ゴジラ -1.0

キングシーサー、ではない。

そういえば。しばらく前に「ゴジラ -1.0」を観ていたのでした。

山崎作品ではいつものこととはいえ、ステレオタイプな登場人物が、ありがちなセリフを条件反射的に言い合うばかりのドラマパートではもやもや。相対的に、セリフ少なめの女性陣は良かったかな。

そしてまた山崎作品ではいつものことで、監督が影響を受けた映画の設定やらシークエンスやらが、オマージュでもパロディでもなく、そのまんま引用されているのを目にするたびに、興を削がれておりました。

なんだけど。それはそれとして、ゴジラの見せ方はバツグンに良かったです。最初の水雷戦と初上陸パートだけで、その他すべてのアラが許される感じ。

総じて朝ドラにゴジラが出てきたような映画だったから、エンドロール後にでも、廃墟と化したGHQ本部から這い出てきた萬平さんが「よくやった、福子!」と叫んでくれてたなら、笑顔で劇場を後にできたのになと思いましたとさ。

・萬平:朝ドラ「まんぷく」の主人公。発明家/起業家。戦後GHQに逮捕され、物語を遅滞させる。「よくやった、福子!」「すごいぞ、福子!」が口癖。別の世界線では、巨災対副本部長。
・福子:朝ドラ「まんぷく」の主人公。萬平さんLOVE。本作では、口は悪いが面倒見の良いオバチャンに転生。

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