ミラー・アームのサビ処理が終わり、続いてフレーム周りのサビ退治を行うことにしました。
フロントとサイドのカウルを外し、部分的に洗浄しつつ状態を確認。って、基本、だいたいサビてたんですけどね(笑)。真鍮ブラシや耐水ペーパー(#600)で浮きサビを払い、シリコンオフを吹いて汚れを拭う。
してからに、黒サビへの転換を期待して50%程度に薄めたサビキラー Pro(シルバー)で手の届く範囲のサビというサビを塗り潰す。乾燥後、ほんの少し希釈したもので塗り重ね。そして一晩乾燥。
部屋に戻り、カウル固定用のネジ類のサビ除去に当たる。まずは、インジェクション車だけに無用の長物となってしまったキャブクリーナーの在庫消化を兼ねて、漬け込み洗浄。のち、サビキラー Proを筆塗りし、乾燥後にネジ頭だけサビキラーカラー 艶消し黒で上塗り。
翌日、車両に戻ってサビキラーカラー艶消し黒を筆塗り。ただし、どうせ靴底で塗装が削られていくキックペダルとカウルに隠れて目に触れない範囲は(無精して)シルバーのまま。
最近までサビキラーがカラー展開していたことを知らず、今回初めて艶消し黒を使ってみたのですけど、明るいところで見ると真っ黒というよりチャコールグレーな感じですね。ダイハツ・ネイキッドのエンジンルームの塗装に利用した油性塗料を使わなかったのは、どうしてもバイク相手だとチマチマとした作業になるので、そこでさらに塗料の揮発に気を取られたくなかったから。水性塗料の耐久性がどうなのかは、これから検分、と。
塗料の乾燥を待つ間、未塗装プラにダッシュボード用の艶出し剤を塗り込み、ゴム製品にはラバープロテクタントを塗り込み、配線カプラに接点復活剤を噴霧し、やや死んだ魚の目の様になりつつあったヘッドライト・レンズをピカールで軽く研磨。塗料がおおよそ乾燥したら、カウルを車体に取り付けワックスがけ。してからに、摺動部をオイルアップして、一連の作業、完了。
車両からサビ色が失せ、ほぼ灰色していた未塗装プラ部が黒っぽく変わったおかげで、随分キリリと引き締まって見えましたよ、と。
で、あとは足回りの世話が残っている感じです。