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といった次第で、いつもの中華アンプ(ELEGIANT)で Bluetooth 経由で音楽再生しながら試運転。
慣らし始めの時点から、アコギやピアノの高音部、それに女性ボーカルがとてもキレイ。また、パッシブ・ラジエーターがキチンと働いているようで、アタックの強いバスドラの低音も小口径なりに出ています。スネアなんかも突き抜け方がイイ感じ。
一方、低音でもベースあたりの響きが弱いのと、中音域全般が曖昧というか混沌としているのが残念。慣らしが進んでどう変わるかに期待です。
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と、言ってるそばから、ELEGIANT の AC アダプターを落して割ってしまいまして。損傷箇所は接着剤で修復したものの、通電するとケースの中からヴィ〜〜〜と音がする。白煙が立ち昇る前に、即廃棄。
試運転の続きは、DENON RCD-M41 の下で HDD 保存の音楽ライブラリ再生機の立場に甘んじていた ONKYO CR-N775 に繋いで行うことにしました。通常の音質調整(Treble/Bass)は中立位置、パッシブ・ラジエーターをしっかり動かしたかったので低音補強(P.M BASS)は ON に設定。
さて。5年半前に CR-N755 が壊れて CR-N775 に世代交代させた際、純正スピーカー(D-112EXT)から出てきた音が悪い意味でフラットで魅力のないものだったので、今回も慣らし用途以外のナニカに対する期待はなかったのです。ところがどっこい、耳あたりの良い、伸びやかな音が出てきて驚いちゃいました。全域元気印の ELEGIANT で鳴らした時と基本的な傾向は変わらず、ベース界隈の音が控え目である欠点は残るものの、中音域の混沌がスッキリ解消されているのです。
アンプとスピーカーの相性問題なんて昔からある話だけれど、期待外れで故障後に2軍落ちさせたレシーバーと、適当に自作した小型スピーカーの組み合わせで、より良い結果が出てくるとは思いもしませんでした。
このままスピーカーの試運転は続けるとして、この先どうしようかな。当初の予定通り AV アンプのサテライトとして使うより、CR-N775 の復権に役立てた方がハッピーな気がするな。ま、吸音材をどうするかという話もありますし、あとでまとめて考えましょ。