昭和の日に引き続き、平成一桁の郵政カブの整備の話。前回、日没サスペンデッドで仮組で終わらせていた前輪周りの調整作業再開でございます。
まずはヘッドランプの奥、配線がややこしいことになってる箇所へのメーターケーブル取付から着手。ケーブルは難なく付いたのだけれど、ヘッドランプのメッキフレーム下部がサビでガサガサ。なんかもう芯から朽ち始めている気配なのだけれど、軽くワイヤブラシでこすってサビチェンジャーを塗り、さらに耐サビ塗料のシルバーを塗りたくってやりました。とりあえず、作業時に指先でサビがジャリジャリしなくなれば、それで良いのです。「走れば良い」バイクなので。
フロントブレーキのレバーを引いた時の渋さは、どこかに主原因があるわけではなく、いろんな場所に散らばっている原因の相乗効果なんじゃないかという気配。そこでブレーキレバーとブレーキワイヤーを車体から取り外して、個々に整備することにしました。ワイヤーは内部にWD40を軽く注入してから、手で線をキコキコさせて馴染ませました。レバー周りは古い油を落としてコンパウンド磨き。そしてできるだけワイヤーに抵抗がかからない経路で再装着してみれば、まぁ、許せる範囲まで改善しておりましたとさ。
前回、作業前のたしなみとして軽く洗車してはいたものの、改めてワックス入りシャンプーで洗車。そして注油。
で、キレイになりました。
引きの写真だと(笑)。
かくして、終わったーと思っていたら、ヘッドランプが仮止めのままでした。光軸合わせと増す締めを済ませ、終わったーと思ったら、前輪車軸のナットに割ピンをつけるのを忘れてました。で、今度こそ、終わったー。
まぁなんというか、見た目はボロだけど整備の手を入れてあるな風に見えるレベルまでには復旧したかな、と(笑)。走らせてみれば、これといって何の問題もなく、トトトーと軽快に動きましたよ、と。90ccのくせに平地で60kmまでしか出ませんけれど!