Mac mini (2018):Mojave へのダウングレード

Mac mini (2024) 稼働開始から取り立てて問題なく1ヶ月が経過したので、保険で環境を残しておいた旧作業マシンである Mac mini (2018) の再セットアップを行うことにしました。この Mac mini (2018) は、エラー状況からして起動ディスクを初期化する必要がありそうだったので、ならばいっそ問題を起こした Monterey (12) 以降ではなく、32bit アプリが実行できる Mojave (10.14, このモデルで遡れる最古の OS?) を入れることに決定。このダウングレードが、意外に面倒な作業となりました。

  • 前段でオンラインでの OS インストールが失敗続きで散々時間を無駄にしたため、USB メモリ使用のインストーラーを準備
  • Mac mini (2018) はインテルMac で Apple T2 セキュリティチップを搭載しているため、USB 経由でインストーラを実行させるために起動セキュリティユーティリティの設定変更が必要
  • Mojave と Monterey (Catalina 以降)では起動ディスクのボリューム構成に差異があり、OS のインストール領域が異なるため、直接的なダウングレードは不可
  • ディスクユーティリティの違いから、Mojave からは Monterey の起動ディスクを Mojave 用に初期化できない(らしい)

実際の作業では試行錯誤がありましたけど、ここではより合理的なルートを備忘録レベルで記しておきます。個々の作業の詳細は本家サイトにてご確認ください。

1.OS インストール用 USB メモリの準備

App Store から Mojave フルインストーラをダウンロード。ターミナル経由で USB メモリ(32GB)上に起動可能なインストーラを作成。

2.起動セキュリティユーティリティの設定変更

Mac 起動、起動音が鳴ったら「command + R」を押して「MacOS 復旧」を召喚。「起動セキュリティユーティリティ」を開き、「安全な起動」を「中程度」、「許可する起動メディア」で「外部メディアまたはリムーバルディスクからの起動を許可」。これで再起動。

3.起動ディスクの初期化

Mac 起動、起動音が鳴ったら「shift + option + command + R」を押して、インストール済みもしくはより新しい世代の OS のオンライン・インストーラを召喚*。「ディスクユーティリティ」で「すべてのデバイスを表示」し、起動ディスクの最上位階層(APPLE SSD うんちゃら)を APFS / GUID パーテーションマップで初期化。念のため First Aid でチェックして、再起動。

※Monterey (12) が始まるかと思いきや、前段で Ventura (13) を入れ損なったせいか Sonoma (14) が呼び出されました(作業時点の最新版は Sequoia (15))。ちなみに、Mojave (10.14) のインストーラでは Macintosh HD – Data や Update 領域は見えたものの、OS 入りの Machintosh HD は不可知。

4.USB メモリからの OS インストール

Mac 起動、起動音が鳴ったら「option」を押して、USB メモリ上の Mojave インストーラを起動ディスクとして選択。

インストーラが立ち上がるので、インストール先として前段「3」で初期化したディスクを指定。

あとはいつも通り。やがて懐かしい砂漠の風景が見えてきます。

5.起動セキュリティユーティリティの設定を戻す

一通り設定&確認して問題なさそうであれば、再起動。「2」で変更した起動セキュリティユーティリティの設定を「高度なセキュリティ」かつ「外部メディアまたはリムーバルディスクからの起動を許可しない」に戻し、再インストール作業完了。

ちなみに、Mojave は既にサポート対象外かと。基本的に、一時的に古いソフトを使うための環境として残しておくまで。万が一、作業マシンにトラブルが生じた時に代役として使う場合は、またアップデートしていくですな。
…Monterey は同じトラブルに陥りそうで避けたいけど。

機動戦士 Gundam GQuuuuuuX -Beginning-

たまたま早起きしたので、1日1回朝一上映の「機動戦士 Gundam GQuuuuuuX -Beginning-」を観てきました。

本家では白い悪魔の一撃であっけなく散った艦長代理さんが、ブライトさん張りの活躍を見せて嬉しくなってしまった私はファースト世代。前半を観終わったところで、なんか前に味わった感覚だなーと思ったら、昔セガサターンで「ギレンの野望」を遊んだ時の「if」展開の記憶でした。

