アバター:ウェイ・オブ・ウォーター

公開直後、せっかくだから IMAX で観てみようかな、なんて思っていたくせに、けっきょく終映間際になってから、フツーの 3D 字幕版で「アバター:WoW」を見てきました。

したらね。ストーリーがあるようでないような。それに、家族の絆やら異文化交流やらのドラマが、随分とまた画一的な。キャメロン作品って、だいたいが冗長に過ぎるきらいがあるように思うのだけれど、本作は特にソレが強いような。

だがしかしけれども。海の映像はすんごく良かった。
これだけでも大スクリーンで観た甲斐はありました。

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者

先々週の「トップガン マーヴェリック」に引き続き、これまた滑り込みセーフ気味に先週末「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」を観てきました。

なーんか、恐竜たちが背景事情に追いやられていて、人間アクション多めのファミリー映画でしたよ、と。つまらなくはなかったのだけれど、サスペンス調だった前作「炎の王国」とプレ予告(屋外シアターが襲われるヤツ)からして、「恐竜と人間社会の狭間で起こるヒリヒリするようなスリル」が感じられるような映画だったらいいなと期待していたところがあったので、いささか肩透かし。

もっとも、本来、心のキレイなコドモたちが目をキラキラさせて楽しめれば良い映画であって、いい歳したオトナがグダグダ語るのはヤボってものかもしれません。それにつけても最近の映画は尺が長くて、いい歳したオトナはトイレに困りますな。

トップガン マーヴェリック

久々に、劇場で映画を観てまいりました。なんやかやで「シン・エヴァンゲリオン劇場版」以来、なのかな。コロナ禍のおかげで日常生活のパターンが大いに崩れているのだけれど、映画鑑賞もまた、その直撃を受けております。

観てきたのは、タイトル通り「トップガン マーヴェリック」。これこそ大スクリーンで見なきゃダメなヤツだろうと思いつつも出かけるタイミングを逸してきた挙句、ボチボチ終映になりそうな頃合いに滑り込んだ次第。

感想といたしましては、空撮万歳!でしたよ、十分に楽しめましたよ、と。前作よりも映画的な虚構が大盛りになって別ベクトルの作品にはなっていたけれど、その反面、前作では薄っぺらかった人物描写に歳を経た分だけの重みが加わって、結果としてアクションとドラマのバランスが良くなったのかな、という気がいたします。

ここ数年、往年のヒット作の続編ばやりでしたけど、その中でも上位クラスの満足度。個人的には「ビルとテッドの時空旅行」「ゴースト・バスターズ アフターライフ」あたりとタメ、なのかな。いささか異種格闘技戦的な評価ではありますけれども。

なお、本作を観に行く前に前作を見返しておりました。前作からの引継ぎ事項が多いので、十分に堪能するにはおさらい必須でしょう。しかしながら、十代当時に見た青春(的な要素を含む)映画って、おっさんになってから観ると、より一層、青臭さが鼻について「もうそこらへんで堪忍して…」くらい気恥ずかしさでツライものがありますな(同時代の「セント・エルモス・ファイアー」なんかもう、身悶えしちゃいますもの)。リアルタイム世代は、そこらへん、要注意。

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