男やもめだってのに。

昨秋から1ペアとなった我が家のヨシノボリ水槽。白子さん(♂)と二人きりになっても相変わらず常世の春を謳歌していた暴君ジャイコ(♀)も、年末にはクーデターで失脚。亭主関白で上手く収まるかとチョビっと期待したものの、1週間もしないうちに白子さんに追い立てられてジャイコが他界してしまいました。

その後、白子さんと♂のヤマトヌマエビという男所帯が続いていたわけですが、そろそろヨシノボリも繁殖シーズン。ぼちぼち雌を追加しておかなくては。そんな折、都合良く大学時代の同級生から研究室で飼っていた♀2匹をもらいうけることに。1対2なんてウラヤマシーヤツめと思いながら新参モノたちを水槽に投入しました。

はじめのうち、巣穴に潜り込んで出てこなかった白子さん。思いのほかシャイなヤツだったかと思いきや、ルチャの散歩から帰ってみればオンナたちのシリを追っかけてる真っ最中。それも色気ある追っかけ方ではなくって、単に追っ払っているだけ。

ご婦人方は、もっと丁重に扱えっての。

デス・ロック

ペパーミント・シュリンプに託したセイタカイソギンチャク(俗にいうカーリー)退治の夢が一夜にして消えてしまったため、ライブロックを水槽から引き上げて2週間ほど乾燥させておりました。

その間、今度は藍藻カーペットが出現。

光量が2倍になると、いろいろ生じるなぁ・・・。

ということで、隔週で行っている水交換(だいたい水槽の半分くらい)のタイミングで、ソコラヘンの環境を一式復元!

ここ数日、光源から離れた水面近くに陣取って動かないサンゴソギンチャクは、触手の開きにもひとつ元気が感じられない状態。水交換中も離れようとせず、シワシワダラリ〜んっと垂れ下がっておりました。おかげで、水の補給作業が随分と気ぜわしいことに。幸い、新鮮な水に浸かって復調傾向。

その元気のないイソギンに、昨日あたりからカクレクマノミのランボーな方が入るようになりました。触手が小さく縮こまり、結果、細くなった触手が密集した状態がお気に入りっぽいです。クマノミのツキが良いというハタゴイソギンチャクも細かい触手が密ですから、そこらへんの類似なのかしらん。自分の身体より小さく縮んでいても、無理矢理入ろうとするときもあったりして、果たしてイソギンのストレスはいかほどのものか・・・。

胃潰瘍、起こさんでくれよ。

ある日の水槽

年末に導入されたサンゴイソギンチャク。相変わらずカクレクマノミは入るそぶりを見せませんが、その代わりに寄り添っているのがスカンクシュリンプくん。触手の上を平然と歩き回るわ、ちっこいハサミでイソギンの体表をツマみまくるわ。まぁ、ストレスを与えない範囲で協調関係にあれば良いのだけれど。

それにしても、このスカンクくんは、水槽内の生き物全般に対して悠然とした態度を取っているなぁ。サカナたちにも獲って食おうという素振りがないし。掃除屋としてタンクメイトに薦められるわけじゃわい。

・・・ペパーミント・シュリンプという例外もあったけれど。

今日は夕方から事務所を空けて、日が暮れてから戻ったのですが、電気をつけて目についたのが、模造岩のてっぺんで居眠りするイソキンチャクフグの姿。

背中側から茶色っぽく体色を変化させ、目を見開いたまま(当たり前か)すやすや〜っとしてました。数分後、目を覚ましたと思ったら、胸びれを興奮気味にパタパタさせてエサくれ〜アピール。

ほんと、ルチャみたいなヤツだ。

そんな感じに観察しているうちに気づいたのが、クサビライシの外骨格の頂上にニョロ〜っと生えた軟体動物みたいなモノ。

この骨格は2ヶ月くらい乾燥状態にあったものを2日前に水槽に入れたので、付着生物が生き残っていたとは到底考えられない。よっく見てみると、筋肉っぽい体節が数本ある。頭をもいだシラスのようにも見える。乾燥赤虫はエサとして与えてるけど、さすがにシラスはなぁ。なにかなぁ。気持ち悪いなぁ・・・。

動きがあり次第、お知らせします。

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