自戒と暴挙

今を去ること文化の日、第1水槽のバックスクリーンを第2水槽で良さげに思えたコトブキ工芸の透過ブルーの物に張り替えました。デバスズメの色が映えてキレイなんだけど、今度はルリヤッコが背景に溶け込み気味(思えば当然)。

そんなわけで、今日はサカナ屋2軒をハシゴして赤/橙色系の魚を探してみました。1軒目にいたのは橙色の範囲の広いアカハラヤッコ。しかも安い。なんだけど、あまりに姿形がルリヤッコそっくりで、同族嫌悪の戦いに発展しそうな気配がしたので却下。2軒目で大きめのカクレクマノミに心揺さぶられたものの、これ以上スズメが増えるのも騒々しいよなぁ、とこれまた却下。

こりゃ、いずれフレーム・エンゼルあたり、かなー。

一方こちらは、やはり文化の日のミズタマハゼ。火曜・水曜と続けて日中の間、隠れ家から顔を出さなくなっていたのです。水曜夜になって現れた姿を見たら、痩せている上に左のエラから頭部にかけて隈取りのように血管が浮き出ているではないか。秘孔を突かれたのでなければ病気の可能性が高いので隔離しようと思ったものの、今の状態で興奮させるのは好ましくない様にも思え、ひとまず隔離水槽を準備するに留めました。そして木曜日、明るいうちに隠れ家ごと網ですくって隔離水槽へ。

血管の様子は前日のまま。死相が出ている。これは明日まで持たないなと思っていたら、案の定、金曜の朝には★。導入からちょうど1ヶ月目でありました・・・。救えるか否かは別としても、やっぱり日常と違う雰囲気を感じたら即対応しなきゃ、ダメですね。火曜の時点で確認すべきだったなー、と、自戒。

そして今日。気分的に即対応してしまったのが、立ち上げて僅か1週間の第二水槽へのイソギンチャクの導入。水槽の容量に対してオーバースペックな濾過装置をつけているから大丈夫だろー、という思い込みが拠り所。

サカナ屋2軒で手頃なイソギンを探してたら、割安な(こればっか!)タマイタダキイソギンチャクがいたのでお買い求め。サカナ屋の水槽の水が余りキレイでなさそうに思えたので、ミズタマなき隔離水槽(換水済)でいったん水浴させてから、第2水槽へ。

外部フィルターの出水による、60cmスリム水槽の短辺方向の流れが案外強いようで、しばらくはクラゲの様にプカプカしてましたが、そのうち当初から見込んでいた土地に定着。狭い水槽だから、あんまりウロチョロされたくないのだけれど、こればっかりはイソギン次第だものなぁ。一方、クマノミたちは、ウサン臭げ気にイソギンを遠くから見つめるのみ。入居まで時間がかかりそうな気配です。

ついでに買って来た、底面クリーナーのマガキガイと、ガラス面クリーナーのシッタカも放流。ここ数日、珪藻が茂り始めていたので。・・・って、そんな初期段階の水槽でホントにコイツら暮らして行けるのか、おい。

ひとまず明日、天然海水で1/3くらい水換えしてやろう。うん。

元祖。

土曜日に立ち上げた第二水槽。

前回の投稿で書き忘れてましたが、ヒーターによる生体のヤケド防止のため、第一水槽に設置した底面フィルターの残りで防壁を作りました。

ちょっと強度が頼りないし、長さも若干足りないのですが、ま、ないよりはマシでしょう。

立ち上げ翌日の日曜日。「本日まで生体20%オフ!」のポップに釣られてクマノミくん2匹を購入。

少し高目のパイロット・フィッシュ!ってところでしょうか。隔離していた暴君ミスジリュウキュウスズメダイをパイロットにしようかという頭もあったのですが、ただでさえジャイアンなのに、先住者になって手に負えなくなった姿が目に浮かんだので、その案、忘却。

水槽に放した時点では、「わたし、ちょっと気分が悪いの・・・」てな感じで余り動かずにへろ〜へろ〜としておりましたが、翌日ウッドストーンによるエアー補給を開始してからは、なかなかに元気。あまり争いもしないし、人工飼料にも慣れてたし、イイ感じです。巷で人気のカクレクマノミよりは泳ぎが達者なので、いずれジャイアンを放流しても、なんとかなりそうな気配。

ちなみに、私の海好きは、元を辿れば子供のときに見た、なべおさみの「生き物ばんざい!」という番組(と、「わんぱくフリッパー」)に行き着いて、そのとき心に刺さったのがイソギンチャクに戯れるクマノミの姿なのです。なので、カクレよりは元祖クマノミの方に親しみあり。それに、ネットで調べた範囲では、イソギンの嗜好の幅も広そうな感じでしたしね。第一水槽でカクレを飼っていた(過去形・・・)のは、たまたま元祖が売られてなかったから、という理由も大きかったのです。

え? スカンクシュリンプもいる??
そりゃ、20%オフですから。ふ。

オフィス海の環境調査

どうにも藍藻の領土拡大に歯止めがかからない事務所の60cm水槽。そこで思い出した様に水質を確認することにしました。使用したのは、テトラの「TEST 5in1 Marine」。

サンゴ砂を入れている所為か、Caがやや高目ではありますが、その他は良好。いい感じの水でありました。

1ヶ月半前に水槽をリセットして、新しい魚達を迎え入れてからは、天然海水20Lをほぼ毎週交換していたから、そんなに悪いはずはないと思ってはいたのですが、ひとまず、ほ。

となると、藍藻どもの繁栄は、単に豊栄養だから、とも言い切れないですね。もう少し、生物の構成に多様性を持たせた方が良いのかな、という気になってまいりました。

といった頭とは別に、底砂の撹拌要員としてミズタマハゼを、さらにガラス面のクリーナーとしてシッタカ2個体を導入しました。

このミズタマ、いささか痩せ気味で不安があるのだけれど(だったら買うなって?)、ハゼのもつシブトイ生命力に期待。

サカナは、あと1匹くらいで打ち止めかなー。暴徒と化したミスジリュウキュウスズメダイどもを牛耳れる、カラフルなヤツが居れば良いなぁ。

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