチャク。ストレーナーに吸い込まれたり、ヒーターで煮られたりしていないか不安だったので、元旦から詣でてきました。

そして生存を確認。ミスジリュウキュウスズメダイがたむろしている模造植物に近いのが気になるけれど、鑑賞上なかなかに良いポジションに(今は?)落ち着いております。

早くも新しい環境にも慣れたかのかな。位置取りだけではなく、触手の状態からして気分的にも(?)落ち着いている様に見受けられました。

底の方に陣取っているから、スカンクシュリンプあたりが食われたりしないか心配ではあるのですが、当人はヒトの気も知らずにイソギンの周囲を呑気に徘徊。ほかの連中はそこまで近づかない。カクレクマノミも近づかない。ま、カクレがイソギンに入るまでには日数がかかったり、そもそも相性問題もあるようなので、しばらく様子見ですね。

反対から見たところ。

魚の隠れ家としてクサビライシの骨格をてっぺんにしたヤグラを組んでいて、その天井裏に定着しています。いわばシャチホコのポーズ。

関節痛を知らぬヤツは幸せだわい。

トーチカのペンキ塗り

事務所の水槽は人工海水からスタートして、その後は天然海水で1/4〜1/2くらいの量を定期交換しています。

写真は水槽立ち上げから8日目のもの。漂白剤でキッチリ殺菌したエビさんトーチカは、まだまだ白い外観を保っています。

37日目。巻貝を投入しても珪藻の茶色い幕が取りきれなかったので、水を半分くらい準備して水槽内を清掃しました。同じタイミングで細かいサンゴ砂を追加。

この頃になると紫色の石灰藻がポツポツと出現。ブリーチに耐えるとは、つくづく強いヤツらだ。

61日目。珪藻はほとんど気にならなくなりました。調べた範囲では、珪藻の成長は水道水中のケイ素の量に関係しているとのこと。積極的に天然海水を継ぎ足しているから、ケイ素の減りも早いのかもしれませんね。

エビさんトーチカの石灰藻は、さらに面積を広げつつあります。いずれ紫色に染まるのでしょう。このトーチカを中心に、ガラス面にも浸食しつつあるので、たまにゴシゴシしています。まぁ、珪藻と違って見た目に汚くもない色だから、あまり気にしてはいませんけどね。

さて、藻類も良いのだけれど、環境の保全を考慮すると、ちゃんとした生産者が欲しいところ。ということで、ただいまリュウキュウアマモの導入を前向き検討中です。イソギンチャクを飼う前の、光量チェックという意味合いもありますが、ね。

人気者

オフィス海の住人のひとり、シマキンチャクフグくん。

横から見るとお間抜けで、正面から見ると冗談みたいな姿と動きが事務所を訪れるに方にウケております。

つーか、この写真だと古き善きオバケみたいな・・・。

一方、魚たちに人気なのが、スカンクシュリンプくん。

もともと大きかったのが、2度の脱皮を経て身体も態度もお代官様。が、ついこないだ、最後の脱皮が巧く行かなくなったようで、ムチのような長い触覚の1本が真ん中へんで折れていました。それからというもの、フグを除く魚たちに触覚をついばまれるようになり、往事の1/4くらいまで刈り込まれる始末。態度もコソコソと町人化してしまいました。

ヨシノボリに食われたヌマエビのお値段は牛丼クラスですが、
特売とはいえスカンク・シュリンプはステーキクラス。

あんまり気軽に食べてほしくないなぁ。

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