HONDA MD90:フロントタイヤ周りの整備 #1

前回リア周りを整備し、今度はフロントだなーと思ってから早一年…。秋から全く動かさないまま春を迎えてしまいました。我ながらナンダカナ。先週末、干上がっていたバッテリー(ぼちぼち寿命)を充電し、足が吊りそうになるまでキックしながら、無事エンジンに火が入ることを確認。とりあえず、ほ。

一方、サビの浸食は悪化の一途。ともあれ、今日はサビを全体的に軽く落とし、車体を洗って小ぎれいにして、オイルアップしてから各部の動作チェック。フロントブレーキの感触が鈍かったので、さっそく分解することに。

なんだけど、前輪とスピードケーブルの止めネジが完全に固着してしまっていて、ドライバーはおろかインパクトドライバーでも外れず。しかたないのでケーブルはメーター側を外すことにしました。んでもってようやく前輪を外したところで、今度はその衝撃でセンタースタンドで固定していた車体が前倒しに…。独りでは置き上がらせることができず、近所に住んでいる知人に電話でヘルプ。二人掛かりで車体を起こして、リアに重しとしてネイキッドのスペアタイアを載せて姿勢を維持することになりました。やれやれ。

外した前輪を部屋に持ち込み、まずはブレーキ周りをばらして、主立ったパーツのサビ落としとピカール磨き。動きに直接係らない範囲は錆び止め塗料の銀色を塗りたくってやりました。

ホイールはサビ落とし用スポンジでリムを磨き、サンドペーパーでスポークの浮きサビを落とし、サビチェンジャーを塗りたくり。本当はスポークにも錆び止め塗料を塗るつもりでいたのですが、日が暮れてきたので割愛。

ドラムブレーキの動きが悪いときって、大抵カムシャフトのサビや汚れが原因なんですけれど、今回はそんなこともなく。一方で、ブレーキアームと中のコマが完全に固着していたので、コイツが怪しいとばかりにハンマーでブチ抜いて磨き上げました(ブレーキケーブルも怪しいけどね)。

で、グリースアップして前輪を車体に組み付けたところで日没タイムオーバー。ここ半年くらい、駐車場に数匹の猫がたむろしていてカブの上でもよく寝ているものだから、前輪のない不安定な状態で放置するのが怖かったんですね。なので、ホイールシャフトは仮留め、ブレーキケーブルは未調整、スピードケーブルはブランブラン。

間違っても、そのまま運転するなよ、数日後の俺

HONDA MD90:2度目のエンジン・オイル交換

台風8号から2週間経った先週末、塩まじりの強風でベタベタしていた郵政カブを洗車しました。洗いながら約2ヶ月ぶりに観察していたら、春に塗装したアチコチからサビが…。下地処理にはそれなりに気を使っていたものの、結局のところ上っ面な処理しかしていませんでしたから、まぁ、ソンナモンなのでしょう。

そんな折、ふと気づいたのが、ずいぶん長いことオイル交換していないなぁ、という事実。過去記事を見かえしてみると、前回の交換は2年2ヶ月前のことでありました。

と、いうことで、本日オイル交換。使用したオイルは前回の残り、バイクに使っちゃダメよ印の「カストロール GTX 10W-30 SL/CF」。3L缶に入れたまま暗所保管していたとはいえ、ビー玉で缶内の空気を抜くといった対策をとっていたわけでもなく、恐らくは盛大に酸化していること間違いなしの一品でもあります。まぁ、カブだし、交換しないよりはマシ、くらいな感じで。

さてはて、2年2ヶ月ぶりのオイル交換とはいえ、その間の走行距離は700km。さすがにそんなには汚れてはいないだろうーという思惑は外れ、見事な汚濁っぷり。考えてみりゃ、前回の交換時に、もう1回くらいフラッシングしようかなーなどと思っていたくらいなので、ある意味当然だったのかもしれません。

走らせてみると、少々シブくなっていたギアの入りが改善。さりながら、そんなことよりも、長らく整理棚の奥に陣取っていたオイル缶を捨てられることの方に、オイル交換の意義を見出していたりするワタクシがおりましたとさ。

HONDA MD90:春の大掃除#8 リアブレーキとリアホイールの整備

5月24日。約1ヶ月に及んだ整備が終わった〜と思いきゃ終わってなかった日から、1ヶ月経過。仕事も一段落し、陽気も良かったので、郵政カブの整備を再開いたしました。課題はリアブレーキからのカツっという異音発生です。

問題は、整備開始の段から外れなかったブレーキロッドの蝶ネジ。これをドウニカしないとドウニモならないので、錆び落とし剤とピカールと真鍮ブラシを組合わせながら、蝶ネジの可動範囲を徐々に広げていきました。そして、蝶ネジが外れたー、ドラムブレーキが外れたー、クララが…(以下自粛)。

後輪ごとブレーキを部屋に持ち込んでカムシャフトを動かしながら現象を確認してみると、カツっという音はブレーキ内部ではなく、パッドがロックした衝撃で外側のカバーがホイールにぶつかって生じているっぽい。なんだ、じゃあ、後輪の締め付け具合の問題っぽいやん。とはいえ、どうせ外したので、もろもろキレイにしてやることにしました。

では、カムシャフトを抜きましょう。

が、てんで抜けやしない。
しかたないから、ハンマーでカンカンカン。

シャフトも穴の表面も、サビがきてました。とはいえ、シブくても回ってはいたので、耐水ペーパーではなくピカールでシコシコ研磨。そしてグリースアップ。

パッド周りも分解し、各部品をブレーキクリーナーで洗浄し、スプリングにグリースを塗って再組み立て。

ホイールもサビサビだったので、#320の耐水ペーパーでザザっと浮きサビを落としてからサビチェンジャーをヌリヌリ。記録として左の写真を撮ったところで終わりにしようかなーと考えていたものの、好奇心から試しにウソくさい色した耐サビ塗料のシルバーをスポークにちょっぴり塗ってみたら、ちょっぴりどころか全て塗りつぶさないと見た目におかしくなってしまったので、面倒くせーと思いつつヌリヌリヌリ…。

そして後輪を車体に戻して、様子を伺いながらナットを締め付けてみると、緩くてもカツっ締め過ぎてもカツっ。なんだそのビミョーなバランス。ということで、ビミョーな締め付け具合なところで割ピンつけて、今度こそ本当に作業完了〜♪です。

まだ大した距離は走ってませんが、整備した効果はバツグン!ではないにせよイイ感じ。まだチェーンの張りが強いせいか、最高速度がちょっと落ちたような気がしますが、それでもイイ感じ(ということにしておこう)。

さて、これでリア&駆動周りは終わったから、今度はフロント周りだな。うん、そのうちだな。そんな気分になったらだな

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