宇宙世紀外のガンダム作品って、宇宙と地球の関係性やニュータイプの意訳・置換えに各々工夫を凝らしているわけだけれど、そのまま二次利用で来るとは(それが許されるとは)、面白い世の中になりましたこと。

私自身は、オリジナルに対する敬意を感じられる引用・転用に関しては、おおよそオッケー、料理の仕方次第。むしろ、前半と後半でまるで絵柄の異なるキャラクターをよく混ぜられたなと感心しているところ。

その後半は、よくわかんないけど、なんかわかった(笑)。
面白かったので、本編を楽しみに待つといたしましょう。

YAMAHA CD-S303

視聴覚コーナーの AV アンプに自作サブウーファーを追加してから2ヶ月。スピーカー自身やそれを聴く耳も馴染んできて、映画だけではなく音楽再生時の低音にも程良い重厚感が出てまいりました。この区画での音楽再生は CD オンリーで、古い DVD-R 録画機で回していたのですが、音の出口が良くなってくると、入口まで改善したくなってきても仕方のないこと。そう、仕方のないことなのです。

そんな流れで購入したのが、YAMAHA のエントリークラスの CD 再生機 CD-S303。USB メモリ再生機能は不要だし、それなら同価格帯で標準ヘッドフォン端子付きの ONKYO C-7030 がいいかなとも思ったのですが、サイズ(高さ)と初ヤマハ機への好奇心で決めました。

せっかくなので、DAC ヘッドフォンアンプ FX-AUDIO- DAC-X6J を持ち出して、新旧 CD 再生機の聴き比べ。CD-S303 は同軸、Pioneer DVR-RT700D は光でデジタル接続、CD は手近にあったブライアン・アダムス「So Happy It Hurts」。

改めて単体で聴いてみると、DVR-RT700D は思っていたより高音寄りでフラット、爽やかな感じ。対して CD-S303 は、低音から高音まで均等に抑揚の効いた、力強い感じ。ヤマハってスタジオ機材を作っているくらいだから、モニター出しのような偏りのないフラット&クールな音を予想していたのですけれど、押しの強い音が出てきて意外でした。

では、この音は嫌いか?と問われれば、これもまた善し、であります。だって、聴いててフツーに楽しい気持ちになれましたもの。

してからに、しかるべき場所に設置。AV アンプ Pioneer VSX-S510 とは幅が同寸、背が 2mm 高いだけなので、重ねたときのバランスが非常によろし。ただ、アルミパネルの CD-S303 に対し、VSX-S510 の前面パネルは銀色塗装のプラスチックで、隣接すると質感の違いが目立つのだけれど、ま、そのうち見慣れるでしょ。

加えて、CD 再生機の背が低くなったおかげで、ブルーレイ再生機 SONY BDP-S1500 の置き場所を、振動の多いセンタースピーカー(写真上部のオレンジ色2基)天面から、CD 再生機上に移せたこともヨカッタです。

ちなみに、AV アンプとは、アナログ RCA と同軸デジタルの2経路で接続しました。ハナから DA 変換は CD 再生機側に任せるつもりでいたのでアナログ接続だけで良かったんですけれど、デジタル線を繋いでいないと、AV アンプの LED 表示が「デジタルが繋がってないぜ点滅」し続けて、実に鬱陶しいのです。

さて。設置作業が落ち着いたところで、CD 再生。今度は、渡辺貞夫「My Dear Life -50th Anniversary Collection」を聴いてみる。やっぱり、従来機と比べて低音から音が明瞭で、サブウーファーの活躍の場が良い具合に広がりました。私的に大好きな「オレンジ・エキスプレス」なんかもう、リズム隊がチャカポコ元気で嬉しくなってしまいましたよ、と。

結論といたしましては。うん、いい選択をしたかな、です。

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