年明け早々、発作的に塗装したネイキッドのインパネ。なーんか物足りなさを感じていたのが、メーターやエアコン吹出口といった穴空き部の周辺でした。もし、インパネにソフトパッドが張られていたとしたら、縫い目なり留め具なりがあって然るべき部分です。
ネットで調べながら対処法を検討したところ、針金を使ったリングを嵌めるのがお手軽そう。そこで、DIY屋でブロンズ調のアルミ針金、保険で直径1.6mmと2.0mmの2タイプを購入しました。
2種類の針金のどちらを使うか、まずは仮当てして観察。存在感としては2.0mmが適当かなと感じたものの、1.6mmの方が明らかに曲げやすい。装飾をことさら目立たせる気もなかったので、作業性を優先して1.6mmに決定!
ちなみに加飾を目立たせたい場合、3.0mmあたりまでの素材が候補になりそうな気配です。
手順はシンプル(てか原始的)。取り外したインパネに針金を仮当てして適当な長さにニッパで切断。そして現物合わせで長さと曲率を調整、切断面をヤスリで研磨、です。私の場合、どうも短くしすぎる傾向にあるようで、メーター部で1本、エアコン吹出部で3本、作り直すことになりました。
インパネへの針金の固定には、ポリプロピレン(PP)対応の瞬間接着剤を使用。面ではなく、8ヵ所の点で接着しました。はみ出した部分が乾燥後に白くなったため、ツメと耐水ペーパーで研磨してゴマカシ。
そしてできあがった、エアコン吹出口。
当初、吹出口そのものもピアノ・ブラック調か鈍い金属調に塗ってやろうかなぁ、という頭もあったのですが、リングをつけてみたら現状ままのフラット感が適当そうに思えてきました。ただし、私のイメージを具現化しようとすると筆塗りするしかなく、それを4個もやるの面倒だしぃ、という意気地のなさが潜んでいたことを付け加えておきます。
メーター部。ブロンズ調で光沢が鈍いこともあって、引いた写真では分からないくらい地味な装飾です。メーター周りは2.0mmでも良かったかなーと思いつつも、どうしても汚くなりがちな切断面まで目立たないので、これはこれでいっか、と。
総じて、インパネの塗装部と非塗装部の連続性をリングが断ち切ってくれたおかげで、思惑通りプラ部品のウソっぽさが薄まりましたからね。現状で十分でございます。
まして、オーナー以外に気がつく者もいないであろう、自己満足な世界でしょうし(笑)。