時を少し遡った、春先の話。泥やら犬の毛やらで汚れてきたネイキッド車内を清掃してくれようと思い立ち、運転席のゴム製トレイマットを持ち上げてみれば、運転席下から右後部座席足下にかけて、ゴム製フロアに結構な量の水たまり。以前から、運転席のドアバイザーの内側から雨水がしたたるようになってはいたものの、それにしては量が多い。となると、1ヶ月ほど前の機械洗車のときに半ドアだったのかもしれないなーと考えつつ、後始末いたしました。
それから時が流れ、5月末。馴染みのスタンドでタイヤ交換した際に、洗車もしてもらっていたのですが、スタッフから「すみません、半ドアだったみたいで車内が濡れてしまいました」との謝罪。「いっスよー」と笑って済ませたものの、帰宅後にフロアを確認してみたら、水の溜まり具合が春先と全く同じ。となると、浸水は洗車のタイミングにあったことは間違いなさそう。
なんだけど、二回続けて半ドアが原因で浸水するか?という疑問が浮かんで、ドアのウェザーストリップを確認してみたら、右後部ドア上辺前方が広くサビっサビ。ウェザーストリップとドアとの間に、サビた金属片が大量に堆積しているじゃあ、ないですか。
そういえば、このドアを締めるときにギチャッ!なんて甲高い音がしたときがあったんですよね。完全に閉め切っていなかった窓ガラスが鳴ったのかな?と考えていたんですけれど、きっと、サビた金属構造が粉砕する音だったのでしょう。
サビ片を除去してから状態確認。ウェザーストリップを固定するための内外のレール状の突起構造が破断され、サビ平原が広がっておりました。この突起は防波堤の役割も担っているでしょうから、ゴムが歪んだ状態で、横から洗車機の高水圧を受けた日にゃ、そりゃ車内に水がまき散らされるのも道理ってもんです。
しっかし、これ、解決策が複雑な、どうしたって対処に時間がかかる案件。しかも、梅雨。
フツーに雨に降られる分には問題なさそうなので、暫定処置として、サビた範囲をサンドペーパーでザザッと均し、赤サビ置換剤を塗っておきました。
そして1ヶ月。梅雨は明けたけど、また、雨の日が続く、だと? ともあれ、ウェザーストリップの新調も問題解決の一端になりそうだし、準備だけでも先に進めておくべと、昨日ディーラーに部品発注に行ったのです。したら、部品は生産中止かつ在庫なし。
2004年でネイキッドの車両販売は終わっているんだもの、それから15年も経ちゃ無理からぬ話。とは、いうものの。うーん、どうしようかなぁ。今回の浸水はドウニカして対処できたとしても、部品交換が必要になるトラブル対応が今後難しくなるよなぁ。来月、車検だよなぁ。今秋、増税だよなぁ。最近、クルマ使ってないしなぁ。エンジンと足回りは、まだまだ元気なんだよなぁ。ちょっと、モヤモヤしてます。